住宅ローンの審査にクレジットカードの延滞が影響する?!

普段の生活では、皆さんは何気なくクレジットカードを利用していると思います。

クレジットカードは、すでに現代の生活になくてはならない支払い方法のひとつとなっていますね。

しかし、クレジットカードの使用状況が、住宅ローンに影響するとは思いもよらないのではないでしょうか。

クレジットカードの延滞によって、住宅ローンが組めなくなってしまうかもしれないのですよ。

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クレジットカードの使用状況が住宅ローンの審査に影響する

現代では、多くの人がクレジットカードをひとつの支払い方法として活用しています。

クレジットカード自体は、危険なものではありませんし、計画的に使えば生活をとても便利にしてくれます。

しかし、現金を使わないため金銭感覚が狂い、支払いが延滞してしまうという人もいます。

今回の記事は、クレジットカードの延滞が住宅ローンにどのような影響を及ぼすのかを見ていきます。

クレジットカードを使用することそのものが、住宅ローンの審査に影響を与えることはありません。

肝心なのは、その信用情報です。

クレジットカードの使用状況や支払い状況などの信用情報は、個人情報機関に登録されています。

住宅ローンでは、2つの審査を受けることになります。

金融機関が行う事前審査、保証会社が行う本審査です。

審査基準は、金融機関や保証会社によって違います。

しかし、クレジットカードの使用状況や支払い状況は、どの場合も審査の対象となります。

クレジットカードの利用者が延滞などをした情報は、個人信用情報機関に登録され、金融機関で共有されています。

住宅ローンの審査は、クレジットカードの使用状況によって通らないことも起こりうるのです。

住宅ローンに関わる信用情報機関とは

住宅ローンに影響を及ぼす個人情報機関は、以下の3つです。

●シー・アイ・シー(CIC)

割賦販売法と貸金業法に基づく信用情報機関として、内閣総理大臣から指定を受けた指定信用情報機関です。

クレジットカード会社、ローンを取り扱う銀行、一部の消費者金融が主な加盟社です。

●日本信用情報機構(JICC)

貸金業法に基づく信用情報機関として、内閣総理大臣から指定を受けた指定信用情報機関です。

消費者金融が加盟社の6割を占めています。

クレジット会社だけでなく、リース会社、銀行、保証会社など加盟社の業種は幅広いです。

●全国銀行個人信用情報センター(KSC)

全国銀行協会が設置運営している機関です。

主な加盟社は、銀行です。

クレジットカード会社はほとんど加盟していませんが、銀行が出資している一部のクレジットカード会社が加盟しています。

他にも保証会社やローン会社などが加盟しています。

これらの個人情報機関には、クレジットカードの延滞記録がいつまで残ってしまうのでしょうか。

クレジットカードの延滞記録はどれくらい残る?

