クーラーのなかでも近年人気の窓付けクーラーは、一方で掃除の際に手間がかかるという声も多いものです。
そのようにいわれる原因とは、どのようなものなのでしょうか。
また、それを覆すような方法があるとしたら、窓付けクーラーを使うことがさらに有意義なものになるでしょう。
ここでは、それらに焦点を当ててお伝えしていきます。
壁掛けクーラーと窓付けクーラーの違い
クーラーは、壁掛けタイプと窓付けタイプの2つに分類されます。
いくつかの項目ごとに、両者を比較する形でみていきましょう。
・電気代
1日の壁掛けクーラーの電気代は、およそ77円で、1ヶ月でみると2323円になります。
一方、窓付けクーラーの1日の電気代はおよそ107円、1ヶ月では3194円です。
このように、電気代に関しては壁掛けクーラーのほうが、窓付けクーラーより安いということが分かりますね。
・取り付け
壁掛けクーラーは業者に依頼するのが一般的ですが、窓付けクーラーは素人でも取り付けできます。
それには、壁を抜く工事が必要かどうかが関係しているのです。
壁のコア抜き工事をして取り付ける壁掛けクーラーに対し、引き違い窓のどちらか一方の窓に取り付けるのが窓付けクーラーですよね。
したがって、壁を抜かずに取り付けることができるということになります。
また、この点は壁を自己判断で抜くことができない、賃貸などでも利用価値が高いといえるでしょう。
・価格
例として、およそ6畳を対象としたクーラーで比較してみましょう。
壁掛けクーラーは室外機と本体をそれぞれ用意しなければならないのに対し、窓付けクーラーは本体が室外機と一体型なので、当然価格も安くなります。
次項では、クーラーを長く愛用するためにも重要な、掃除の際に手間がかかるかどうかについて比較していきましょう。
壁掛けクーラーと窓付けクーラーはどちらが掃除しやすいのか
前項で述べた通り、クーラーを長く愛用するためには定期的な掃除が大切ですよね。
また、掃除を長期間しないでおくと、汚れが空気中に浮遊し、健康面を考えてもよい状態とはいえません。
そのため、いかにクーラーの掃除に手間がかからないかが重要となるでしょう。
この点に関しても、以下で両者を比較していきます。
・掃除のしやすさ
壁掛けクーラーに対し、窓付けクーラーは掃除の際に手間がかかるのをご存知でしょうか。
それには、掃除方法に原因があるのです。
窓付けクーラーを掃除する際、ドライバーで各パーツを分解して掃除をします。
そのような作業が得意な方ならまだしも、苦手な方であれば掃除を業者に依頼する形となるでしょう。
では、このデメリットともみえる窓付けクーラーの掃除の手間を解消するにはどうしたらよいでしょうか。
次項で詳しくご説明していきましょう。
窓付けクーラーの掃除の手間を覆す!?おすすめの解消方法
先述した通り、窓付けクーラーは掃除の手間がかかる点がデメリットともいえますね。
そこで、その点を解消する方法をご説明しましょう。
・時期に合わせてパーツを取り外しておく
窓付けクーラーは、パッキンなどのパーツをネジなどを使って固定させていますよね。
そのため、ネジを外せば容易に取り外すことができるということです。
ちなみに、冷房専用の窓付けクーラーであれば、冬場などの寒い時期に使うことはあまりないでしょう。
また、窓付けクーラーは冷暖房兼用のものもありますが、このタイプも春や秋などの使わない時期もありますよね。
そのような、窓付きクーラーを使わない時期にはパーツを取り外しておくと、汚れが溜まらず掃除の手間もかかりませんのでおすすめです。
・内部乾燥機能が搭載されている窓付けクーラーを選ぶ
近年の窓付けクーラーは、以前よりも機能性に優れたアイテムが多く出回っています。
なかでもおすすめなのが、内部乾燥機能が搭載されている窓付けクーラーでしょう。
