家を建てる前に人気ブログをチェック!平屋ブームって本当?

平屋が密かにブームになっているようです。

キーワード検索をしている方も増えていますし、雑誌で平屋の特集を組まれることも多く、ブログで快適な平屋暮らしをアップしている方たちもいます。

家を建てることを考えている方にとっては、気になりますよね。

では、実際に平屋の家を建てた方たちのブログから、その秘密を探っていきましょう。

平屋ブームは本当か?

家を建てるときに思うことは、「長く快適に住みたい」ということではないでしょうか。

「長く住む」ということは、年を重ねても住み続けるということです。

その昔、日本の住宅は平屋が基本でした。

しかし、人口増加により、限られた土地を有効に使うため、上へ拡張していくことで住環境を整えてきました。

狭い土地だからこそ、せっかく家を建てるなら部屋数を増やしたいと、2階建てや3階建てにして、広く使いたいという考えが多かったようです。

また、平屋は広い土地要るので贅沢、2階建てや3階建てに比べると割高といったイメージがありました。

しかし、徐々に親世代と同居をする子ども世代が少なくなり、少子化で子どもの人数も減っている現代では、住宅にそれほど部屋数を必要としなくなりました。

また、それまで広い土地が必要と言われていた平屋でしたが、住宅の性能向上や設計の仕方などによって、それほど広い土地でなくても平屋が建てられるようになったのです。

将来のことを考えると、平屋には快適に暮らすためのメリットがたくさんあります。

平屋の良さを再発見した方々が、家を建てるときに平屋を選択するようになり、平屋ブームと言われるようになりました。

その快適な暮らしぶりをブログから見てみましょう。

家を建てる前にブログをチェック!平屋のメリットとは?

それでは、実際に平屋に住んでいる方のブログを見てみましょう。

あるブロガーさんは、家を建てると決めたときには、平屋にすることをまったく考えていなかったそうです。

しかし、ハウスメーカーの担当者と入居者訪問に行って、考えが変わったと言います。

では、考えが変わった平屋のメリットを見てみましょう。

・階段がなく移動が楽、スペースの無駄がない

・掃除が楽

・将来的に使わなくなる部屋がなくなる

・勾配天井で天井が高く開放的にできる

・風通しが良い

・低い建物ならではの安定性

・ワンフロアで生活しやすい動線

・設計の自由度が上がる

・トイレが1つで済む

実際に住んでみて感じるメリットも多く、家族とのコミュニケーションがしやすいことも良かった点だと書いています。

平屋ですと、階段で1階と2階に分かれてしまうことがないので、家族の温もりが近く感じられます。

子育て世代の方は、お子さんに目が届きやすいのも嬉しいですね。

ブログに見る平屋の家を建てるメリット「平屋には階段がない!」

さらに平屋の家を建てるメリットについて詳しく見ていきましょう。

ブログでよく言われているのは、「階段がないことの良さ」です。

当たり前ですが、平屋には階段がありません。

階段がないということは、階段の位置を考えなくて良いので設計の自由度が上がります。

さらに2階がないので、柱も少なくて済み、すっきりとした広い空間を確保できます。

そして、すっきりとしたワンフロアなので、生活動線もシンプルになり、無駄がありません。

あるブロガーさんは出掛けるとき、2階に忘れ物を取りに行くストレスから解放されたと言います。

普段でも、階段を使っての移動はストレスになることがあります。

洗濯物やふとんを2階に干しにいく、取り込んだ洗濯物やふとんを1階へ運ぶ、別の階にあるお風呂に入る、2階にいるときに来客や宅配便が来たときなど、階段があることで面倒に感じたことはあるのではないでしょうか。

また、階段周りで起こる事故は、年間数千件起きていると言われています。

階段がなければそういった事故の心配もないので、子育て世代や高齢者の方には安心です。

平屋の家を建てると使わなくなる部屋がなくなる!?