クレジットカードに新規に加入する場合、過去に他社のクレジットカードで延滞があったとしても、現在延滞がなければ、審査に通ることもあります。

しかし、住宅ローンとなると話が違います。

住宅は一生に一度あるかないかの大きな買い物です。

金額も大きくなりますから、住宅ローンの審査はクレジットカードの審査よりも厳しいものです。

個人信用情報において、クレジットカードの延滞記録は24ヶ月残ります。

延滞後、一度クレジットカードが使えなくなったとすると、その完済から5年の月日が経過しなければ、延滞記録は消えません。

住宅ローンの支払いは、何十年も続くものです。

クレジットカードの支払いを延滞するようでは、住宅ローンの支払いを何十年も続けられるとは思えません。

住宅ローンの審査担当からは、そのように思われて当然なのです。

クレジットカードの延滞をしたときは、住宅ローンのことなど考えていないかもしれません。

しかし、実際に住宅を買うときになって後悔します。

クレジットカードの延滞が、住宅ローンにも影響を与えてしまうことを、くれぐれも肝に銘じる必要があります。

延滞以外に審査に影響するクレジットカードの使い方

延滞だけが住宅ローンの審査に影響するわけではありません。

クレジットカードのキャッシング枠・リボ払い・分割払いなども、住宅ローンの審査に影響します。

ひとつずつ解説します。

●キャッシング

キャッシングは、クレジットカードの機能を使った借金といえます。

クレジットカードキャッシングは24時間いつでも借りられます。

そのため、実際には利用していなくても、限度額いっぱいまで借りていると判断されてしまいます。

以前にキャッシングの利用記録があると、完済していてもキャッシング枠の存在そのものが負債とみなされてしまうのです。

●リボ払い

リボ払いとは、クレジットカードを利用した額や件数に関わらず、毎月一定額を支払っていく方法です。

毎月一定額の支払いで済むので、一見便利に思えます。

しかし実際には、年利15%などの高額な手数料がかかってしまう払い方なのです。

これでは、年利15%のローンを組んでいるのと同じことですよね。

住宅ローンの審査では、そこもチェックされます。

完済しておくか解約しておいた方が良いでしょう。

●分割払い

分割払いも、3回を超える場合は注意が必要です。

こちらも10%を超える手数料がかかることがあり、住宅ローンの審査では不利に働きます。

このように、クレジットカードは、持っているだけで住宅ローンの審査に影響を及ぼしてしまいます。

そのため、使っていないとしてもクレジットカードを何枚も持っている人は要注意です。

そのせいで、住宅ローンの審査に落ちてしまう可能性が高くなってしまいます。

不要なキャッシング枠やリボ払い契約は解約し、使っていないのであればクレジットカード自体も解約しておくことをおすすめします。

家族の延滞記録にも要注意

クレジットカードには、注意すべき点がまだあります。

それは家族カードです。

クレジットカードは、家族カードが作れることがありますが、妻や子どもが知らないうちにショッピングやキャッシングをしているということも考えられます。

また、専業主婦の妻がクレジットカードを作る場合、夫の収入を信用として審査が行われます。

上記のような場合、妻や子どもがクレジットカードの支払いを延滞すると、夫の利用履歴に登録されてしまうのです。

住宅ローンを組む際は、家族のクレジットカードの利用履歴がどのようになっているのかもチェックしておきましょう。

また、妻の独身時代の延滞記録であれば、夫名義の住宅ローンには影響しませんが、妻が連帯保証人や連帯債務者になる場合は注意が必要です。

住宅ローンでは、連帯保証人や連帯債務者の審査も、本人と同様に行われます。

連帯保証人に対しても個人信用情報の照会がなされますので、信用情報に傷があると、審査が通らなくなるということもあります。

以下のような場合も審査に通らない可能性があります。

・夫婦の収入合算で住宅ローンを組む場合
・夫婦で土地や建物の共有持分を設定する場合
・信用情報に傷がある親族の土地に家を建てる場合

住宅ローンを組んだら、クレジットカードを使いこなす

クレジットカードが、住宅ローンにどのような影響を与えるのかを見てきましたが、クレジットカードにはもちろん利点もあります。

住宅ローンが無事通ったとしたら、その金融機関のクレジットカードを新規で契約することによって、預金や住宅ローンの金利が優遇されることがあります。

金利の優遇を使って、クレジットカードでお得に新しい家具や家電などを揃えることも出来ます。

計画したうえでクレジットカードを利用することは、生活にゆとりを生んでくれます。

クレジットカードを利用するときは、

・一括払い、もしくはボーナス払いなどの金利が付かない方法にすること
・延滞せず、必ず期日に支払いできるように計画的に使うこと

上記のことに気を付けましょう。

クレジットカードの利点は、いろいろあります。

現金を持ち歩かずに済みますし、ポイントを貯めるお得さ、支払いを先に延ばせることなど、上手に使えば生活をより良いものにしてくれます。

住宅ローンを組んだ後も、利点を上手に生かして、便利にクレジットカードを使いこなしましょう。

たった1回の延滞で後悔しないために

クレジットカードの延滞は、気軽な気持ちで起きてしまうことがあります。

「たまたま残高が足りなかったから1ヶ月遅れただけ」と思うかもしれません。

しかし、クレジットカードと違って、住宅ローンは何十年も支払いが続くものです。

クレジットカードの1回の支払いさえ管理できない人は、そのように評価されるのです。

どんな支払いであったとしても、しっかり管理して延滞しないことが大切です。