アパートのドアにある郵便受けにトラブルがつきものな理由

賃貸経営には思いがけないトラブルが発生します。

アパートのドアの郵便受けに溜まっていく郵便物、散らかってしまう通路、イタズラや嫌がらせ。

今回は、郵便受けに関わるトラブル例と対処法、これからの賃貸物件に重要視されることについて書きますので、参考にしてみてください。

アパートのドアの郵便受けが気になるとき

アパートのドアにある開閉式の郵便受けは、時としてトラブルの原因になることもありますし、そこまでいかなくても、違和感を感じることがあるものです。

例えば、ビラやチラシがたくさん詰め込まれていて、入りきらずに外に落ちていたりするのを見かけることはないでしょうか。

マナーの悪い入居者の場合、いらないチラシを外に捨ててしまうこともあるようです。

また、個人情報が記載された郵便物が外に落ちてしまって、別の住民が拾ってしまう、ということもあります。

それが原因で、入居者同士で、もめることもあると聞きます。

さらに、あまりにも多くの郵便物が溜まっている場合は、何か起きたのではないかと不安に思われます。

実際にはルーズだったり、旅行や出張に行っていたり、実家に帰っていたりする場合が多いとは思いますが、深刻な事態になっていないかと思い、管理会社に入居者から連絡が来ることもあります。

もちろん、異常事態のサインである可能性もありますので、一応の確認は必要ですよね。

洗濯物や水道料のチェックでも疑念がぬぐえないなら、本人に電話で連絡したり訪問したりして、会えない場合は保証人や緊急連絡先に連絡してみることも必要になるでしょう。

郵便受けに溜まらないような対策・郵便受けトラブル

アパートの郵便受けに郵便物が溜まっている場合、入居者と連絡がついたなら、毎日、片づけるようにお願いしましょう。

もし、長期間不在になることが事前に分かっているのなら、郵便物をストップさせる対策がありますので、入居者に伝えてみるのもいいですね。

【留守の場合の預かりサービス】

30日以内に限られますが、郵便局で預かってくれるサービスがあります。

本人確認書類と不在届を提出するだけでOKです。

また、新聞屋さんに連絡しておいたり、郵便受けをテープでとめて、チラシを入れられないようにすることもできます。

【ドアにある郵便受けでトラブルも】

郵便物が溜まる、ということ以外にも、郵便受けにまつわるトラブルは多いようです。

ドアについている場合は、郵便物が挟まった状態になったり、外に落ちてしまうこともありますが、それが何かのカタログだったりすると、入居者のプライベート情報が分かってしまうことも。

また、郵便受けから嫌がらせで手紙や写真を放り込む行為も起きています。

郵便物が盗まれたり、部屋の中に向けて子供が水鉄砲を売ったり、というトラブルも発生しています。

ひどい例になると、溜まった郵便物に火をつけて放火する、なんていうこともあるそうです。

前の入居者の郵便物が届いてしまう場合の対処法

次は、アパートの入居者が引っ越した際に手続きを怠り、退去後の部屋の郵便受けに、郵便物が届いてしまう場合について考えてみましょう。

その部屋に新しく引っ越してきた入居者がドアで発見して、困ってしまうこともありますよね。

「督促状」などと書かれた緊急性の高いような手紙の場合は、なおさら不安になります。

このような場合にどうすればいいのかというと、郵便局に誤配達の連絡をして「宛先人転居」と書いた郵便物をポストに投函するか、郵便局に持っていくことになります。

ですが、入居者の中には面倒に感じて、管理会社や大家に連絡する場合もあります。

貸主の仕事でもありませんが、そんな時は突き返すのではなく、手続きを代わりにしてあげてください。

前の入居者に連絡できれば、誤配達が起きていることを伝えることもできます。

また、表札を出していただいたり、「〇〇様は転居されました。」などと、張り紙をしておくことも有効です。

ちなみに、誤配達された郵便物を勝手に捨ててしまうことは法律違反になりますので、注意してください。

アパートのドアにある郵便受けはストレスの原因に!?

ここまででお分かりのように、アパートのドアにつけた開閉式の郵便受けには、さまざまなデメリットがあります。

すぐにあふれる、外に落ちてしまう、イタズラされる、ということを挙げてきましたが、「郵便受け恐怖症」になってしまう人もいます。

特に女性に多いようですが、一人暮らしの経験が無かった場合、生活空間と極めて近い場所にある郵便受けの物音に、敏感になってしまうのです。

くつろいでいる時に、突然ガサガサッと乱暴に郵便物が届いたり、誰かが郵便受けを開けて中をのぞこうとしたり...。

「郵便受けから腕を入れて鍵を外そうとしている写真」がツイッターで拡散されたこともあります。

筆者も見たことがありますが、ホラー映画のようでした。

実際は、かなり細くて長い腕でないと無理だとは思いますが、そんなものを見たら「郵便受け恐怖症」になるのも、無理はありません。

恐怖感がぬぐえずに、郵便受けをテープでとめたり鉄板で塞いだりして、ポストを別に置いている人もいます。

現に「ポストぐちガード」というアイテムがありますので、郵便受けにストレスを感じる人がいかに多いのかが分かりますね。

再配達問題!アパートの郵便受けは大きいほうがいい

アパートのドアにある郵便受けの、上記のようなデメリットを知ると、大家として別の郵便受けに替えることを、検討したくなるかもしれません。

最近ではネット通販もスマホだけでできるようになり、宅配便や再配達は増え、ドライバーの負担が激増していることが問題になっています。

そのため、再配達料金を消費者が負担するという案も検討されています。

ですから郵便受けの大きさというのは、どんどん重要視されるようになり、物件選びでもポイントになります。

ダイヤル施錠式などのポストを導入することを考えてもいいでしょう。

差込口の大きさなども大切です。

ポストに十分な大きさがあっても差込口が小さいと入りません。

2017年3月で終わってはいますが、日本郵政が差込口の大きな郵便受けの普及に取り組んだこともありました。

これに協力した場合は、大家や管理組合がキャッシュバックの対象となるということで、一時期、話題になりました。

アパートを10戸、所有している大家で、5,000円受け取った人もいたようです。

ドアはもう古い!?宅配ポスト・ロッカーで魅力的なアパートに

日本郵政の取り組み、とご紹介しましたが、ポストの開発は住環境メーカーやAmazonも関わりました。

ポストのサイズは差込口が縦340mm、横260mmと大きく、雑誌や大きめの宅配物にも対応する規格でした。

複数のメーカーが手掛けたので、いろいろなタイプのポストがあり、宅配ボックス一体型もありました。

このような取り組みや、再配達の時間制限などの変更で、再配達は徐々に減りつつあります。

これからアパートやマンションを建てて経営することを考えているのなら、ドアにつける郵便受けでいいのか、もう一度考慮してみましょう。

大型宅配ボックスは、大きなアピールポイントになるのではないでしょうか。

ロッカータイプなら、本来は手渡しが必要な宅配物でも、配達することができます。

ただ、ロッカーに宅配物を放置したり、紛失したりするトラブルも起きています。

こうした大型宅配ボックスを導入するなら、それ相応の管理能力や責任の問題が発生するので、よく検討してみてください。

郵便受け・郵便ポストの管理に注意しよう!

アパートに限らず、郵便受けや郵便ポストに紙がぎゅうぎゅうに入っているのは、見栄えが良くないし、隣人を不安にさせてしまいます。

入居者の中にルーズな人がいたのなら、注意喚起し、トラブルを防ぎましょう。

また、これから新しくアパートやマンションを経営されるのなら、大きめの差込口の宅配ポストを設置するのもいいかもしれませんね。