アパートのポストが壊れた時の費用負担は?防犯も強化しよう

アパートに住んでいて、毎日何気なく使うものの1つにポストが挙げられます。

ポストがなくなったら生活に支障が出てしまいますが、もし壊れた場合はどのように対処すれば良いのでしょうか。

また、修理費用はだれが負担するのでしょうか。

ポストの修理に関するお話と、防犯にまつわるお話をしていきます。

アパートのポストが壊れた?まず試すべきこと

アパートについているポストの種類はさまざまです。

無施錠のポストもあれば、鍵がついているポストもあるでしょう。

鍵つきのポストでよく見かけるのが、「ダイヤル式」の鍵になります。

ダイヤル式は、あらかじめ決めた数字にダイヤルを合わせて、ロックを解除するという仕組みの鍵になります。

アパートでダイヤル式の鍵つきポストを使っていて、まれに鍵が開かなくて壊れたと勘違いされる方がいらっしゃいます。

その場合、ロック番号が間違っている、または何らかの理由でロック番号が変更されてしまった可能性が高いです。

ダイヤル式の鍵が開かなくなってしまった場合、以下の手順を試してみましょう。

【ダイヤル数字「0~8」の場合の試し方】

①2まわり左右どちらかに回す(どの数字であっても大丈夫)

②1つだけ左へ回して取っ手を開けてみる

③開かなかったらさらに左へ1つ回す

④2~3を繰り返す

⑤それでも開かない場合は、もう1度右へ2回りし、なにかの数字で止める

⑥1~3を繰り返す

以上の方法で、順番通りに行えばロック番号に当たるはずです。

それでも開かない場合はポスト自体が壊れている可能性が高いため、対応が変わってきます。

以下でご紹介しましょう。

アパートのポストが壊れた!対処法は?

アパートのポストが壊れた場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。

壊れたポストをそのままの状態にしておくと、郵便物が雨で濡れたり、盗難被害にあったりと、防犯上よろしくありません。

そのまま放置することはやめ、気がついたら直ちに手を打ちましょう。

先ほどお話しした、ポストについている鍵や、ポスト自体の不具合に関しても、まずは不動産屋に連絡を入れましょう。

ポストの鍵が「南京錠式」のものであった場合、鍵を出先で紛失してしまうことも考えられます。

この場合も新しい鍵に変える必要が出てくるので、まずは不動産屋へ連絡しましょう。

不動産屋に連絡すると、新しいポストへ交換するか、修理を行うか判断が下るでしょう。

しかし、ポストの交換や修理が必要となった場合、費用が発生しますよね。

その際、費用の負担はだれがするのでしょうか。

アパートの設備は不動産屋が負担する!ポストの場合は?

アパートについている「設備」が壊れた場合、通常、修理費用は不動産屋が負担します。

設備にはエアコンや洗面台、トイレなどが挙げられ、ポストもここに含まれます。

設備は貸主の所有物であり、財産です。

それを賃貸といった形で貸し出し、借主から家賃という対価を受け取る形となるため、設備が壊れた場合、貸主には修繕する義務があるのです。

そのため、ポストが壊れた場合、基本的には貸主の費用負担で修理が行われます。

しかし、注意する点として、あくまで「自然に」ポストが壊れた場合に限られます。

これには経年劣化や、強風による破損などが挙げられるでしょう。

借主が故意に壊してしまったり、わざとではなくとも過失でぶつけて穴をあけた場合などは、ここに含まれません。

アパートの借主が自分で修理費用を負担しなければならないのです。

不動産屋に連絡をする際、正直に原因を申し出ましょう。

あとで嘘がばれてしまった場合、契約違反と取られてしまうことも考えられます。

何にせよ、まずは不動産屋に連絡をして、指示を仰ぎましょう。

アパートのポストが壊れた!自分で直す場合は?

アパートのポストが壊れた場合、まずは不動産屋に連絡を入れてから修理を行うこととなります。

借主が故意でポストを壊した場合、費用の負担はもちろん借主となります。

その際、修理する業者を自分で手配しなければならない場合もあるでしょう。

しかし、自分で業者を探し、修理を依頼しなければならない場合、どこに依頼したら良いか分からない方も多いのではないでしょうか。

その場合、1番手っ取り早いのが、ホームセンターの「エクステリア業者」です。

エクステリア業者は家の外構工事全般を請け負うことができるため、ポスト修理もそこに含まれるでしょう。

ポストの鍵だけが壊れた場合は鍵屋で対応できますが、ポスト自体が壊れた場合はホームセンターへ足を運びましょう。

そこで、気になる負担費用はどのくらいなのでしょうか。

メーカーの部品がすぐに手に入れば、数千円の出費のみで済むことが多いです。

ただ、現存していない部品の場合は、オーダー式となるため、1万円以上かかることもあるでしょう。

まずは、お店に足を運び、見積もりを取ることから始めましょう。

アパートのポストが防犯が重要な理由

ここまで、アパートのポストが壊れた際の対処方法をご紹介してきました。

ここからは、アパートのポストの「防犯」に関してのお話をしていきます。

まず、ポストの防犯が重要である理由とはどのような点からでしょうか。

一般的なアパートでは、ポストに鍵がかかっていないことが多く、他人のポストをいつでも開けられることができる状態にあります。

したがって、郵便物の盗難の危険も高いということが言えます。

もし、郵便物が盗難された場合、保証はどのようになるのでしょうか。

日本郵便によると、盗難などの損害賠償の対象になるのは「各種書留」と「ゆうパック」のみとされています。

それ以外の、

・書留でない手紙やはがき

・レターパック

・ゆうパケット

などに関しては、保証の対象外です。

保証の対象である書留やゆうパックは、そもそも直接本人に手渡すものなので、ポストの中でなくなることは、まずあり得ません。

それ以外の方法の場合は、ポストに何かしらの対策をする必要があるでしょう。

アパートのポストの防犯面を強化したい!対策は?

アパートのポストの防犯を強化するには、どのような対策をしたら良いのでしょうか。

以下でまとめてご紹介しましょう。

●鍵をつける

アパートによっては鍵つきのポストがあるでしょうが、ついていない場合、盗難に最も効果が高いのがこの方法です。

ポストを傷つけないため、南京錠タイプの鍵をおすすめします。

ポストは共有スペースであっても不動産屋の許可が必要な場合もるため、事前に連絡して相談しましょう。

ポストが壊れた場合も郵便物が盗難される恐れがあるため、注意が必要です。 

●郵便物をこまめに回収

まれに郵便物をポストに入れたまましばらく放置している方を見かけます。

ポストに郵便物が溜まっていると、この部屋は「長い間留守にしている」という風に思われてしまいます。

そのため、空き巣や泥棒の被害にあう可能性が高くなってしまうのです。

必要ない郵便物であっても、こまめに回収することが重要でしょう。

アパートのポストが壊れたら不動産屋に連絡しよう

アパートのポストが壊れたら、まずは不動産屋に連絡しましょう。

自然な故障であっても、故意に壊したものであっても、その後の対処方法をそこで確認することが大事です。

自分で修理する場合は、時間を空けすぎず、エクステリア業者などでまずは見積もりを取ることから始めましょう。

また、ポストのを防犯することは重要なことです。

郵便物の盗難を防ぐためにも、鍵を付けたりして対策をとりましょう。