大掃除のときなどに行うことの多いのが「窓掃除」ではないでしょうか。
そんな窓掃除の中でも、手こずる方が多いのが「ルーバー窓」の掃除ではありませんか。
ルーバー窓は見た目がおしゃれなのですが、掃除をするとなると少々厄介なものです。
そんなルーバー窓を簡単にきれいにできる方法はないのでしょうか。
ここではルーバー窓の掃除についてお伝えしていきます。
掃除がしにくい?ルーバー窓とは
「ルーバー窓」といわれて、ピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。
ルーバー窓は別名「ジャロジー窓」ともいい、ガラス製のルーバーと呼ばれる板がついています。
ルーバー窓はこのガラス製の板を水平に、複数枚をブラインドのようにして取り付けられたもので、通気性が良く日よけにもなります。
これは主に、浴室やキッチンにつけられることが多い窓になります。
また、この窓のメリットは、以下のようなことがあげられます。
・ハンドルを回すだけで簡単に開け閉めができる
・プライバシーの確保が可能
・斜めに窓が開くので、雨水が入りにくい
一方で、このようなデメリットもあげられます。
・ルーバーが外れやすいので、防犯対策が必要
・気密性が低い
もし、新たにルーバー窓を取り入れるのだとしたら、このようなことも考慮するといいかもしれません。
では、このように他の窓とは違うルーバー窓の掃除はどのように行うといいのでしょうか。
次項からご説明していきます。
ルーバー窓の掃除手順とは
では、ルーバー窓の掃除方法はどのような手順で行うのでしょうか。
以下でご説明していきます。
【網戸を取り外す】
ルーバー窓は内側、つまり部屋側に網戸がついている場合がほとんどです。
まずは、この網戸を外しましょう。
ただ、慣れないうちは取り外しが難しいかもしれません。
また、網戸の外し方は大きく分けて2種類あります。
・上下もしくは左右に押し込み、手前に引き取り外せるもの
・ロックを解除し、上下もしくは左右に押し込んで手前に引き、取り外せるもの
どのようなものなのか、確認してから取り外しましょう。
【ほこりを取り除く】
この作業は、水に濡らさないで行ってください。
濡れてしまうと、ほこりが取れにくくなってしまいます。
また、ブラシや掃除機を使うと比較的簡単にほこりを取り除くことができます。
【水洗いをする】
ほこりを取り除くことができたら、水洗いをしていきます。
なお、網戸に関しては、丸洗いすることが可能です。
そして窓は、ルーバーをすべて閉じて濡れた布で全体を拭いたら、拭けるくらいの隙間を開けてから再度布で拭いていきます。
【網戸をはめる】
このようにしてきれいにしたら、網戸を軽く拭いて元にあったようにはめ込んで掃除終了です。
ここまでが基本的なルーバー窓の掃除方法になります。
しかし、このような工程で掃除するのは面倒に感じてしまい、掃除をする気力がなくなってしまう方もいるのではないでしょうか。
そこで、次項からはより簡単に掃除が行えるグッズや方法をご紹介していきます。
お風呂場のルーバー窓のおすすめ掃除法
先ほどもご説明しましたが、通気性の良いルーバー窓はお風呂場につけられることが多くあります。
しかし、お風呂場の窓というのは、意外にも汚れてしまうことの多いものです。
お風呂場は家の中でも、水やお湯を多く使う場所ですよね。
「お風呂から出る前に、ルーバー窓にシャワーをかけておこう」という方も多いのではないでしょうか。
こまめにシャワーで汚れを落とすようにしておくことで、網戸には汚れが付きにくいかもしれません。
しかし、窓自体の汚れまできれいにするのは難しいでしょう。
そこで、そのようなときの掃除方法をご紹介していきます。
【必要なもの】
・爪楊枝
・ゴム手袋
・軍手
・シューズブラシ
・歯ブラシ
【手順】
①細かな溝やサッシを掃除していく
まずは、窓全体をシャワーなどで濡らしましょう。
