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「準防火地域」で必須の窓の防火対策!そのお値段は?

2019.6.15

「準防火地域」に家を建てる場合には、防火対策をしなければなりません。

その際、延焼の原因にもなる窓の防火対策は特に重要になってきます。

今回は、「準防火地域」での、窓の防火対策についてご紹介していきます。

窓にはどんな対策が必要なのか、また防火窓の値段はいくらくらいなのか、見ていきましょう。

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「準防火地域」では窓の値段が高い!?

「準防火地域」とは、都市計画で「火災を防止するため」に、「防火地域」ほどではありませんが、厳しい建築制限が行なわれる地域のことです。

市街地や幹線道路が通っている商業地域などは「防火地域」に指定されることが多く、その外側に広がるのが「準防火地域」です。

「防火地域」や「準防火地域」に指定された地域の建物は、壁、柱、床などを国土交通大臣が定めた構造方法に基づいて作り、窓や扉などは延焼を防ぐ防火戸にしなければなりません。

その基準は細かく決められていて、耐火性能や耐火性能に適合するかどうかは、地域性なども加味され、状況に応じて国土交通省によって判断されます。

このような基準があるため、「準防火地域」に建物を建てるときには、耐火建築物にする必要があります。

特に開口部である、窓や扉の制限は厳しいものがあります。

そのため、通常の窓や扉よりも値段が高くなってしまうのです。

値段では計れない!「準防火地域」における窓の重要性

平成28年に発生した新潟県糸魚川の大火災では、4万平方メートル、144棟が焼失しました。

この大火災は、「準防火地域」に指定されている糸魚川駅前地域で起こりました。

通常であれば、厳しい基準のもと、建物が建てられるべき地域でしたが、遡及特例(そきゅうとくれい)で古い建物がそのままになっていたため延焼が広がったと言われています。

しかし、窓を網入りや二重サッシにし、建築基準法に基づいて作られた防火構造の建物は、建物の中に火が入らずに焼け残りました。

このことから、いかに建物を防火することが大切なことかがわかります。

特に窓はガラスが割れてしまうと、火が燃えるのに必要な酸素が供給されてしまうので、より燃え広がってしまいます。

「準防火地域」では建築資材が特別なものになるので、値段は高くなりますが、家族の命や家の中の財産を守るためには必要な経費だと言えるでしょう。

また、近隣への延焼を考えると、「準防火地域」での規制は重要です。

「準防火地域」での窓の規制とは?

それでは、「準防火地域」での建物の規制について見ていきましょう。

【4階以上の建築物】

・必ず耐火建築物にしなければならない。

【3階の建築物】

・延べ面積が1,500平方メートル以上の場合:必ず耐火建築物にしなければならない

・延べ面積が500平方メートル以上、1,500平方メートル以下の場合:準耐火建築物以上にしなければならない

・延べ面積が500平方メートル以下の場合:3階建ての技術的基準に適合させなければならない

【1階・2階の建築物】

・延べ面積が1,500平方メートル以上の場合: 必ず耐火建築物にしなければならない

・延べ面積が500平方メートル以上、1,500平方メートル以下の場合:準耐火建築物以上にしなければならない

・延べ面積が500平方メートル以下の場合:耐火建築物でなくても良い

【屋根の不燃化】

・建築物が耐火構造や準耐火構造になっていない場合、屋根を不燃材料にしなければならない

【開口部の防火措置】

・建築物が耐火構造や準耐火構造になっていない場合、窓や扉などの開口部には、防火対策をしなければならない

延べ面積が大きくない通常の住宅であれば、1、2階建てでは耐火構造にしなくても建てられますし、3階建てでも技術的基準に適合していれば住宅を建てることができます。

しかし、屋根と窓には防火対策をしなければなりません。

それほどまでに、防火に重要な部分だからです。

次項からは、その重要な窓の選び方や値段などをご紹介しましょう。

「準防火地域」の窓の防火対策とその値段

防火対策に重要な窓ですが、どんなものを選んだら良いのでしょうか?