これにより、窓付けクーラーの内部を汚れにくく、清潔に保つことができます。
もちろん、この機能が搭載されていない窓付けクーラーと比べれば、その違いは明らかでしょう。
窓付けクーラーの掃除の手間をかからなくする!優秀な掃除アイテム
窓付けクーラーの掃除の手間がかからないようにするには、使う掃除アイテムも重要でしょう。
ここでは、窓付けクーラーはもちろん、壁掛けクーラーにも使える優秀な掃除アイテムをご紹介します。
【花王 クイックルワイパー ハンディ 伸び縮みタイプ】
掃除の手間をかけないようにするには、なんといっても普段汚れを溜めないようにすることがポイントになります。
このアイテムは、持ち手が伸縮するため、高いところの汚れを手軽に掃除することができる優れものです。
それにより、クーラー上部など、汚れが溜まりやすい場所の掃除に役立つでしょう。
【SHOWA くうきれい エアコンファン洗浄剤 (エアコン洗浄剤送風ファン用 養生シート付き)】
綺麗な空気の送風に欠かさないパーツである、ファンの洗浄剤です。
パッケージデザインもかわいらしさがあり、女性にも人気のアイテムです。
また、付属の養生シートも優秀で、見た目だけでなく性能も優れていることがわかりますね。
窓付けクーラーの掃除は業者依頼も有用
ここまで、窓付けクーラーの掃除について、手間をかけない方法や掃除アイテムなどをご紹介してきましたが、実際には窓付けクーラーの掃除に自信がないという方も多いものです。
その際には、クーラーの掃除業者に依頼することも有用といるでしょう。
ちなみに、クーラーの掃除業者を選ぶ際のポイントは以下となります。
・評判
口コミなどを主とし、依頼した際の対応などをチェックしましょう。
また、実際にその業者を選んだ方の話も必見ですね。
・価格
一般的な相場と比べて安すぎる場合や、反対に高すぎる場合も避けたほうがよいですね。
相場と比べて安すぎる業者というのは、クーラー内部などの細かい部分まで掃除しないということも考えられます。
それに加え、その料金に上乗せする形でオプションなどを追加し、結果として高い価格を請求されることもあります。
一方、高すぎる場合は、依頼者が専門的な知識がないことを利用し、不要な作業を追加してその分を請求されることもあるでしょう。
このように、クーラーの掃除業者に依頼する際には、慎重に業者を選ぶことが大切ですね。
内部乾燥機能搭載で掃除いらず?おすすめの窓付けクーラー
ここでは、窓付けクーラーのなかでも人気のアイテムをご紹介いきます。
【コロナ CWH-A1818】
こちらは一年を通して利用価値の高い、冷暖房兼用のアイテムです。
うれしい内部乾燥機能搭載で、掃除の手間をかからなくしてくれる優れものですね。
また、防カビフィルターによりカビなどの雑菌を抑えてくれる点もポイントでしょう。
【ハイアール JA-16R(W)】
ハイアールの窓付けクーラーは他社に比べ安いと評判ですよね。
ですが、それに反して機能は優秀で、マイナスイオン発生機能搭載により部屋の空気を綺麗に保つことにも役立ちます。
【トヨトミ TIW-AS180I】
人感センサー機能搭載で、電気代を安くするのにも役立つでしょう。
また、左右両方の窓に取り付けることができるため、使い勝手もよいと評判ですよね。
窓付けクーラーは魅力満載!乾燥機能搭載アイテムもおすすめ
窓付けクーラーは、本体価格の安さや取り付けを素人でもできるなど、様々な魅力にあふれています。
一方、掃除の際にはパーツの取り外しなど手間がかかる点にはいくつかの工夫が有用ですよね。
例えば、窓付けクーラーを使わない時期にはパーツを取り外しておくと、汚れが溜まりにくくなるためおすすめです。
また、乾燥機能搭載の窓付けクーラーを選ぶのも、掃除の手間をかからなくする方法の一つといえますね。