窓の鍵が壊れた!防犯面が心配!対処方法をご紹介

リビングの窓は寝室や和室などの窓と違い、使用頻度が高いですよね。

窓の開閉の回数が多いと、それにともない鍵の使用頻度もあがり、鍵が壊れてしまうケースも考えられます。

また、築年数がたっているアパートに引っ越した時も同様のことが言えます。

窓についている鍵が突然壊れてしまった時、まずは防犯面が心配ですよね。

ここでは窓の鍵が壊れた時の対処法や、賃貸アパートの鍵の費用負担のお話などをしていきます。

窓のクレセント鍵の特性とは?

窓の鍵は防犯に欠かせないものです。

古くなってくると動きが鈍くなったり、勝手に動いて開閉を行ってしまいます。

窓の鍵が壊れた時、業者に頼むと一体どのくらいの料金がかかるのでしょうか。

また、自分で鍵を取り付けるときはどんな注意点があるのでしょうか。

順を追ってお話していきます。

まず、一般家庭で窓によく使用されている鍵は「クレセント鍵」というタイプです。

クレセントとは「三日月」という意味なので、見た目からしてぴったりな名前の鍵ですね。

クレセント鍵は長年使用していると締りが悪くなり、窓と咬み合せづらくなります。

悪化すると、閉めたはずの鍵が勝手に開いていたりするので注意が必要です。

窓の鍵をかけようとして、1回でうまく閉まらなかった、という経験はありませんか??

鍵は中のバネが破損して突然壊れるケースもありますが、基本的にはじわじわと咬み合わせが悪くなり、ぐらぐらして閉まらなくなった結果、壊れてしまうのです。

窓の鍵が壊れた!「業者に依頼する」

窓の鍵が壊れた時、そのままの状態にしておくと防犯面が心配です。

そのため、ただちに直さなくてはなりません。

鍵を自分で取り換えることもできますが、難しそうだと感じたり、近所の店に同じ鍵が売っていないことも考えられます。

そんな時は鍵の専門業者に依頼することをおすすめします。

専門業者に依頼するメリットとして、

・プロに任せられるので安心

・廃盤になっている鍵でも交換が可能

という点があげられます。

また、業者に依頼すると気なるのは費用ですが、目安はどのくらいなのでしょうか。

・鍵の交換 21,000~31,500円(交換部品代は別)

・鍵の不調、修理 8,400円~

・鍵が折れてしまった場合 8,400円

上記の金額はあくまでも目安になります。

専門業者に実際の鍵の状態を見てもらい、鍵だけの付け替えで済むのか、窓に新しく鍵を取り付けるのかにより、金額は変わるでしょう。

少し高い価格設定ですが、プロに任せれば安心なので、心配な人は依頼してみてはいかがでしょうか。

窓の鍵が壊れた!「自分で取りかえる」

窓の鍵が壊れた時、ドライバーが1本あれば自分で鍵の交換をすることが可能です。

費用を抑えたい人は、専門業者に依頼する前に、まず自分でチャレンジしてみましょう。

ただ、壊れた鍵により窓が変形していたり、ひび割れていたりすると自分では手におえないため、業者に依頼しましょう。

【鍵の交換方法】

①鍵のタイプ、メーカーを調べます。

交換する鍵は同じタイプのものが望ましいですが、廃盤になっていることも考えられます。

その時は似たタイプの鍵を代替品として使用できますが、必ずメーカーに問い合わせて使用できるかを確認しておきましょう。

②鍵部分についているネジをドライバーで外します。

上下2ヶ所を外すと簡単に取り外すことができます。

③新しい鍵を取り外した時と同じように取り付けます。

鍵が問題なく開閉できたら鍵の交換は完了となります。

万が一、同じような鍵が手に入らなかった場合、電動ドライバーで新しい鍵を無理やり取り付けてしまう方法もあります。

しかし窓を傷つけてしまう恐れがあるので、慎重な作業が求められます。

費用はかかりますが、業者に依頼するのも一つの手でしょう。

壊れた鍵を交換する時の注意点!

