内覧者はくるものの、なぜか契約が決まらず入居者が増えないとお困りの大家さんもいるのではないでしょうか。
入居者が増えない原因は、もしかしたら「窓」にあるかもしれません。
床の掃除や水回りの掃除はしっかりしているけど、窓の掃除はしていないということも多いのでは?
ここでは、100均グッズを使用してお金をかけずに窓を綺麗に掃除する方法を解説します。
入居者が増えない!原因は「窓」!?
賃貸物件の不動産を所有していても、その物件に入居者がいないと家賃収入は見込めません。
そうすると、収入どころか維持費がかさむ一方でとても困るものですよね。
そこで、入居者が増えるように、内覧に来ていただいた方にいい印象を与える努力をしてみましょう。
いい印象を与える部屋づくりはいろいろありますが、その中の一つが「掃除」だと考えられます。
どんな人でも、清潔感のない汚い部屋には住みたくありませんよね。
ですから、掃除は基本とも言えるでしょう。
しかし、部屋の中をくまなく掃除したつもりでも、窓まで頭に入っていなかったという場合も多いのではないでしょうか。
窓は、空気の入れ替えをするだけではなく、外からの明るさを取り込むものでもあります。
その窓が汚れて曇っていたら、部屋の中が暗い印象になってしまうのです。
そのため、窓の掃除は重要なのです。
入居者がいないとただでさえ経費がかさむ一方なので、できるだけ掃除にもお金をかけたくないですよね。
業者を入れると簡単ですが、お金をかけないように自分で行ってみましょう。
そこでおすすめなのが「100均」グッズを使用することです。
のちほど、100均グッズを活用した掃除の方法をご説明していきますので参考にしてみてくださいね。
窓ガラスの汚れの原因とは?
窓ガラスが汚れる原因は複数あります。
窓ガラスの内側と外側で原因は異なります。
【内側】
・手垢
・埃
・油汚れ
【外側】
・砂
・泥
・雨
・黄砂
・花粉
・排気ガス
上記で挙げたものの他にも、汚れの原因となるものもあるでしょう。
物件が車通りの多い道路に面しているのであれば、窓ガラスの外側には車の排気ガスの汚れがつきやすくなります。
また、砂などの汚れが窓についたまま放置しておくと、そのまま固まってしまいます。
それらを放っておくとどちらも掃除しにくくなってしまいますので、こまめに掃除する必要があります。
それでは、次項からは100均グッズを活用した窓掃除の方法をご説明していきましょう。
100均グッズで窓掃除!窓ガラス編
100均には、窓掃除に活用できるアイテムが数々あります。
まずは、窓ガラスの掃除アイテムをご紹介していきましょう。
【スクイージー】
形状がT型になっている、水切りワイパーのことです。
使い方は簡単です。
まず、窓全体を水で濡らします。
そして、スクイージーを窓の上部、かつ、窓に向かって縦に当てて、左から右に移動させます。
(左利きの方は、反対方向で行う方がやりやすいでしょう。)
水滴が窓の端にたまったら、それをウエスなどで拭き取ります。
この作業を窓の下部まで続けます。
これだけで、埃などで汚れていた窓がすっきりと綺麗になりますよ。
【マイクロファーバーの雑巾】
スクイージーで集めた水滴を拭き取るには、使い古しのウエスなどでももちろん大丈夫です。
しかし、100均で販売されているマイクロファイバーの雑巾は吸水性に優れているので、水滴を拭き取るのに便利です。
窓ガラスの掃除には、100均グッズ以外では「新聞紙」を活用するのもおすすめです。
新聞紙のインクには汚れの成分を分解する性質があるので、水だけで汚れが落ちなかった場合に活用できます。
使い方は、丸めた新聞紙を少し湿らせて窓ガラスを拭き、その後に乾いている丸めた新聞紙で水分を拭き取るだけです。
簡単ですので、ぜひ行ってみてくださいね。
100均グッズで窓掃除!網戸編
窓掃除をする際は、ガラス面だけではなく網戸の掃除もしましょう。
網戸掃除は意外に盲点ですが、網戸が汚れたままだと部屋の中が暗い印象になってしまう要因ともなります。
そのため、窓掃除の際は網戸も忘れずに掃除するようにしましょう。
網戸掃除にも100均グッズのアイテムがおすすめです。
【網戸用シート】
網戸の汚れを綺麗に拭き取ることのできるシートです。
シートによっては、虫が苦手とするハーブの香料が入っているものがあります。
そのような商品を使うと虫除け対策も同時にすることができるのでとても便利です。
使い方は、ずばりそのまま網戸を拭くだけです。
それだけですっきりと綺麗な網戸になり、掃除が終わった後はシートをそのまま捨てることができるので簡単です。
100均グッズで窓掃除!サッシレール編
窓の掃除はガラス面と網戸のみならず、サッシのレール部分の掃除も必要です。
人によっては、部屋の中の掃除が行き届いているか、サッシのレールまでチェックする方がいる可能性があります。
これを機会に、窓に関する部分の掃除は徹底的に行うようにしましょう。
サッシのレール部分の掃除に関しても100均グッズが便利ですので、さっそくご紹介していきます。
【サッシレール掃除用ブラシ】
この商品は片側がブラシ、もう片方側にはペットボトルが装着できるような構造になっています。
空のペットボトルに水を入れてこの商品を装着します。
そうすると、水を出しながらブラシでサッシのレール部分を掃除することができるのです。
サッシのレール部分は溝がたくさんあってなかなか掃除しにくいものですが、これを使用すると簡単に掃除をすることができます。
このブラシで掃除した後の水滴はさきほどご紹介したマイクロファイバーの雑巾で拭き取り、完了です。
物件の掃除を自分でするメリットとは?
当記事では、掃除の中でも窓の掃除に重点を置いて解説してきました。
最後に、物件の掃除を自分ですることのメリットをお話ししましょう。
まずは、費用がさほどかからないという点でしょう。
自分で掃除を行うことで、業者に依頼したら支払うべき料金を浮かせることができるためです。
しかも、100均の掃除グッズを活用することでさらに節約することができます。
そして、掃除をする際は自分で物件に出向くことになるので、物件の状況を自分自身の目で確認することができるのです。
場合によっては、自転車が放置されていたり、粗大ごみが置かれていたりすることもあります。
そのようなものがずっと物件の前などに放置されていると、入居者の方はいい気持ちがしませんよね。
自分で物件を掃除しに行くと、物件に何かあったとしたらその場で対処することができるのです。
ただし、自分で掃除することにはデメリットも生じます。
それは、時間がかかるということです。
所有物件が一つということであればなんとか対応はできるかもしれませんが、複数棟所有しているのであればとても時間のかかる作業となります。
その場合は、思い切って業者に依頼した方が負担も減り合理的でしょう。
入居者が増えるように窓を綺麗に掃除しよう!
物件に内覧に来ていただける方にいい印象を持ってもらえるよう、窓の掃除を丁寧に行ってみましょう。
窓を綺麗にすると部屋の中が見違えるように明るくなり、印象がガラッと変わるはずです。
掃除グッズも100均でお金をかけずに揃えることが可能です。
業者に依頼するのもいいですが、物件の状況を確認しつつ、自分で掃除してみてはいかがでしょうか。