一人暮らしでも、家を快適な空間にコーディネートしたいと考える人が増えています。
そのためには、少し広めの空間が必要です。
狭い空間では、くつろげませんよね。
1LDKのアパートはそのような人にピッタリです。
一人暮らしだけど家でくつろぎたい、インテリアコーディネートを楽しみたいという人は、1LDKを選んでみてはいかがですか。
一人暮らしでも1LDKのアパートがおすすめの理由
かつては、一人暮らしといえば1Kや1Rが定番でした。
しかし、現在は一人暮らしでも、少し余裕のある1DKや1LDKを選択する人が増えています。
生活形態や家族形態が多様になっている現在、一人でもゆとりのある空間で暮らしたいと考える人がいるのです。
特に、一人暮らし向けのアパートの中でも広めの1LDKは、インテリアコーディネートに凝ることもできます。
1LDKは、個室ひとつに広いリビング・ダイニングを加えた間取りです。
賃貸アパートでは、1LDKの間取りは何パターンかあります。
いくつかご紹介します。
●LDKの奥に個室
玄関に入ってすぐに水まわりとLDKがあり、その奥に個室があるという間取りです。
廊下がなく、LDKを横切らなければ個室に行けません。
一人暮らしでは問題ありませんが、二人暮らしなど同居人がいる場合は、気を遣うことがあるかもしれません。
●LDK・水回り・個室が並んでいる
玄関に入ると廊下があり、すぐ右側(左側の場合もある)に個室があります。
その廊下の先に水回りが配置され、いちばん奥にLDKがあります。
LDKと個室が離れているため、個室の独立性が高いのが特徴です。
上記以外にもさまざまな間取りがありますが、ライフスタイルや生活習慣などに合わせて間取りを選び、コーディネートできるのが1LDKの魅力です。
1LDKはアパートの空間をコーディネートしやすい
近年では、在宅ワークも定着しつつありますし、インターネットの普及で外出せずに買い物することができるようになりました。
在宅で仕事をしているなど、家で過ごす時間が長いという人は、自宅の空間を心地よい空間にコーディネートしたいと考えています。
1Kのアパートですと、ベッドを置いてしまうとあとは置ける家具が限られてしまいますよね。
おしゃれなソファやカウチを置きたくても、それだけのスペースはなかなかありません。
1LDKであれば、それが可能です。
また、LDKをおしゃれな空間にコーディネートし、個室は寝室兼収納にするという使い方もできます。
もしくは、個室を完全な収納部屋にしてLDKでのびのびと生活をするのも良いでしょう。
仕事をしているのであれば、LDKを仕事場にして個室をプライベートスペースにすることもできます。
狭い空間にいると、なんだか気持ちも縮こまってしまいますが、ゆとりのある空間で過ごすと気持ちにも余裕が出てきます。
1LDKはインテリアコーディネートにもこだわれる!
