ハロウィン時期だとジャックオーランタン、クリスマスにはサンタクロースなど、窓ガラスにステッカーを貼ってデコレーションをする方が増えてきていますよね。
また、防寒のために窓ガラスに防寒シートをテープで貼り付けることもあるでしょう。
しかし、それらを剥がした際にテープ跡がしっかりと残ってしまうことがありませんか?
これが、アパートなどの賃貸物件だとしたら、敷金からその費用が引かれないようにするためにもどうにかしてテープ跡を取りたいものですよね。
ここでは、そのテープ跡の取り方について解説していきます。
窓ガラスにどうしてテープ跡が残る?
せっかくかわいくデコレーションしたのに、窓ガラスにテープ跡が残ってしまうととてもがっかりしますよね。
しかも、アパートなどの賃貸物件であれば、退去時にそのテープ跡の清掃費用が取られてしまうのではないかと不安になります。
そもそも、そのテープ跡はなぜついてしまうのでしょうか。
それは、テープの性質に関係しています。
テープは、接着剤の下に粘着剤がついている構造になっています。
この粘着剤が劣化してしまうと、ベタベタしてしまうのです。
さらに劣化がすすむと、テープ跡はカサカサになりますね。
劣化の原因は、基本的には直射日光や高温多湿によるものが多いです。
ステッカーが、直射日光や高温多湿に長期間さらされることによってベタベタ・カサカサしてきてしまうのです。
窓ガラスは、どうしても直射日光があたりやすく、高温多湿の環境になりやすいためです。
自分では気をつけていても、どうしてもテープ跡が残ることもありますよね。
それでは、そのテープ跡の取り方について解説していきましょう。
窓ガラスについたテープ跡の取り方・安全編
お子さんやペットがいるお宅では、洗剤を使いたくないという方もいらっしゃるでしょう。
窓ガラスについてしまったテープ跡の取り方はいくつかあるのですが、ここでは安全を重視した方法をご説明していきます。
【柑橘系の皮を使用する】
掃除などでもよく使われますが、みかんなどの柑橘系の皮はテープ跡を取ることにも優れています。
方法としては、まず、皮をテープ跡にこすりつけます。
その後、ウエスなどの布で拭き取るだけです。
窓ガラスからいい香りもして、一石二鳥ですね。
【酢を使用する】
酢も、テープ跡を取ることに適しています。
酢の使い方は、まず、テープ跡に酢を塗りつけてラップで覆います。
そして、数分間置いた後にウエスなどの布で拭き取ります。
【テープを使用する】
テープ跡にはテープを使ってみるというのも手です。
テープ跡にセロハンテープやガムテープを貼り付けて、テープ跡を取ってしまうという方法ですね。
これらの方法であれば、小さなお子さんやペットがいても安心して行うことができますよ。
窓ガラスについたテープ跡の取り方・家にあるものを活用編①
窓ガラスについたテープ跡はなんとかして取りたいものですよね。
柑橘系の皮や酢を使ってのテープ跡の取り方が失敗したとしても、まだ他にも方法はあります。
それではご紹介していきましょう。
【消しゴムを使用する】
消しゴムの使用方法は、テープ跡部分をこするだけです。
そのことによりテープ跡の粘着力が弱まって、綺麗にすることができます。
ただし、消しゴムの消しカスがたくさん落ちてしまいます。
そのため、これを行う前には下に新聞紙を敷いておくなどの事前の対策が必要です。
また、お子さんやペットがいるお宅であれば、誤飲することのないように十分に注意して行うようにしてくださいね。
【除光液を使用する】
マニキュアを取るときに使用する除光液を使用する方法もあります。
あまりにも時間がたってしまっているテープ跡には向いていませんが、まだベタベタしているようなテープ跡であれば除光液を塗ることでテープ跡を取ることができます。
ただし、除光液はプラスチックを溶かしてしまう性質があります。
そのため、近くにプラスチックがある場合は十分注意して行うようにしてください。
窓ガラスについたテープ跡の取り方・家にあるものを活用編②
窓ガラスについたテープ跡の取り方は他にもまだあります。
引き続きご紹介していきましょう。
【歯磨き粉を使用する】
歯磨き粉には研磨剤が入っています。
そのため、テープ跡を取ることができるのです。
歯磨き粉をただテープ跡に塗りつけるだけではなく、古歯ブラシなどを使って作業するとよりいいですよ。
【ドライヤーを使用する】
プレゼントを買ってラッピングをお願いするとき、商品に貼られた値札シールをはがすために店員さんがドライヤーを使うことがありますよね。
それと同様で、窓ガラスについたテープ跡を取ることにもドライヤーを使うことができます。
ただし、コツがいるので難しいかもしれません。
さらに、窓ガラスが耐熱性のものでなければ破損してしまう可能性もあります。
ドライヤーを使用する場合は、十分に注意して行うようにしてくださいね。
古いテープ跡におすすめなのは100均のあの道具?