はじめに、家を建てるときには「年を重ねても住み続ける」ということだとお話ししました。

ブログを見てみると、「子どもが巣立ったあとの2階の部屋は、ほとんど使われていない」ということも多いようです。

また、家を建てたときには階段の上り下りがそれほど大変だと思わなくても、年を重ねると辛くなってきます。

長く住み続けると、「手摺りを付けておけばよかった」「もっと緩やかな階段にしておけばよかった」などと思うこともあるでしょう。

そして、2階へ上がることが億劫になり、滑って落ちてしまうかもしれないという不安も重なり、2階の部屋を使うことがなくなってしまうそうです。

高齢の夫婦だけなら、1階だけで事足りるということもあるでしょうが、せっかく建てた2階がまるまる無駄になってしまいます。

しかし、平屋では階段を上る必要がないので、子どもたちが巣立ったあとでも部屋を有効に使うことができます。

趣味の部屋にするのも良いですし、友人を招く部屋として使っても良いでしょう。

工夫次第で老後の夢が広がります。

せっかく家を建てるのですから、先々のことも考えて無駄のないものにしましょう。

平屋はメンテナンスが楽!

家を建てるといつまでもきれいで快適に暮らしたいと思いますよね。

そこで、平屋のメリットとして挙げられるのは、「メンテナンスが楽」だということです。

まず考えられるのは、階段掃除をしなくてもよいという点でしょう。

平屋には階段がありませんから、階段掃除をする必要はありません。

階段の隅のほこりなどは取りにくいですし、掃除機をかけるのもひと苦労のため、かなりストレスが軽減できるでしょう。

あるブロガーさんのブログでは、平屋の掃除について書かれています。

「家を建てるときにバリアフリーにしたので、ロボット掃除機が大活躍」「スチームモップを使って一気に掃除をしています」など、平屋の掃除は楽にできるようです。

確かに、1階と2階に分かれていると、別々に掃除をすることになりますし、掃除機などの掃除用具を運んだり、あるいは1階用と2階用の掃除用具を用意するなど、手間が掛かります。

また、後々のことを考えると、外壁の修繕なども足場を組んでの大がかりなものではなくなるので、コストを抑えることも可能です。

ブログに見る平屋の家を建てるデメリットとは?

ここまで、平屋の家を建てることのメリットについて見てきました。

最後に実際に平屋に住んでいる方のブログから、デメリットについても見ておきましょう。

・広い敷地が必要

建ぺい率(土地に対する建物の割合)の問題があるので、ある程度の広さが必要になります。

・工事にかかる坪単価が高くなる

基礎工事や屋根の面積が大きいので、坪単価は高くなります。

しかし、外壁を作るときの足場は必要ありませんし、階段も要りません。

トイレも1つにすれば、費用を抑えられます。

したがって、坪単価は高くなっても、全体で考えるとそれほど高くはならないでしょう。

・家族間でのプライベート空間の確保が難しい

平屋のメリットである家族とのコミュニケーションがしやすい点は、裏返すとプライベート空間の確保が難しくなることでもあります。

しかし、間取りなどを工夫すれば回避できるので、設計段階でよく検討する必要があります。

・日当たりが悪くなる

平屋は開放的ではありますが、日当たりがあまり良くありません。

窓を増やす、大きくする、天井を高くするなどの工夫が必要となります。

防犯の面が気になるという方もいますが、「2階だから窓を開け放して寝ていても大丈夫」ということはありません。

防犯対策は平屋であっても、2階、3階建ての家であっても、きちんとしておきましょう。

家を建てるときにはブログを参考にしよう!

このように平屋で暮らす方々のブログを見てみると、多くの方が満足され、快適に過ごされているようです。

それでも、「こうしておけばよかった」「もう少し工夫が必要だった」など、住んでみてはじめてわかることもたくさんあります。

家を建てる前には、実際に家を建て暮らしている人たちのブログを参考にして、より快適で自分に合った家を建ててください。