三協アルミの高性能窓「ALGEO(アルジオ)」をご存知でしょうか。
日本の厳しい環境に負けない「耐風圧性」や「水密性」があり、耐久性に優れ、お手入れも簡単な高性能サッシ窓です。
この記事では、メンテナンスのための「ALGEO」の引き違い窓や下枠カバーの外し方をご紹介していきます。
三協アルミの高性能窓「ALGEO(アルジオ)」とは?
三協アルミの「ALGEO(アルジオ)」は、アルミと樹脂の複合サッシで「厳しい環境に負けない」高性能窓です。
最大瞬間風速57m/sに耐える「耐風圧性」と、雨が1時間に240㎜降っている中、風速35m/sの風が吹いたとしても窓の下枠から雨水があふれない「水密性」を併せ持っています。
三協アルミの従来品の「マディオJ/マディオM」の上を行く高性能です。
最近の強烈な台風やゲリラ豪雨にも、充分対応出来ます。
独自の工夫を凝らした「マルチチャンバー形状(多層形状)」と呼ばれる構造は、断熱性能にも優れており、冷暖房効率をアップさせます。
また、窓ガラスの枠を細くして、熱伝導率の小さいガラス面を大きくしたことで、さらに断熱性がアップしました。
それだけでなく、「トリプルジョイント構造」で、防水性を高め、止水効果も向上しています。
さらには、屋外側のサッシが落ちないように「外障子はずれ止め」も付いていて、なおかつ自動でロックされるので安心です。
このようにしっかりした構造の「ALGEO」ですが、引き違い窓を簡単に外してお手入れすることも出来て、大変便利です。
では、引き違い窓の外し方を見てみましょう。
三協アルミの高性能窓「ALGEO」引き違い窓の外し方
それでは、三協アルミの「ALGEO」の引き違い窓の外し方をご紹介しましょう。
なお、引き違い窓を外すときは、網戸を破損しないよう先に外し、室内側から行ってください。
また、窓ガラスは見た目よりも重いので、作業はふたり以上で行うことをおすすめします。
【引き違い窓の外し方】
1.窓ガラスが重なる部分の上の部分に「外障子はずれ止め自動ロック」があるのを確認してください。
2.室内側から「外障子はずれ止め自動ロック」が見える位置まで窓ガラスを交差させます。
3.「外障子はずれ止め自動ロック」を指で押して解除します。
4.2枚の窓ガラスを真ん中に寄せ、左右を少しズラします。
5.室内側の窓ガラスをまっすぐに上に持ち上げ、下のレールから外します。
6.そのまま、手前に引き抜くようにして窓ガラスの上を外します。
7.外側の窓ガラスも同じように上にまっすぐに持ち上げ、下のレールから外し、上も外します。
これで、窓ガラスが外せました。
そうしたら窓枠やレールのホコリ、ゴミなどを掃除機で吸い取り、拭き掃除をしてください。
また、窓ガラスの下に付いている戸車もゴミや汚れを落としてきれいにしましょう。
窓ガラスを取り付けるときは、逆の手順で行ってください。
これまで、サッシ窓を外すには、ドライバーを使って何箇所かネジを緩めていましたが、「はずれ止め」を外すだけで簡単に窓ガラスを外すことが出来る「ALGEO」は画期的と言えるでしょう。
三協アルミの網戸の外し方
三協アルミの網戸の外し方は、どの商品でもほとんど変わりがありません。
それでは、網戸の外し方をご紹介しましょう。
なお、網戸は引き違い窓と違い、外側から外してください。
【網戸の外し方】
1.網戸の側面上にある「はずれ止め」の調整ねじをドライバーで左に回して緩めます。
ただし、部品が障子内部に落ちる可能性があるので、ネジは緩めるだけで絶対に外さないでください。
2.ネジを緩めたら、「はずれ止め」を下げます。
3.網戸を上にまっすぐ持ち上げ、下のレールから外します。
4.そのまま、手前に引き抜くようにして網戸の上を外します。
先程もお話ししたように、引き違い窓を外すときには、網戸が破損しないように、このような手順で予め外しておきましょう。
網戸を外したら、引き違い窓と同じようにレールや戸車のゴミや汚れを落としてきれいにしましょう。
また、網の部分を水洗いすると普段の掃除では落としきれない汚れを落とすことが出来ます。
ただ、力を入れると網の部分が枠から外れてしまうので、注意しながら汚れを落としましょう。
網戸を戻すときは外すときと逆の手順で戻し、最後に「はずれ止め」を上げ、ネジを締めて固定してください。
三協アルミの高性能窓「ALGEO」下枠カバーの外し方
三協アルミの「ALGEO」の特長のひとつに、下枠がフラットで掃除しやすいという点が挙げられます。
