納戸を活用しよう!棚・ラック・突っ張で自由にDIYできる!

みなさんのお宅に「納戸」はありますか。

もしあるようであれば、物はきれいに収納されていますか。

納戸が季節もののアイテムや洋服で荒れた状態では、探したいものもすぐに見つかりません。

今回は納戸の活用方法についてのお話や、棚やラック、突っ張り棒などを使ったDIY方法などをご紹介していきましょう。

納戸とは?棚や収納ラックは必要?

納戸は間取り図で見ると「N」や「S」などと表示されることが多く、サービスルーム、ユーティリティースペース、多目的ルームなど、さまざまな名前で呼ばれますが、大きな違いはありません。

建築基準法上「居室と認められない部屋」は納戸という位置づけになります。

また、納戸の特徴として、次のことがあげられます。

・窓がない場合が多い
・コンセントがない場合が多い
・人が歩けるくらいのスペースがある

納戸は家の中の貴重な収納スペースです。

よく、普段使わないものや、季節ものの洋服などを収納するために使いますが、棚などを使い上手く収納しないと、収拾がつかないくらいに散らかってしまいます。

そのため、DIYで棚やラックを作成し、納戸を有効に活用することをおすすめします。

次項で、納戸のさまざまな活用方法を見ていきましょう。

納戸の活用方法はDIYで自由自在

納戸はDIY次第でさまざまな部屋として活用できます。

ここではその一例をご紹介しましょう。

●収納スペース

押し入れなどと同じく、収納スペースとして納戸を活用できます。

棚を置けば布団や毛布をたたんで収納することが可能です。

この時、除湿シートを敷くなどして、湿気が溜まりにくくなるような配慮をすることが重要です。

●書斎スペース

2~3畳あれば、机や棚を設置して簡単な書斎を作ることが可能です。

扉を閉めれば音を遮ることもできるため、家で仕事をすることが多い方は、リビングにワークスペースを作るよりも集中して作業することができるでしょう。

夏場はエアコンがないと厳しいため、これから新築する方で納戸に書斎を検討している方は、窓を作るなどして、窓用エアコンの設置を想定しておきましょう。

●パントリー

納戸はパントリー(食品庫)としても活用できます。

ただ、パントリーは全体を見渡せて、一目で何があるか分かるようなスペースである必要があります。

そのため、あまり奥行きのある納戸は不向きとなりますので、注意しましょう。

納戸にDIY!棚と突っ張り棒でウォークインクローゼットに

先ほど、納戸はパントリーや書斎になるという活用方法のお話をしましたが、DIY次第ではウォークインクローゼットとしても活用することができます。

部屋に洋服を置くスペースがあまりない場合に、利用すると良いでしょう。

DIYの方法はとても簡単です。

まず、納戸に棚を設置しましょう。

棚は購入したものでも、納戸の幅に合わせて手作りしたものでも、どちらでも構いません。

棚には収納ケースを置き、たたんだ洋服をしまうスペースにしましょう。

そして、棚の上の天井に近い場所に、突っ張り棒を設置します。

重さで落ちてこないように、力を入れて設置しましょう。

ハンガーでかける洋服が多い場合は、上から見た時に「L」になるように、もう1本突っ張り棒を設置します。

これだけで、ウォークインクローゼットは完成します。

突っ張り棒と棚の色を同系色にすると、一体感が出ておしゃれな雰囲気にすることができるでしょう。

納戸に窓がある場合は、洋服の日焼けが心配なため、簡易的なカーテンを設置することをおすすめします。

ウォークインクローゼットが不必要になったら、突っ張り棒をはずすだけで通常の納戸として利用できます。

納戸に収納すべきものとは?収納ルールを守ろう

納戸は普段使わないものを収納することが多い場所ですが、具体的にはどのようなものの収納に適しているのでしょうか。

以下でご紹介します。

・季節ものの洋服や靴、布団
・扇風機やストーブなどの季節家電
・スポーツ用具(ラケット・ゴルフクラブなど)
・図鑑などの書籍
・雑貨、普段使わない食器

上記の中に、実際に自宅の納戸にしまっているものはありますか。

これらは収納ルールを守って、効率よく収納することが大事です。

納戸の収納ルールとして、以下のようなことがあげられます。

・納戸に物を詰め込みすぎない
・納戸にあるものは1年ごとに必要か判断する
・衝動買いを控える

棚などをDIYして、人が通れるほどのスペースを確保しつつ、収納を詰め込みすぎなければ、散らかることはほぼありません。

また、納戸にあるものは普段使わないものなので、1年に1度は不必要なものかの判断しましょう。

迷ったら無理には捨てず、1年後にまた必要かを考えましょう。

そして、ものを衝動買いすることを控えましょう。

無駄なものを増やさないように心掛けることも、節約と使いやすい納戸へと繋がります。

納戸の基本的なDIY!棚とハンガーパイプを活用する

ここでは、DIYで納戸に収納場所を作っていきます。

納戸の収納を効率よく行うには、ハンガーパイプ・収納棚・キャスター付き収納ケースの3つを揃えることから始めましょう。

この3つをうまく組み合わせれば、見た目がきれいに見えるだけでなく、どこになにがあるのか一目で分かります。

自分だけでなく、家族も探しやすい仕組みとなっているので参考にしてください。

【納戸の基本の収納方法】

まず、収納棚を組み立てましょう。

市販されているもので構いませんが、背の高いものの方が収納力は上がります。

高い場所は落ちてきても危険度の低い、軽量なもの(タオルのストックなど)を収納しましょう。

次に、収納棚を設置したら、すぐ横のスペースにハンガーパイプを置きます。

ハンガーパイプには家族全員の冬物のアウターや、冠婚葬祭の衣服をかけておくことで、しわにならず保管することができます。

そして、急に必要となった場合も、すぐに着用することができます。

最後にキャスター付き収納ケースですが、棚の下にくるように設置しましょう。

キャスターが付いているため、重量のあるアルバムや図鑑(書籍)などを保管するのに適しています。

それぞれの場所に決まったものを収納することで、納戸をスッキリした状態で保つことができます。

納戸をDIYする際の注意点とは?

納戸をDIYできれいに収納するのは良いことですが、注意点もあります。

ここでは見落としがちな注意すべき点をご紹介していきましょう。

●湿気対策

布団や衣類を収納する際に気をつけたいのが湿気です。

納戸は窓がないことが多く、十分な換気を行わないと、湿気によってカビが発生してしまう恐れがあります。

そのため、棚には抗菌マットや除湿シートを置き、除湿器か扇風機も定期的にまわすように心掛けましょう。

ドアは閉め切りにせず、基本的に開けたままにしておきます。

風の流れを作ることでカビ予防になりますので、梅雨や夏の時期は工夫して換気を行うようにしましょう。

●コンセントがない

書斎にする場合、コンセントがないとパソコンやプリンターなどの使用ができません。

また、エアコンも設置できないため、あらかじめ頭に入れておきましょう。

コンセントがないと掃除機をかけることもできないため、延長コードなどで対応するようにしましょう。

DIYで納戸を有効活用しよう

納戸は、通常通り収納として使うことはもちろん、ウォークインクローゼットや書斎にしたりと、工夫次第でさまざまな使い方ができます。

DIYと聞くとハードルが上がる感じがしますが、棚やラックは市販のものを使えば、誰にでも使いやすいスペースへと変身させることができるでしょう。

今現在、納戸が散らかって困っている方は、思い切ってDIYすることをおすすめします。