家でくつろいでいるとき、「フローリングがだいぶ傷ついてきたな」とふと気がつくこともあるでしょう。
一度気にしてしまうとずっと目に入ってしまうので、いっそのことフローリングを張り替えてしまいたいものですよね。
実は、フローリングは張り替えることができるのです。
しかも、diyが可能なのです!
当記事では、フローリングの張り替え時期をはじめ、フローリング張り替えdiy方法についても解説していきます。
フローリングの張り替えはいつ行う?
フローリングは、気がつかないうちに傷や汚れがついていることが多いですよね。
子供がいるご家庭だと、子供がおもちゃで傷をつけてしまったり、ジュースをこぼしてシミになったりというようなことは日常茶飯事でしょう。
子供がいなくても、うっかり物を落として傷をつけることもありますよね。
いつまでも新築の綺麗なフローリングのまま、という家はほとんどないでしょう。
そこで、傷や汚れがついてしまったフローリングは、どのようなタイミングで張り替えを行うといいのでしょうか。
基本的に、フローリングの張り替えの目安は約15年といわれています。
案外、短いと思いませんか?
もちろん、家の状況によっても目安の年数は変わってきます。
しかし、約15年以上経過するとフローリングに何かしら問題が出てくることが多いです。
それでは、経年劣化したフローリングはどのような問題が発生するのでしょうか。
次項でみていきましょう。
フローリング張り替えdiyに関しては、のちほどご紹介します。
問題発生!フローリング張り替えが必要な場合①
フローリングの張り替えは約15年が目安ですが、もしも、そこまで問題なく使用できているのであれば張り替える必要はないかもしれません。
しかし、下記のような問題が出ている場合は、フローリングを張り替えた方がいいでしょう。
【きしきし鳴る】
歩くと床がきしきしと音を立てる場合は要注意です。
フローリングの原材料は木材ですよね。
木材は、湿度によって膨張したり収縮したりします。
もしも、梅雨時期などの湿度が高い季節だけきしきしなるのであれば、湿度だけが原因で音が鳴っているので大丈夫なことが多いです。
しかし、梅雨時期関係なく常にきしきし鳴っているようであれば、木材自体が変形してしまっている可能性があるのです。
さらに、木材が変形していることだけが原因ではなく、白アリが床下を食いつぶしてしまってきしきし鳴る場合もあります。
そうなると、diyどころか、一度専門家にみてもらわなくてはいけないでしょう。
問題発生!フローリング張り替えが必要な場合②
フローリングの張り替えが必要になる問題はまだあります。
引き続きご紹介していきましょう。
【沈む】
歩くたびにフローリングが沈むようなら、それも張り替えの目安となります。
床が沈む原因が、さきほどと同様に湿度であることも多いです。
しかし、フローリングが沈む場合はフローリング材のみならずその下地材もはがれてしまっていることがあるのです。
そうすると、その部分だけ直すことは困難なので、フローリング自体を張り替える必要が出てくるのです。
【色あせが目立つ】
よく日光が当たる場所であれば、フローリングが日焼けしてしまい、ささくれやめくれが生じる原因にもなります。
そうなると、素足で歩くことによってケガの原因ともなってしまいます。
何十年住んでいてもフローリングを張り替えないという方も多いでしょう。
しかし、何十年も張り替えず放置しておくと、床下が腐敗していたり白アリに食いつぶされてしまっているかもしれません。
張り替えないにしても、フローリングや床下の点検は定期的にしておいた方がよさそうです。
それでは、次項からはフローリング張り替えdiy方法について解説していきましょう。
フローリングをdiyで張り替え!注意点は?
フローリングを張り替えたいとなったとき、まずは業者に依頼することを思いつくでしょう。
しかし、フローリングの張り替えはdiyすることもできるのです。
ただし、その前に注意していただきたい点があります。
まず、一番大切なことが「フローリング下の構造」をチェックしておくことです。
フローリングには、下地の上にフローリングを重ねている場合と、下地を使わずに直接フローリングを貼っている場合があります。
下地を使っていないパターンは、鉄筋コンクリート造りの家で、モルタルの上に直接貼っているということです。
フローリングの下がどうなっているかによって施工方法が異なってきますので、事前に必ず確認するようにしましょう。
次に、新しく貼りつけるフローリング材の素材をチェックしておくことです。
フローリング材には無垢の木や合板などがあります。
それぞれの素材には特徴がありますので、よく理解したうえで取り入れるようにしましょう。
無垢の木であれば、湿度によっての膨張・収縮が大きく傷もつきやすいけど、風合いや足触りが気持ちいいなど、それぞれにいい点よくない点があります。
フローリング張り替えdiyのコツ
フローリングの張り替えをdiyで行う際の注意点がわかったところで、次は張り替えのコツについて解説していきましょう。
まず、フローリングを貼り付けるときは、部屋の長い方向に従って貼り付けていくようにします。
こうすることで、フローリング材を無駄にすることなく使うことができ、かつ、部屋の中を広く見せる視覚効果があるのです。
また、フローリング材にはたくさんの種類がありますので、その厚さもさまざまです。
そのため、一部分だけ張り替えるといった場合は、その他の場所と段差ができないように考えておくようにしましょう。
もしも、バリアフリーではない家のフローリングを全面的に張り替えるのであれば、部屋のドアとの段差をなくすような厚さのフローリング材を選ぶといいかもしれません。
フローリングをdiyで張り替え!
これまで解説しました注意点やコツを念頭に、いざフローリングをdiyで張り替えてみましょう。
素人では下地処理を伴うフローリングの張り替えは難しいので、今のフローリングの上から貼り付けられる方法で解説していきます。
フローリング材には、「イージーロックフローリング」を使ってみるのがおすすめです。
イージーロックフローリングは釘もボンドも使用することがないので、とても気軽にdiyすることができます。
しかも、表面が無垢の木を使用しているので、足触りも満足できるのではないでしょうか。
イージーロックフローリングには、左右に凹凸のあるサネがあります。
そのサネにお互いをはめ込むことによって接合できるというものなのです。
そのため、釘もボンドも必要がないうえに、しっかりと固定されるといった特徴があるのです。
これであれば、アパートマンションなどの賃貸物件でも気軽にdiyできますよね。
フローリングの張り替えは難しいと思われがちですが、今では簡単にdiyできるような資材も販売されています。
フローリングの張り替えを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
フローリングをdiyで張り替えてみよう
フローリングを張り替えるのは、diyでは到底できないような気すらしますよね。
しかし、下地処理を伴わなければ簡単に自分でdiyすることも可能です。
ただし、経年劣化しているフローリングを張り替える際は、下地を確認した方がいいケースもあります。
そのような場合は、一度業者に相談するようにしてくださいね。