そして、爪楊枝や歯ブラシ、シューズブラシを使い細かな汚れを取り除いていきます。
②爪楊枝や歯ブラシで届かない部分をこすっていく
爪楊枝や歯ブラシでは、角度の問題でどうしても届かない部分が出てきてしまいます。
そこで、ゴム手袋に軍手をかぶせてから手にはめてこすっていきます。
最後に汚れをシャワーなどで流して掃除終了です。
食器用スポンジを使ったルーバー窓掃除
ルーバー窓がお風呂場以外にもついていることがありますよね。
そのような場所には、シャワーのように水をバシャバシャかけて掃除をするのはなかなかできないのではないでしょうか。
では、そのような場所ではどのように掃除を行えばいいのでしょう。
実は、どこのご家庭にもあるもので掃除を行うことができるのです。
それは、「食器用スポンジ」です。
使い古したものでも、100均で売られているような複数個入っているものでも大丈夫です。
そして、その使い方はいたって簡単です。
「水を含ませ、よく絞ったスポンジをルーバー窓の間に入れてこする」これだけです。
使い古したスポンジを使う場合には、割り箸などで押さえると掃除がしやすいでしょう。
細かな部分には、先ほどと同様に歯ブラシを使います。
大体きれいになったら、他の窓と同様の窓掃除を行い終了です。
食器用スポンジを使うと、大掛かりな窓掃除ではなく普段からの手入れとして行うことができますね。
身近なものが掃除道具に早変わり!
ここまで、複数の道具を使った掃除方法についてご紹介してきました。
しかし、「わざわざ道具を用意するのが面倒」、「使い古したものを使って掃除はちょっと…」という方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、より身近にあるものでルーバー窓の掃除を行いましょう。
では、それは一体何なのでしょうか。
もし、「窓のサッシを掃除するときにどんなものを使いますか」と聞かれたら、多くの方が割り箸にキッチンペーパーなどを輪ゴムで巻き付けたものを思い浮かべるのではないでしょうか。
実はこれは、ルーバー窓の掃除にも役立つのです。
割り箸にキッチンペーパーやウエットティッシュなど、拭き取れるようなものを輪ゴムで巻き付け、ルーバー窓をこすってみてください。
これだけで、細かな部分まで掃除することができるのです。
掃除が終わったら、捨てるだけなので後片付けも簡単です。
ルーバー窓専用の掃除道具がある!
先ほどはルーバー窓を身近なもので掃除する方法についてご紹介してきましたが、実は「ルーバー窓専用の掃除道具」というものがあります。
ここではそれをご紹介しましょう。
【アズマ工業 窓拭き クリーナー ルーバー 窓 ブラインド AZ336】
参考価格:695円
このルーバー窓クリーナーの見た目はヘアアイロンのようで、窓ガラスを挟んで横に滑らせて拭き取るようにして使います。
初めにご紹介した、基本的なルーバー窓の掃除方法に比べると、大変簡単に窓の掃除を行うことができます。
また、これは購入する場所にもよりますが、700~1000円前後で販売されています。
安く手に入れられるのは嬉しいですね。
ルーバー窓を1枚1枚掃除していくのももちろんいいのですが、やはり時間と手間がかかってしまうのは大変ですよね。
普段から、こまめに掃除をするにはより簡単に行えるのが一番なのではないでしょうか。
そのために、このような掃除道具を使って掃除を行うこともおすすめです。
ルーバー窓を掃除して気持ちよく過ごそう
ルーバー窓の掃除方法についてご紹介してきました。
「窓掃除」と聞くとなんだか面倒くさそうに思えてしまいますが、身近なもので掃除できるので、それらを使ってきれいに掃除をしましょう。
窓がきれいですと、気持ち良く過ごすことができます。
また、ルーバー窓からは泥棒が侵入しやすいものです。
窓をきれいにしておくことで、防犯意識が高くみられることがあります。
きれいなルーバー窓を保ち快適に過ごせるようにしましょう。