賃貸物件の中には、洗濯物を外干しできないという方もいることでしょう。
ですが、室内に洗濯物を干す備えがない場合は、どのように洗濯物を干せば良いでしょうか。
そんなときには、窓の内側などの室内に洗濯物干しスペースを作ることをおすすめします。
それを可能にするアイテムをこの記事でご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
洗濯物を窓の外側に干せないときとは?
洗濯物を外に干せないときはたくさんありますよね。
まず、雨が降ったら外に干すことはできませんから、梅雨のシーズンでは室内干しが多くなることでしょう。
また、花粉症の方ですと、その時季が訪れれば、外に洗濯物を干すことも少なくなりますね。
さらに、賃貸にお住みの場合は、外に干せないケースはたくさんあります。
例えば、そもそもベランダがないお部屋の場合です。
ベランダがない賃貸のお部屋もありますから、その部屋にお住みの場合は必然的に室内に洗濯物を干すことになるでしょう。
一人暮らしの女性ですと、ベランダがあってもプライバシーの面で外に干すことをためらう方も多くいます。
このように、洗濯物を外に干せないときは多くあるので、室内のどこに洗濯物を干すか決めておかねばなりません。
しかし、賃貸の場合はスペースに限度もありますから、どのように室内で干せば良いか悩んでしまいますよね。
この記事では、窓の内側などに洗濯物干しスペースを作るアイテムをご紹介しますので、室内のどこに洗濯物を干すか悩んでいる方は参考にしてみてください。
外よりも良い!?室内干しがおすすめな理由
それではここで、室内干しのメリットについて一度みておきましょう。
「洗濯物は基本外干し」という方ですと、室内干しに対してネガティブなイメージをお持ちかもしれません。
ですが、室内干しは「外干しよりも良い!」という人がいるくらい、おすすめな点もあるのです。
それをここでご紹介します。
まず、天候に左右されないという点です。
晴れの日でも雨の日でも、雪の日でも、室内ではいつでも干すことが可能です。
つぎに、花粉や黄砂などから洗濯物を守ることができる点が挙げられます。
濡れた洗濯物を外に干すと、空気によって運ばれてきた目では確認できない汚れを付着しやすくなります。
その汚れの中には、花粉や黄砂、PM2.5などを含みます。
室内に干すことで、このような汚れが衣服に付くのを防いでくれます。
そして、太陽の光による日焼けのダメージを防げる点も挙げられます。
衣服は私たちの肌と同様に、日焼けをしてしまうのです。
紫外線は衣服の繊維をもろくさせ、色あせさせる原因につながります。
これも室内で紫外線が当たりにくく干すことで、防ぐことができます。
また、賃貸にお住みの方ですと、室内に干すことで盗難に遭うリスクも低くなります。
以上の点により、外干しよりも室内に洗濯物を干すことがおすすめといえるのです。
それではつぎから、窓の内側などの室内に洗濯物干しスペースを作るアイテムをご紹介していきます。
室内でも外干し並み!窓枠用洗濯物干しをご紹介
ここからは、室内に洗濯物干しスペースを作るためのアイテムをご紹介していきます。
まずは、窓枠用の洗濯物干しです。
【アイリスオーヤマ:窓枠物干し MW-260NR】
サイズ:幅110~190cm×奥行37cm×高さ190~260cm
重量:約3.9kg
耐荷重:竿1本あたり12kg・全体で20kg(3~4人分向け)
参考価格:2,654円
突っ張り棒で窓枠に設置する物干しとなっています。
窓から入る光を利用しながら干すことができるので、外干しのような感覚で干すことができます。
竿受けは、カーテンの裏側に隠すこともできるので、使用時や収納時に場所をとらないことも魅力です。
組立てもドライバーなどの器具を使わずにでき、2ステップで組み立てられるので、女性の方も安心して使用できます。
もし、日焼けすることが気になるのであれば、窓ガラスにUVカットフィルムなどを貼っておくことをおすすめします。
そうすれば、紫外線をカットしながら外干し感覚で干すことができるでしょう。
窓の内側に置くならコレ!洗濯物干し用スタンド
つぎにご紹介するものは、洗濯物干し用のスタンドです。
【エカンズ:伸縮式多機能ふとん干し ダブルバータイプ EX-701W】
サイズ:幅121~200cm×奥行79.5cm×高さ94~130cm(使用時)
重量:約5.8kg
耐荷重:約15kg(3~4人分向け)
参考価格:4,380円
敷き布団も干すことができる、通気性抜群の大型物干しスタンドです。
洗濯物が干せなければ、布団も外に干すことは難しいですよね。
こちらのアイテムは布団と一緒に洗濯物が干せるので、使い勝手の良い仕様となっています。
組立てもパイプをはさむだけと簡単ですので、窓枠用物干し同様、女性の方も安心して使用することが可能です。
こちらも窓の内側に設置することがおすすめではありますが、日焼けを気にする場合は、UVカットフィルムを窓ガラスに貼っておきましょう。
エアコンの風を最大限活かす!専用ハンガーとは?