また、その値段も気になりますね。

「準防火地域」での窓は、詳しく言うと「外壁からの延焼の可能性がある部分」は、防火をしなければなりません。

そして、延焼の可能性があるのは次の通りです。

・近隣との境界線や道路中心線から、1階なら3m以下、2階以上では5m以下にある建築物の部分

・同じ敷地のなかに2つ以上の建築物がある場合、お互いの外壁と外壁の間の中心から、1階で3m以下、2階以上では5m以下にある建築物の部分

*ただし、2つ以上の建物の延べ面積の合計が、500平方メートル未満の場合は、1棟とみなす

こうしてみると、住宅密集地ではほとんどの窓を防火する必要があると言えるでしょう。

また、現在は近隣と距離があったとしても、建て替えや増築などで距離が近づけば、防火対策をしなくてはならなくなります。

さらに通常の住宅の場合、「準防火地域」での窓の基準は、「鉄、あるいは網入りガラスで造られたもの」になるので、通常の窓にシャッターを付けるか、網入りガラスにする必要があります。

ちなみに、二重サッシなど、複層ガラスは結露防止や断熱性能を高めるためのもので、防火対策とみなされません。

複層ガラスの場合、網入りガラスと組み合わされているものであれば、防火窓として承認されます。

つまり、防火窓は網入りガラス窓一択と言うことです。

もし、網入りガラス窓以外を付けたい場合は、シャッターを付けるしかありません。

普通の透明ガラスと網入りガラスの値段の差は、倍以上かかる場合があります。

次項で、その値段について詳しく見ていきましょう。

「網入りガラス窓」とは?その値段は?

「準防火地域」での窓の防火対策で重要な「網入りガラス窓」を詳しく見ていきましょう。

「網入りガラス窓」とは、文字通り金網が入っているガラス窓のことです。

別名、線入りガラス、ワイヤー入りガラス、または、防火設備用ガラスなどとも言われています。

建設省告示1360号に規定されている、火災を想定した熱をあてて20分間耐えられるものを、防火設備用ガラス言います。

ちなみに、網目が斜めでひし形に見える「ヒシワイヤ」と、格子状の網目の「クロスワイヤ」は、防火設備用ガラスとして広く使われています。

「網入りガラス窓」の特長は、火災でガラスが破損しても、金網が穴があくのを抑え、ガラスの崩れ落ちを防止します。

そのため、火を遮断し延焼を防ぐことができるのです。

それでは、一例として普通の透明ガラスと網入りガラスの値段を比較してみましょう。

【値段の比較】

《普通透明ガラス(厚さ5㎜)》

・~60㎝×~90㎝ 10,600円
・~60㎝×~180㎝ 19,800円
・~90㎝×~90㎝ 15,600円
・~90㎝×~180㎝ 25,000円

《網入りガラス(厚さ6.8㎜)》

・~60㎝×~90㎝ 25,600円
・~60㎝×~180㎝ 41,000円
・~90㎝×~90㎝ 35,800円
・~90㎝×~180㎝ 51,400円

*いずれも、税別の参考価格です。

窓にシャッターを付けた場合の値段は?

最後に窓にシャッターを付けた場合の値段について見ていきましょう。

前述したように「準防火地域」でも、シャッターを付ければどんな窓でも付けることができます。

参考までに一例を挙げてみます。

【手動シャッター】

・162㎝×90㎝の窓の場合 30,000円
・162㎝×180㎝の窓の場合 55,000円
・260㎝×180㎝の窓の場合 82,000円
・350㎝×180㎝の窓の場合 112,000円

【電動シャッター】

・162㎝×90㎝の窓の場合 85,000円
・162㎝×180㎝の窓の場合 103,000円
・260㎝×180㎝の窓の場合 129,000円
・350㎝×180㎝の窓の場合 221,000円

*いずれも、税別の参考価格です。

窓の設置以外にシャッターの値段が掛かってくるので、出費がかさんで大変ですが、シャッターを付けることで気密性が高まり、冷暖房費の節約になります。

また、火災以外でも台風などの災害時や防犯面にも高い機能を発揮します。

窓が設置されている場所に合わせて、シャッター付きや網入りガラス窓にするのも良いでしょう。

「準防火地域」での窓の防火は必要不可欠!

このように「準防火地域」は、「防火地域」ほど厳しくはないですが、防火の基準が決められています。

特に窓の防火に関しては、延焼を防ぐための重要な部分になります。

ただ、防火のための網入り窓やシャッターを設置するには、かなりの値段が掛かってきます。

しかし、自分たちの生命を守ることをや、近隣への延焼を防ぐことを考えると必要なことだと言えるでしょう。

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