インテリアコーディネートに凝ることができるというのも、1LDKの魅力ではないでしょうか。
狭い間取りですと、置くものを厳選し広く見せることがまず優先です。
1LDKであれば、スペースに余裕がありますからさまざまなインテリアコーディネートを楽しむことができます。
インテリアの定番となりつつある北欧スタイルやカッコいいニューヨークスタイル、懐かしい雰囲気のカントリースタイル、アジアンスタイルやお姫様スタイルなど、お好きなテイストにコーディネートできます。
LDKと個室でテイストを変えるのもおすすめです。
LDKは友達などを招待できるようにおしゃれなスタイルにして、個室はくつろげるようなスタイルにすれば、ひとつのアパートでも2種類のコーディネートを楽しむことができます。
1LDK最大のメリットはアパートでの生活にメリハリがつくこと
インテリアコーディネートだけでなく、生活にメリハリができるということも1LDKをおすすめする理由です。
1Kや1Rのアパートは、食事もテレビも睡眠もすべてひとつの空間で行わなければなりません。
「ご飯を食べていた部屋で寝る」となると、なかなかスイッチの切り替えが難しいものです。
独立した寝室があると、スイッチの切り替えがしやすくなります。
例えば休日、起きてすぐにテレビを付けて、そのままパジャマで過ごしてしまうことがありませんか。
せっかくの休日に出かけようと思っていても、一日を潰してしまって後悔することになるかもしれません。
寝る空間と生活する空間を分けるだけで、生活にメリハリが生まれて休日でもきちんとしたリズムを保ちやすくなるのです。
また、急に宅配業者が来て慌てることもありませんし、急な来客に応じることもできるようになります。
LDKが多少散らかっていても個室に荷物を一時避難させれば良いのです。
このようなことができるのも、1LDKの魅力です。
1LDKの家賃は比較的高めだけどぜいたくではない
一人暮らしの1LDKには、大きな弱点もあります。
それは、家賃です。
田舎のアパートで家賃が安いというのであれば学生でも可能かもしれませんが、1LDKの家賃を払うことは都市部では学生や新社会人には厳しいことがほとんどでしょう。
しかし、1LDKがぜいたくか、というとそうとは限りません。
もちろん、1Kや1Rに比べれば家賃が高いことは確かです。
その家賃が、自分にとって高いかどうかは、人それぞれになるのです。
家賃は、手取り収入の30%程度が適正といわれています。
そのため1LDKの家賃がその金額内であれば、ぜいたくということはなく適正ということになります。
正社員で収入が安定している、というのであれば仕事の疲れをリフレッシュできる1LDKはおすすめできます。
ちなみに、東京23区内の1LDKの家賃は、安い物件で5万円くらい、高い物件では75万円くらいです。
まさにピンからキリまでですね。
家賃や立地だけでなくインテリアコーディネートにこだわりたいというのであれば、間取りも重要なポイントになります。
色々なアパートを見比べてみましょう。
リノベーションやDIY可の物件であればコーディネートが楽しめる
さて、一人暮らしでも1LDKを選ぶ人が増えてきているというお話をしてきました。
そこで、アパートオーナーは古くなったアパートをリノベーションして1Kや1Rを1LDKにしてみるというのはいかがでしょう。
最近では、古い物件でも中身を新しくしたリノベーション物件が増えています。
外観が古くても、部屋の内装が新築同様であれば住みたいという人は現れます。
家賃が割安でしかもおしゃれ、となると若者を中心に人気が高まることが考えられます。
一人暮らしや夫婦二人暮らしなどで中古マンションを買う場合、2DKをあえて1LDKに改装するという人もいるようです。
部屋を仕切らずに大きな空間で広々暮らしたい、だけど個室も欲しいという要望に応えてくれるのが1LDKです。
さまざまなライフタイルの変化によって、これから先1LDKの需要が増える可能性があります。
古くなったアパートの資産価値を高めるために、時代に合わせたリノベーションは必要です。
間取りの変更となると大きな改装になりますが、アパートの運営に行き詰まりを感じているのであれば大胆なリノベーションもひとつの手です。
若い世代にはDIYも浸透しています。
もし、アパートのリノベーションが難しいのであれば、DIY可のアパートにしてみるのも良いかもしれません。
住む人が自由に部屋をDIYしてコーディネートできるというのは魅力です。
集客のキッカケになるかもしれませんよ。
生活スタイルに合わせた間取りを選ぶ
ゆとりのある間取りはゆとりのある生活をもたらしてくれます。
一人暮らしだと1LDKなんてもったいない、と思われるかもしれません。
しかし家で過ごすことが多い人は、家にお金をかけても良いはずです。
生活のどこにお金をかけたいのか、しっかりと考えましょう。
もちろん、広ければ良いというわけでもありません。
広い部屋が必要ないという人もいますので、それぞれの生活スタイルに合わせて間取りを決めましょう。