アパートの一階に女性が一人暮らしをするときの注意点とは?

これから一人暮らしを始めるために、アパートを探しているという女性もいるのではないでしょうか。

多くの場合、交通の面や利便性を重視してアパート選びを行っていることでしょう。

しかし、防犯に関しても忘れてはなりません。

女性がアパートの一階に住むことになった場合、どのようなことに注意をしなければならないのでしょうか。

女性はアパートの一階は選ばない方が良い?

「アパート選びで女性は一階の部屋は選ばない方が良い」ということを耳にしたことがないでしょうか。

アパートの一階は、二階以上の部屋と比較しても家賃が安く、下に部屋がないため、足音などの音に配慮する必要がありません。

そのため、このようなことをメリットに感じ、選ぶ方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、女性の場合ではアパートの一階はおすすめできないのです。

その理由としてあげられるのは「防犯」についての部分です。

一階の部屋は、上の階と比べて外から見られやすいです。

そのため、「一階に女性が住んでいる」ということが分かりやすく、不審者が部屋に入ってきやすいということが言えます

しかも、一階は逃げることが容易い場所でもあるのです。

女性を狙った犯罪は約60%が室内で行われているとされています。

このことから、不審者に目を付けられやすいアパートの一階は避けるべきであると言われているのです。

とは言うものの、やむを得ない理由からアパートの一階に住むことになる女性もいるかもしれません。

このような方は、どのような対策を行うと良いのでしょうか。

次項からご説明していきます。

女性のアパートの一階での生活の注意点は「部屋の工夫」①

女性がアパートの一階で暮らすことになった場合、どのようなことに注意をしたら良いのでしょうか。

簡単にできる部屋への工夫についてご紹介していきます。

一般的に、窓にはカーテンを取り付けますよね。

そのカーテンに一工夫することで防犯対策ができます。

女性の一人暮らしとなると、可愛らしいカーテンをつけたくなるものではないでしょうか。

しかし、それでは不審者に「ここは女性が暮らしている部屋です」と教えているようなものです。

そのため、可愛らしいカーテンは避け、中性的なものか男性的なものを取り付けることをおすすめします。

また、空き巣などに部屋に入られないよう、窓の鍵をしておくことも大切になってきます。

窓に取り付けられていることの多い「クレセント錠」ですが、これをしておくことは「完全に防犯している」とは言い難いです。

というのも、このクレセント錠は、窓ガラスを少し割ってしまえば、簡単に開けることができてしまうからです。

そのため、補助錠も併用することで、窓の防犯能力を高めることができます。

このような錠を付けるほかにも、防犯フィルムを窓に貼ることもおすすめです。

女性のアパートの一階での生活の注意点は「部屋の工夫」②

アパートの一階で女性が一人暮らしをしていく中で、注意をしたいのはカーテンや窓の施錠だけではありません。

生活していると必ず行うのが「洗濯」です。

洗濯物は一般的に、天気の良い日にベランダなどで外に干すものではないでしょうか。

二階以上に住んでいる方は、このようにすることでしょう。

しかし、一階に住む女性はこうもいきません。

なぜなら、先ほどのカーテンと同様に「女性が暮らしている」ということを外に教えているようなものになるからです。

また、下着を盗まれたりする可能性もあります。

そのため、洗濯物は部屋干しにすることをおすすめします。

しかし、「洗濯物は外で干したい」と考える方もいらっしゃるでしょう。

そのような方は、男性物の衣類も一緒に干すという方法があります。

できれば毎日同じものを干すのではなく、違うものが干せるようにいくつか用意しておくと良いでしょう。

いつも同じものが干してあると、男性がいないということがばれてしまうためです。

また、同居人がいるように見せかけるために、外出時や帰宅時に、外に聞こえるくらいの大きさで「いってきます」「ただいま」を言うことも効果があるでしょう。

女性のアパートの一階での生活では「自衛」が必要①

アパートの一階の部屋の防犯対策を行っていたとしても、女性自身が危機感を持たないのでは、いつ不審者に狙われてしまうかわかりません。

自衛する気持ちを持つことで、より防犯対策として、効果が出ることになります。

では、どのようなことを意識すれば良いのでしょうか。

女性が一人暮らしをするときには、「オートロック付きアパート」を選ぶこともあるでしょう。

オートロック付きアパートでは、安心しきってしまうことがあります。

しかし、住んでいるのが一階であれば、不審者はオートロックをくぐり抜けてアパートに侵入し、部屋に入ってくるのは意外にも容易いことなのです。

そのため、オートロックは一人で使い、開けるときには「自分の周りに誰かいないか」と確認して入るようにしましょう。

また、表札を玄関に出している方もいるのではないでしょうか。

表札は女性が住んでいることを知られないために出さないか、出すとしても苗字を印字したものを出すようにしましょう。

女性のアパートの一階での生活では「自衛」が必要②

近年ではSNSが普及し、それを楽しむ女性も多いのではないでしょうか。

しかし、SNSの利用にも注意しなければなりません。

「SNSはアパートの一階に住んでいることと何の関係があるの?」と思われるかもしれませんが、このようなSNSから自分の住んでいる場所を特定されてしまうことがあるのです。

例えばSNSでは、スマホなどで写真を撮影し、アップすることが多いでしょう。

しかし、写真は撮った場所や住んでいる場所の外観、撮影した位置などから住んでいるエリアが特定されてしまうことがあるのです。

つまり、部屋の中で写真を撮影し、それをアップしたことから部屋が分かってしまうことがあるということです。

このようなことを避けるためにも、SNSや写真の位置情報はオフにし、アップする写真も場所が分かるようなものは避けるようにしましょう。

女性専用アパートも検討してみよう

これまでご説明してきたように、女性がアパートの一階で一人暮らしをするのは危険が潜んでいることが多いです。

そのため、「女性専用物件」をアパート選びの候補に入れてみるのはいかがでしょうか。

これは、「女性のための賃貸住宅」になります。

「男性立ち入り禁止」を謳っている物件は、親族であっても立ち入りができませんが、「来客であれば可」という物件もあります。

このような物件は、セキュリティーがしっかりと整えてあり、管理人が常にいるため、日中外出していても不審者に目を付けられにくいです。

これなら一般的なアパートよりは安心ができそうですね。

しかし、裏を返せば「非力な人しか住んでいない」という場所にもなります。

隣人に助けを求めようとしても、隣人も女性なのです。

このように、防犯設備がしっかりとされていても、自分自身で防犯対策を行わなくても良いということではありませんので、防犯に対する意識は持ち続けましょう。

女性のアパートでの一人暮らしは防犯対策を万全に

アパートの一階で女性が一人暮らしを行うときには、防犯対策を行わなければならないということが、おわかりいただけたかと思います。

女性の一人暮らしでの防犯対策は、今回ご紹介したほかにも「安易に玄関を開けない」といったことや「在宅中でも、施錠は行う」など、たくさんあります。

安心して暮らしていけるように、防犯対策は万全に行うようにしましょう。