安く家を建てるには?ブログから学ぶローコスト住宅の仕組み

近年、ハウスメーカーのCMや特集などでは、安く家を建てることができる「ローコスト住宅」が盛んに宣伝されており、実際にローコスト住宅を手に入れた方のブログも注目を浴びています。

安く家を建てたい方には、非常に魅力的なメリットと言えますが、どのような仕組みでローコスト住宅が実現できるのでしょうか。

この記事では、ローコスト住宅の仕組みやメリット・デメリットを、ブログなどの実例からお話していきます。

ブログで評判!安く家を建てるローコスト住宅とは?

マイホームは「一生に一度の大きな買い物」と言われ、計画的な貯蓄のもとに実現されてきました。

しかし、「ローコスト住宅」の登場で、住まいに対するハードルが大きく下がり、ブログなどでの評判から、住宅購入に比較的手軽な印象を与えるようになっています。

ローコスト住宅とは、通常の新築に比べて安価に建てることができる住宅で、削減できる無駄を省いた必要最低限のシンプルな家と言えます。

通常、一般的な家を建てるための坪単価は50~60万円となり、全国平均では50万円が目安となっています。

一方、ローコスト住宅の場合、外構工事を含めた坪単価は30~40万円に抑えることができます。

例えば、坪単価を30万円としたとき、20坪で600万、30坪で900万、40坪で1200万になります。

一般的な坪単価60万円で考えると、その金額はそれぞれ2倍にもなるわけですから、ローコスト住宅がいかに低価格なのかが分かりますね。

なぜ低価格で家を建てることができる?ローコスト住宅の仕組み

安く家を建てることができるとは言え、なぜそれほどの低価格でマイホームが実現できるのか、疑問に思うところでしょう。

家はその先ずっと住まいとして使っていくわけですから、率直な話、「安かろう悪かろう」で済む話ではありません。

では、ローコスト住宅が格安の値段で提供できる理由には、どのような仕組みが関わっているのでしょうか。

その仕組みには、大きく分けて4つの要素が関係しています。

①材料費

材料や設備を限定し、独自のルートで仕入れるなど、仕入れに対する工夫をコスト削減につなげています。

また、建材をあらかじめ工場で加工し、部品化したものを発注することで、原価を大きく抑えています。

②人件費

建材をあらかじめ工場で加工することで、現場での組み立て作業を省き、人件費カットにつなげています。

また、不動産会社に販売網を一任することで、人件費を削減している会社もあります。

③広告宣伝費

大手のような大々的なCMをせず、ローカル局に絞った限定的な宣伝をすることで、費用の削減を図っています。

④諸費

部屋数を抑えたスッキリとした間取りにすることで、壁やドア、コンセントなどの建具・設備費用をカットしています。

以上のように、ローコスト住宅では、費用がかかる4つの角度からアプローチし、不要なものを見極めたコストカットが行われています。

この仕組みを踏まえ、次項からブログを参考にローコスト住宅のメリット・デメリットについてお話していきましょう。

ブログから見えるローコスト住宅のメリット

ローコスト住宅のメリットは、言うまでもなく「低コスト」で家を建てることができる点です。

景気が決して良いとは言えない現在では、限られた予算でシンプルで手軽な戸建てを求める声も多いため、ローコスト住宅は現代の住まい事情に適った住居と言えるのではないでしょうか。

また、ブログを見てみると、ローコストであるにも関わらず、依頼する業者によっては以下のような優れた機能面を望める場合もあります。

・長期優良住宅の認定
・オール電化設備の対応
・床暖房の導入
・太陽光発電

長期優良住宅とは、長期に渡り住み続けていける性能の高い住宅として、国が認定する制度です。

上記のように、ローコストの予算内でも、オプションとして優れた性能・設備を望むことができるのは、非常に魅力的なメリットと言えます。

ローコスト住宅で家を建てるデメリット!妥協すべき点とは?

