新築の住宅に限らず、住宅の玄関というのは「家の顔」と言われる場所です。
来客があった際には、まず初めに見られる場所ですよね。
そのようなことから、玄関を「おしゃれにしたい」と考える方も少なくはないでしょう。
では、おしゃれな玄関にするためには、どのようなことをこだわればいいのでしょうか。
こだわるべきポイントと、玄関作りの失敗例・成功例についてみていきましょう。
意外とやりがち!新築住宅の玄関の失敗例
おしゃれな玄関を作るために、新築する際にはたくさんのことを考えながら作っていくことでしょう。
来客があったときに必ず見られる玄関のやってしまいがちな失敗例には、どのようなことがあげられるのでしょうか。
住宅の分だけ、後悔することなどはあるものですが、新築住宅で参考になりそうな失敗例についてご紹介していきます。
●狭い
玄関が狭いと、それだけ人数が入ることができません。
大人数の来客や帰宅などの際には、少々不便かもしれません。
●収納が少ない
収納が少ない玄関では、靴を収納しきれないことが考えられます。
そのため、玄関が物であふれてしまうということも考えられるでしょう。
●タイルの汚れ
玄関タイルに白っぽい色のものを使うと、汚れが目立ってしまうことが考えられます。
●照明
照明の種類によっては、廊下を歩くときに邪魔になってしまうことや、生活動線の妨げになってしまうことが考えられます。
●間取り
玄関の位置によっては、住宅内の設備が使いにくくなることが考えられます。
例えば、玄関の隣にトイレがあると、来客中にトイレに行くと音や臭いが気になってしまうかもしれません。
おしゃれな玄関には何が必要?新築住宅のポイントとは
冒頭でもお伝えしたように、「家の顔」と呼ばれている玄関ですが、おしゃれな空間にしたいと考えている方は多くいらっしゃることでしょう。
おしゃれな玄関にするためには、どのような設備が重要視されるのでしょうか。
「住宅を新築する際に、玄関でこだわるべきポイントはどこか」という調査の結果があるようです。
・収納…約40%
・セキュリティ…約30%
・間取り…約10%
・玄関ドア…約10%
・照明…約5%
このような結果からも分かるように、玄関には収納が必要と言えます。
先述した通り、収納がないと玄関には靴があふれてしまうことが容易に想像ができるでしょう。
また、「玄関の収納には靴を入れる」ということばかり考えてしまいがちですが、靴の他にも傘や室内で履くためのスリッパなども収納することが考えられます。
このことから、収納は「どのようなものを収納するか」を考えながら作る必要があります。
玄関にスリッパなどで散らかっていては、決して「おしゃれ」とは言い難いです。
玄関について失敗したと考える方の多くは「収納が少なかった」と考えているようです。
また、その他にも、セキュリティや間取りなどといったこともこだわるべきポイントとしてあげられるようです。
新築住宅の玄関ドアから考える!おしゃれな玄関のポイント
ここまでで、おしゃれな玄関にするためには、どのようなことが必要になるのかということがおわかりいただけたかと思います。
では、おしゃれな玄関にするためのこだわるべきポイントをより詳しく見ていきましょう。
まずは、来客がなくても、目に留まる「玄関ドア」についてです。
玄関ドアは、新築住宅の外観をおしゃれに見せるためにも重要になってくる場所と言えます。
玄関ドアと一口に言っても、その種類は様々で、アルミ製や木製のものなどがあります。
そのため、住宅の外観に合ったものを選んでおくとおしゃれになるでしょう。
また、玄関ドアの形にも種類があります。
外観デザインのことを考えるのはもちろんのこと、実際に住んでみたときに使い勝手がいいかについても考えながら、玄関ドアを選ぶ必要があります。
玄関の間取りはおしゃれになるかも念頭に
新築住宅の間取りを考えていく中でも、玄関をおしゃれにさせるかどうかは変わってきます。
というのも、間取りを考えていると、玄関の収納位置が異なってくるのです。
靴を収納する場所がたたきになるか、玄関ホールになるかで、使い勝手はもちろん、玄関のレイアウトも変化するでしょう。
また、ニッチを採用するかしないかでも、玄関の印象は変わります。
ニッチとは、壁の一部分をへこませて、おしゃれな雑貨などを飾ることのできるスペースです。
新築住宅の玄関にこのようなものを作ることも多くなっています。
また、玄関を住宅のどこに配置するかといったことでも、住宅全体が使いやすいかそうでないかを左右することになります。
おしゃれにすることを考えながら、このようなことを考えがら、間取りを決めていきましょう。
新築住宅の玄関収納はどこにポイントが?
先ほどの統計で上位にある収納ですが、やはりおしゃれな玄関を作るためには必要不可欠と言えるでしょう。
玄関の収納が少ないと靴があふれてしまうばかりか、傘なども収納できず、おしゃれな空間とは言い難い状態になってしまうことは明白です。
理想は、家族全員分の靴が収納でき、まだ余裕があるくらいの大きさでしょう。
また、玄関の収納には3つの種類があります。
・収納棚同士に空間があるタイプ
棚の配置によって呼び名が変わるもので「コの字」や「ロの字」に配置することが多いタイプです。
・トール型
床から天井まで壁いっぱいを収納として使うタイプのものです。
壁のような見た目のため、収納力は抜群です。
・カウンター型
その名の通り、カウンターのような見た目の収納で、収納力はやや劣りますが玄関に圧迫感を与えることが少ないです。
このように、玄関の収納には種類がありますので、現在の靴の量はもちろん、「玄関に収納しておきたい」と考えている物の量のことも考えて、新築住宅の玄関収納は考えていくことをおすすめします。
玄関の照明はどのようなものを選んだら?
最後に、新築住宅の玄関の照明についてです。
照明は、おしゃれで実用性の高いものが多く販売されています。
しかし、その販売されているものが、自分の住宅に合っているかどうかというのは話が違ってきます。
では、どのような照明を選んだらいいのでしょうか。
照明を決める際に大切なのが、「実際に住んでみたときに、どのような照明があれば便利か」ということを考えることです。
例えば、夜間に買い物などをしながら帰宅したとしましょう。
両手には荷物があります。
このようなときに、照明のスイッチを手で操作しなければならないのは、とても大変であることは想像がつきますね。
このようなときにおすすめなのが「人感センサー付き照明」です。
これであれば、スイッチのon・offをしなくても、自動で点灯されます。
見た目がスタイリッシュなものもありますので、おしゃれに見せることもできるでしょう。
また、人感センサー付きの間接照明というものもあります。
ほのかに明るくなるので、とてもおしゃれですよね。
しかしながら、ほとんど使わないということもありますので、よく検討することをおすすめします。
おしゃれな玄関を作るために
新築住宅の玄関をおしゃれなものにするには、様々なことを考えなければならないということが、おわかりいただけたかと思います。
これらは、おしゃれな空間にする前に、いかに使い勝手がいいかを考えなければならないということなのです。
これから長く住む新築住宅の玄関をおしゃれにかつ、使い勝手にいい空間にするためにも、どこにこだわるかをよく検討しながら決めていきましょう。