前項で違うタイプの鍵を無理やり取り付ける方法のお話をしましたが、注意点があります。

それはビスとビスの奥行きを測り、少しでも近いタイプの鍵を探すということです。

電動ドライバーを使用するため、どんな鍵でもいいだろうと考える人もいるでしょう。

しかし、サイズが大きく合わなければ、強引に力を入れて作業することになります。

その結果、サッシ自体を傷つけてしまう可能性が高くなるのです。

また、専門業者に壊れた鍵の修理をしてもらう際も注意点があります。

業者によっては鍵の状態をよく見ないで、「古いから窓サッシごと交換」などと提案してくるところもあるのです。

それらを鵜呑みにすると、高額な費用になってしまいます。

無料で見積もりを出してくれる業者もありますから、余計な費用を払わないためにも、依頼する修理業者をしっかりと見極めることが大事です。

賃貸アパートで窓の鍵が壊れてしまった時

現在、賃貸アパートに住んでいて、窓の鍵が壊れた場合、どのように対処したらよいのでしょうか。

また、鍵の修理費は誰が負担すべきなのでしょうか。

通常アパートを契約すると「賃借人・大家・管理会社」と、この3つの関係が基本の形となります。

法律上、「賃貸人(大家)には賃貸物の修繕義務がある」のです。

そのため、窓の鍵の破損は大家が費用を負担することが通常です。

しかし、これはあくまで自然と劣化して壊れてしまったことが条件なので、賃借人の使い方が悪く壊れてしまった場合は、賃借人の自己負担となります。

とはいえ、鍵を通常通り使用していた証拠を証明するのは難しい気がしますよね。

大家も賃借人が故意に壊したと疑うケースもあるでしょう。

証拠がどの程度提示できるかにもよりますが、管理会社が負担することはほとんどありません。

自分で鍵を壊してしまった場合は費用をいさぎよく負担しましょう。

そうでなく自然と壊れてしまったのであれば、大家が負担する義務がありますので、まずは問い合わせてみましょう。

おすすめの窓の鍵!防犯には補助錠!

窓にメインのクレセント鍵の他に、サブの補助錠をつけておくと防犯面で安心です。

また、クレセント鍵が壊れた場合も、直るまで補助錠で対応ができます。

ここではおすすめの補助錠をご紹介していきます。

【SEPA:SD戸じまりくん】

回しやすい大型のつまみがついています。

シンプルで使いやすく、ウインドクーラーの中間しまりにも使用可能です。

【ノムラテック:ウインドロックモンタ】

上枠用のサッシ専用の補助錠で、2重の安全装置が付いています。

外側から故意に外せないように設計されています。

【日中製作所:アルミサッシ窓用補助錠 戸じまりくん】

シンプルなデザインの補助錠です。

回しやすく大きなつまみで簡単開閉できます。

【ベッセル:マドロック隙間用】

暗闇で光り、サッシに負担が少ない思想的な形をしています。

窓が重なる場所が1.5㎜以上から対応している万能な補助錠です。

【日本ロックサービス:しめればロック】

窓ガラスに貼るだけで簡単に取り付けが行えます。

窓を閉めると自動的にロックがかかり、窓を開けるときは指で押して鍵をあけるという簡単な施錠方法です。

【ベッセル:マドロック鍵付】

取り付け方法は強力な両面テープで貼るのみで簡単に行えます。

暗闇で光り、また、シリンダ鍵がついているので防犯効果が高い補助錠です。

窓の鍵は定期的に点検をしよう!

窓の鍵は普段何気なく開閉していて、注意深く観察したことがない人がほとんどでしょう。

クレセント鍵は錆びついているものを多く見かけます。

錆びつくと鍵はしっかり閉まらなくなっている感じはしませんか?

年の瀬には空き巣などの被害が増えると言われています。

窓の鍵が完全に壊れてしまう前に、定期的な点検を行い、古くなってきたものはなるべく新しいものに付け替えましょう。