窓ガラスについたテープ跡は、相当な時間が経過してしまうとベタベタからカサカサしたものに変化しますよね。
カサカサしたテープ跡は爪でさっと取れそうな気もしますが、実際はそうもいきませんよね。
そのようなカサカサのテープ跡には100均で買える道具が最適なのです。
その道具とは、ずばり「スクレーパー」です。
スクレーパーは、100均の工具コーナーに置いてありますよ。
カサカサのテープ跡の取り方は、テープ跡部分にスクレーパーを当てて削るだけです。
案外、綺麗に取ることができます。
ただし、あまりに力任せにスクレーパーを窓ガラスに当ててしまうと、窓ガラスが傷ついてしまう可能性もあります。
特に、賃貸物件の場合は注意するようにしてくださいね。
カサカサと一緒にベタベタのテープ跡がある場合は、ベタベタ部分にアルカリ電解水をスプレーして湿らせてからスクレーパーで取ってみましょう。
ベタベタなシール跡はアルカリ電解水をスプレーすることによって多少柔らかくなります。
窓ガラスにステッカーを貼ることが多いのであれば、一つスクレーパーを用意しておくと安心かもしれませんね。
テープ跡に最適!専用クリーナー比較
家にあるものを使っての取り方でテープ跡を取ろうとすると、余計にはがれにくくなってしまうような予感がして不安という方も中にはいらっしゃるかもしれませんね。
そのような方は、専用クリーナーを使うといいでしょう。
しかし、専用クリーナーはたくさん売られていますので、ここでいくつかご紹介していきますね。
【3M:クリーナー30 シールはがし 強力 100ml CLEANER30 MINI】
現在、Amazonで一番人気の商品です。
かなり年季の入ったテープ跡にも効果を発揮するようですが、ニオイがきついという口コミがあります。
作業される際は、マスクや手袋の着用をおすすめします。
【レイメイ藤井:シールはがし トルトルクリーナー LPD401】
テープ跡をはがす専用クリーナーは、スプレータイプのものが多いです。
しかし、この商品は塗りつけるタイプのものなので、他への飛び散りが気になる方にはおすすめの商品です。
【ニチバン:テープはがし テープはがし強力タイプ 220ml ムース状 TH-K220】
上記でご紹介した2商品は約300円~500円のお手頃価格で購入することができますが、この商品は1,000円弱と少々お高めです。
しかし、がっちりついてしまっている窓ガラスのテープ跡も綺麗に取れたなど、口コミはとてもいい商品です。
テープ跡は取ることができる!
窓ガラスにうっかりついてしまったテープ跡があると、どうにかして取りたいものです。
それが賃貸物件であればなおさらですよね。
窓ガラスについてしまったテープ跡は、道具などをうまく使うことで綺麗に取ることができるのです。
「もう取れない…」と諦めずに、できそうな方法をぜひ試してみてくださいね!