中古で購入した戸建を、自分好みに変えてしまうリノベーション。
最近、とても話題になっていますよね。
これから中古戸建物件を購入してリノベーションを考えている方は、たくさんの情報が欲しいことでしょう。
そこで、有益な情報が得られるツールとして「ブログ」をおすすめいたします。
実際に中古戸建を購入してリノベーションをされた方のブログには、さまざまな経験談が書かれています。
さっそくその経験談をみていきましょう。
リノベーションとリフォームの違いとは?
中古戸建住宅を改修工事することを、最近では「リノベーション」ということが多いですよね。
しかし、少し前までは「リフォーム」といわれていたと思いませんか?
リノベーションとリフォーム、これらの言葉の意味に違いはあるのでしょうか。
リノベーションとは、建物に手を加えることでこれまでの性能をよりよくしたり、自分の好きな内装や外装にすることをいいます。
具体的にご説明すると、耐震性を高めるために壁の工事をしたり、つながっている部屋の壁をとっぱらって一つの部屋にしてしまうなどがリノベーションに当てはまります。
リフォームとは、経年劣化によって古くなってしまった設備などを修繕し、新しい状態に戻すことをいいます。
つまり、「リフォーム」は単純に壊れてしまったものを直したり、汚れているものを新しくしたりするということです。
例を挙げると、汚れてしまった壁紙を張り替えるなどですね。
このように、リノベーションとリフォームでは意味合いが異なります。
当記事では、中古戸建物件を「リノベーション」したい方に向けて、経験者のブログを参考にお話をしていきます。
リノベーションの前に!中古戸建購入の際のチェックポイント
中古の戸建を購入してリノベーションしてみたいとなったら、物件が決まっている方以外はまず、その中古戸建物件の内覧からですよね。
しかし、内覧前にもチェックしておくべきポイントがあるのです。
リノベーション経験者のブログによく書かれているので、参考にしてみてください。
まず、リノベーション前提で中古戸建物件を購入する際は、木造であれば「木造軸組工法」、鉄骨であれば「ラーメン構造」の住宅を選ぶことが基本です。
なぜかといいますと、これらの構造は壁を支えとして使用していないからです。
例えば、木造でよくある2×4工法でご説明しましょう。
2×4工法は壁でその構造を支えているため、「壁をとっぱらって一つの部屋にしたい」などという工事ができないのです。
もしも、リノベーションで間取りを変えたいというご希望がなければ、2×4工法などでも大丈夫ですよ。
建物の構造については、インターネットではわからないことが多いです。
気になる物件をインターネットで見つけたら、直接不動産会社に聞いてみるようにしてくださいね。
ブログで事前チェック!中古戸建購入の際の注意点
新築ではなく、中古の戸建住宅を購入してリノベーションをしたいという方は、費用を少しでも安く抑えたい、もしくは、その土地が気に入ってというようなことが理由でしょう。
気になる物件があって、「構造も確認したし大丈夫!」と、即購入することは危険です。
ブログにも書かれていますが、中古戸建住宅を購入する際には他にも注意点があるのです。
まず、その土地が気に入ったとしても、そこの地盤をしっかりと確認するようにしましょう。
各市町村でハザードマップを出していることが多いので、事前にチェックするようにしてください。
また、その土地周辺の環境を下調べしておくことも重要です。
子供がいるのなら学区はどこになるのかということや学校までの距離、スーパーや病院などはそこからどれくらいで行けるのかというようなことです。
ただし、すべてが条件どおりというわけにはいかないので、前もって優先順位を決めておくことをおすすめします。
ブログを参考に!中古戸建物件の内覧時のポイント!
中古戸建物件を内覧する際にも、いくつかおさえておきたいポイントがあります。
物件の情報として「築年数」がありますが、実際に自分の目で見てみないとわからない点もあり、単純に築年数だけでその物件を判断することはできません。
つまり、もともとそこに暮らしていた方によって、適切なメンテナンスがされてきたかどうかは変わってくるからです。
適切なメンテナンスがされてきたかどうかによってその建物の劣化具合に大きな違いが生じてきますので、基礎部分や外壁の状態をよくチェックするようにしましょう。
さらに、家の中すべてを歩いてみてください。
もしも、歩いてみて床がきしんだりするようなことがあれば、補強工事が必要になるかもしれません。
また、中には家自体が傾いているような物件も実際にあります。
そのような物件はもともと価格も安いことが多いですが、これから住み続けることを考えると好ましくはありません。
費用を抑えたいということで中古戸建物件のリノベーションをしたいと思っても、思わぬところで費用がかさんでしまうこともあります。
次項では、実際に予想以上にリノベーション費用がかかってしまった方のブログを参考にお話をすすめていきますね。
リノベーションする際の思わぬ落とし穴!ブログでの経験談を見てみよう
費用を安く抑えたいからこそ選んだ中古戸建物件のリノベーションですが、思わぬところで費用がかかってしまったケースも多くあります。
ブログにはそのような経験談も書かれているので、参考にしてみましょう。
そもそも、中古住宅は解体してみないと中がどうなっているのかがわかりません。
いざ、解体してみたら屋根裏がカビだらけ、床下には白アリ…ということも少なからずあります。
そうすると、その部分の修繕や処理費用が必要になるので、予定していた金額より多く費用がかさんでしまうことも十分に考えられるのです。
ブログでは、ベランダの下部分の木が雨漏りが原因でカビだらけということがあったという記載もありました。
中古戸建物件は新築で建てるよりはリーズナブルですが、あとからかかってくる費用も案外多くあります。
中古戸建物件のリノベーションの際は、その点を念頭においておくようにしましょう。
リノベーション前にホームインスペクション!
中古戸建物件をリノベーションしたいとなったとき、前項でもお話をしたように家のコンディションは解体してみないとわからないものです。
そこで、中古戸建物件の購入前に「ホームインスペクション」をされることをおすすめします。
ホームインスペクションとは、いわゆる住宅診断のことです。
つまり、住宅の専門家(ホームインスペクター)にその家の現在の状況(劣化具合、欠陥、改修の必要有無など)を調べてもらうということです。
ホームインスペクションをしてもらうことで改修に必要な費用や時期を知ることができ、家自体のこともくわしく知ることができるので利用した方がいいのではないでしょうか。
アメリカではホームインスペクションを行うことがもはや常識となっており、日本でも徐々に浸透してきています。
中古戸建物件をリノベーションした方のブログには、ホームインスペクションのこともよく記載されています。
一度、目を通してみるといいでしょう。
リノベーションのための中古戸建購入には下調べが重要!
費用を安く抑えたいから、その土地が気に入ったからなどという理由でリノベーションを考えている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、新築と比較して中古戸建物件は売出価格がお手頃な分、あとから費用がかさんでしまうことも多くあります。
そのようなことを事前に防ぐ目的で、ホームインスペクションを行うことをおすすめします。
ブログで情報収集をして、後悔のない家造りをしてくださいね。