では続いて、安く家を建てることができるローコスト住宅のデメリットを見ていきましょう。

ローコスト住宅のデメリットとしては、ローコストな分、それなりに妥協すべき点がいくつかあるということです。

①ほとんどが規格住宅

注文住宅であるとは言え、ローコスト住宅の場合は間取りやデザインに制限があり、家づくりのプランが限られている場合がほとんどです。

②気密性・断熱性・遮音性が劣る場合もある

近年の住宅性能は著しく向上しているため、高性能の住宅と比べると、ローコスト住宅はどうしても劣りがちです。

③水回りの設備グレードが低くなる

費用削減のため、キッチン、バス、トイレなど、水回りのグレードが控えめになる場合があります。

水回りだけは妥協できない場合は、そういった業者を探してみると良いでしょう。

④保証期間が短い

一般的な住宅の場合、建物の保証期間は10年であることがほとんどで、大手メーカーの場合は20~30年としている場合もあります。

一方、ローコスト住宅の場合、保証期間は数年しかないケースもあります。

以上のように、通常の住宅と比べると、見劣りする部分が見られますが、ローコスト住宅を建てた方のブログを見てみると、それらの妥協点に納得し、満足している方が多いです。

つまり、ある程度の妥協ができるのであれば、ローコスト住宅でも「デメリット」として強く感じることはないと言えます。

ローコスト住宅では悪徳業者にも注意!

これまでに、ローコスト住宅の安さの仕組みやメリット・デメリットについて、ブログを参考にご説明してきました。

ローコストで家を建てることができる理由には、前述したように、材料費・人件費・宣伝広告費・諸経費などから無駄を排していることが関わっているからです。

決して「安かろう悪かろう」を意味するものではないことが分かりました。

しかし、ローコスト住宅を手掛ける全ての業者が、必ずしも良心的であるわけでもなく、中には「安かろう悪かろう」の悪徳業者も存在します。

そのため、ローコスト住宅を検討している場合、特に依頼する業者選びには慎重な見極めが求められます。

では、悪徳業者を見極めるために、よく見られる2つのチェックポイントを見ていきましょう。

・大幅な値引き

悪徳業者の場合、根拠のない大幅な値引きを提示することが多く、特に契約を躊躇った場合に顕著に見られます。

そのため、大幅な値引きを提示された場合は、どの部分を値引きしたのか、詳細内容をしっかり確認することが大切です。

・契約を迫る

通常の住宅メーカーは、住宅購入には大きなお金が必要な分、その決断には慎重な検討を要することを理解しているため、購入者に対して無理に契約を迫ることはありません。

そのため、契約を急がせるような業者には注意が必要です。

上記のようなチェックポイントに当てはまる場合は、他の業者とも比較して決めていくことが望ましいです。

また、以外にも、保証内容の点でも注意したいことがあります。

次項で詳しく見ていきましょう。

ブログで注意喚起される保証内容とは?

ローコスト住宅を建てた方のブログでは、保証内容に関しても注意喚起されています。

と言うのも、悪徳業者の中には、利用者が住宅建築に関して無知であることを良いことに、印象操作を行う業者が存在するからです。

例えば、売買契約には、売買の対象物に瑕疵(欠陥)が見つかった場合、売主が買主に対して負う「瑕疵担保責任」があります。

これは、住宅に関する法律により、どの住宅にも義務付けられているもので、通常、住宅の基本構造部分に対して10年間の保証が設けられています。

しかし、この瑕疵担保責任をあたかも特別な保証であると見せかけ、契約を迫る悪徳業者も存在します。

家を建てる際の保証を考えたとき、重要になるのは「住宅の長期保証」「設備の延長保証」を始め、新築後のアフターサービスです。

したがって、これらの保証がなく、代わりに瑕疵担保責任の保証を声高に謳っている場合は、注意するようにしましょう。

妥協点は前提に考えよう

安く家を建てることができるローコスト住宅には、材料費や人件費を考慮した仕入れ、そして広告宣伝費などへの無駄をカットする企業努力が関わっています。

ただし、コスト削減を重視するため、通常の注文住宅よりも水回り設備などのグレードが下回る傾向があり、家の性能面をある程度妥協しなければなりません。

しかし、これらの妥協点に納得ができれば、ローコスト住宅でも不満のない快適な生活を送ることができるでしょう。