最後にご紹介するアイテムは、窓の近くに設置されていることの多い、エアコンに取り付ける洗濯物干し用のハンガーです。
【平安伸銅工業:エアコンハンガー ACH-1】
対応エアコンサイズ:幅89cmまで×高さ30cmまで
重量:1.2kg
耐荷重:5kg(1~2人分向け)
参考価格:3,500円
エアコンに引っ掛けるだけで設置できるハンガーで、エアコンから吹き出る風を最大限に活かすことができます。
使用しないときは、壁側に折りたためばすっきりと収納することが可能です。
特にワンルームのお部屋にお住みの場合は、洗濯物干しのスペースを確保できないこともありますから、エアコンに設置できるだけなら場所もとらなくて良いですよね。
しかし、ハンガーを設置したことでエアコンが故障してしまったら大変ですから、設置する前に大家さんや不動産会社に相談しておくようにしましょう。
この記事では3つのアイテムをご紹介しましたが、これらのほかにも様々なアイテムがありますから、洗濯物を外に干せない方は、室内干し用のアイテムを利用してみてください。
室内で洗濯物干しをする際の注意点!
室内でも洗濯物干しできるアイテムとして3つご紹介してきましたが、室内干しするうえでの注意点があります。
1つめは、洗濯物干し用のアイテムを使用する際は、耐荷重を守るということです。
洗濯物は、脱水をかけても水分を含んでいるので、想像以上に重量があります。
だいたい1人当たりの1日分の洗濯物は、約1.5kgが目安とされていますので、家族の人数に合ったアイテムを選ぶことも重要です。
人数分の洗濯物と、用意したアイテムの耐荷重に注意しながらバランス良く干すようにしましょう。
2つめは、賃貸物件にお住まいですと、アパートやマンションの規約によっては設置できない場合もあります。
ご紹介した以外の室内用の物干しのアイテムの中には、天井取り付けタイプのものもあります。
こういったアイテムですと、アパートやマンションによっては許可されないこともあり、せっかく用意したアイテムが使用できないのは残念ですから、用意する前には大家さんなどに確認しておくと良いでしょう。
3つめは、カーテンレールにはカーテン以外かけないことです。
よくカーテンレールに洗濯物を干しているのを見かけるかと思いますが、これはおすすめできません。
なぜなら、カーテンレールはカーテンをかけるために作られたものですから、カーテン以上の重量に耐えられない可能性があるのです。
先ほどお話ししたように、洗濯物は濡れた状態では重量感がありますから、これをカーテンレールにかけてしまうと、重量に耐えきれずにレールの変形や損壊の恐れがあります。
また、窓際は湿気が発生しやすく、そこに洗濯物を干してしまえば、カーテンにカビが生えてしまうことも考えられます。
そのため、室内干しをする際はカーテンレールには洗濯物を干さないようにしましょう。
室内干しをする際はアイテムを使って快適に!
賃貸にお住みの場合、外に洗濯物を干せないことは多くあります。
そんなときは、室内干しを可能にするアイテムを利用してみましょう。
ここでは3つご紹介しましたが、まだまだたくさんの種類があります。
自分の住まいや家族の人数に合ったものを選び、室内でも快適に洗濯物を干せるようにしてみてください。