一般的に、サッシ窓のレール部分は凸凹の溝があって掃除しにくく、端に砂やゴミが溜まりやすいので掃除機で吸ってもなかなかきれいになりませんでした。
しかし、三協アルミの「ALGEO」は、フラットタイプの下枠カバーがついているので、あの凸凹溝が隠れて、ホコリも溜まりにくく、掃除しやすくなっています。
窓ガラスを外しての掃除はなかなか出来ませんが、下枠カバーを外す掃除でしたら簡単に出来ますね。
ちなみに、「ALGEO」のフラットタイプ下枠カバーは、室内側と室外側で合計4本の下枠カバーが取り付けられています。
それでは、下枠カバーの外し方をご紹介しましょう。
【下枠カバーの外し方】
1.窓ガラスを左右どちらかに寄せておきます。
2.開けた方の下枠カバー(樹脂製)を内側から外します。
3.下枠カバーの端の部分の穴に割りばしなどの細い棒を差し込み、上に軽く持ち上げるようにして外します。
4.次に外側の下枠カバー(アルミ製)を同じようにして外します。
5.下枠のゴミやホコリを掃除機などで吸い取ります。
6.外した下枠カバー(アルミ製)を手で持ち、中央から丁寧に取り付けます。
7.同じように下枠カバー(樹脂製)を手で持ち、中央から丁寧に取り付けます。
8.反対側も同じ手順で行ってください。
これでしたら、窓ガラスを外さなくても下枠の掃除が楽に出来ますね。
三協アルミの高性能窓「ALGEO」固定網戸の外し方
これまで引き違い窓について見てきましたが、最近ではおしゃれな「すべり出し窓」も多くなってきました。
三協アルミの高性能窓「ALGEO」でも、縦型と横型の「すべり出し窓」があります。
こちらの商品は、窓を大きく開けたときに枠から窓ガラスがほぼ外れるので、掃除はしやすくなっています。
しかし、窓枠を掃除をするときには、固定網戸を外さなければなりません。
そこで、固定網戸の外し方をご紹介しましょう。
なお、以下の作業は室内側から、「すべり出し窓」を全開にして行ってください。
【固定網戸の外し方】
1.固定網戸の上の部分にある「はずれ止め」を確認してください。
2.網戸が落ちないように注意しながら、左右の「はずれ止め」を押し上げて外します。
この際、「はずれ止め」を外すと、すぐに網戸が倒れるので落とさないように注意してください。
3.網戸の上の部分を持って、室内側に倒すようにして外します。
このようにして網戸を外し、窓枠や網戸の掃除を行ってください。
続いて、戻し方もご紹介します。
【固定網戸の戻し方】
1.固定網戸の上の部分にある「はずれ止め」が解除されているか確認してください。
2.網戸の下をはめ、窓枠に沿って上まではめます。
3.網戸を押さえながら、「はずれ止め」のつまみがパチンと音がするまで押し込みます。
4.網戸を軽くゆすって外れないことを確認して終了です。
三協アルミの突出し面格子「ルーティス」の外し方
最後に、三協アルミの突出し面格子「ルーティス」の外し方をご紹介します。
防犯のために付けられている面格子ですが、これまでは固定式のものがほとんどで、外すことが難しいとされてきました。
面格子が外せないために、網戸の掃除が思うように出来ないという悩みを持っている方もいるでしょう。
そこで、三協アルミは可動式の面格子を作りました。
可動式と言っても通常は窓にぴったりついているので、今までの面格子と変わらず、防犯効果は万全です。
では、突出し面格子「ルーティス」の外し方を見てみましょう。
ちなみに、「ルーティス」は窓の内側から操作します。
【突出し面格子「ルーティス」の外し方】
1.窓の内側、下の部分にある「外部操作防止カバー」を開けます。
2.「外部操作防止ロック」を解除します。
3.面格子の下の部分を外側に押し出します。
これで、下の部分が広く開くので、網戸を外すことが出来ます。
網戸の掃除が終わったら、網戸をはめ、面格子を押して通常時の形に戻してください。
その後、内側から「外部操作防止ロック」をし、カバーをすれば終了です。
このように「ルーティス」でしたら、可動式なので網戸の掃除が楽に出来ます。
三協アルミの窓はメンテナンスがしやすい!
三協アルミの窓について見てきましたが、いかがだったでしょうか。
高性能でありながら、メンテナンスしやすい「ALGEO」や、可動式突出し面格子「ルーティス」など、三協アルミの商品はアイデアに富んでいます。
また、三協アルミのホームページでは、窓や網戸の外し方を動画でも確認出来るので便利です。
これから新築や窓のリフォームをお考えの方は、ぜひ参考になさってください。