窓についている網戸は、穴が開いた時や大掃除の際、張替えをすることがありますよね。
網戸は外す時は簡単なのに、取り付ける際は大変だという印象はありませんか。
面倒な作業というイメージが強すぎて、網戸の張替えを避けている人も多いのではないでしょうか。
実は網戸の取り付けにはちょっとしたコツがあるのです。
今回は網戸の取り付けなどについて、くわしくお話ししていきます。
網戸が取り付けできる窓の種類
そもそも、窓には多くの種類があり、網戸が取り付けできる窓は決まっています。
新築する際、デザイン性を重視して窓を選ぶと、網戸が取り付けられない窓だった、というパターンもあるのです。
ここで、網戸が取り付けられる窓の種類をご紹介していきます。
●引き違い窓
日本の住宅で1番よく見かけるタイプです。
大判な窓に伴い網戸も大判タイプを取り付けることができます。
最近では、花粉やほこり対策を施した網があり、ペットを飼っているお宅用には爪によるひっかきに強い素材の網が選べるようになっています。
●開き窓・両開き窓
空き窓・両開き窓は、狭い場所に設置する小さな窓がほとんどです。
それに合わせて網戸もコンパクトかつ収納式のタイプが多いのです。
ロール式やアコーディオンタイプであれば、網を収納させ窓の開閉を行う仕組みになります。
値段を抑えたい人には、取り外しが可能な脱着タイプの固定式網戸をおすすめします。
網戸の取り付けをしよう!①「振止」とはどんなパーツ?
上記でお話ししたように、日本の住宅のほとんどは引き違いの窓になっています。
一軒家・マンションなど関係なく、引き違い窓の網戸であれば、自分で取り付けることが可能になっているのです。
ここからは、窓の網戸の取り付け方法をご説明していきます。
まず、重要になってくるのが「振止」というパーツです。
網戸は風の影響を受けやすく、屋外で勝手にレールから外れてしまうという可能性があります。
それを阻止してくれるのが振止なのです。
網戸の取り付けを行う際、この振止の調節がコツとなります。
振止の調節はプラスドライバーを使って行うので、事前に準備しておきましょう。
そして網戸の取り付け方法ですが、大きく分けると2つのパターンになります。
次項でくわしくお話をしていきましょう。
網戸の取り付けをしよう!②手順をご紹介
網戸の張替えなどでレールから網戸を外す際、網戸の左右を持って上に持ち上げてずらすと簡単に取り外すことができますよね。
ここでは網戸の取り付け方法をくわしくご説明していきます。
先ほどお話ししたコツを踏まえて、行ってみてください。
●一般的な網戸の取り付け方法
一般的な引き違いの窓には、網戸の上部外側に振止がついています。
プラスドライバーを使い振止のネジを緩めてください。
そして緩めた状態のまま、網戸を上から下へとレールにはめていきましょう。
網戸がレールにきちんと乗っていたら、緩めていた振止のネジをしめていきます。
ここでの注意点は、ドライバーでネジをあまりきつく締めすぎないことです。
きつく締めてしまうと、網戸の動きが悪くなります。
少しずつ状態を確認しながら、網戸の開閉をしつつ調節することを心掛けてください。
●レールと窓の隙間が狭い網戸の取り付け方法
マンションやアパート、古いビルなどで使用されている網戸は、一部レールと窓の間隔が狭いタイプがあります。
このタイプは網戸の上部外側に振止はなく、枠の表面についています。
振止のついている場所は異なりますが、網戸の取り付け方法は先ほどと一緒になります。
ただ、幅が狭い分、取り付けに手間取ってしまう可能性があります。
無理に力で取り付けようとせず、焦らず慎重に行いましょう。
引き違い窓なのに網戸が取り付けられない!なぜ?
実は、引き違い窓でも網戸を取り付けられない窓が、一部ですが存在します。
通常、サッシを見ると1番外側に網戸のレールがあることが確認できます。
しかし、一部の古い公団住宅などでは、網戸のレールよりも窓のサッシが前に出ているタイプがあるのです。
そのようなタイプの場合は、網戸の取り付けは不可能です。
また、網戸のレールの上部が12ミリ未満のものも、取り付けができないタイプなのです。
上記には該当しないけれど、網戸が取り付けられない人もいらっしゃるかと思います。
その場合は網戸のレールが曲がったり、変形している状態の可能性があります。
無理に網戸を取り外すと、今度はレールにはまらず取り付けができないことも考えられます。
自宅の網戸が取り付けできない場合は、上記でご説明した網戸の可能性があります。
どうしても取り付けを行いたい場合は、網戸の張替え業者に相談しましょう。
網戸の張替えなら虫の寄り付かない「ARINIX」がおすすめ!
窓にある網戸をせっかく張り替えるのなら、虫が寄り付かないタイプにすることをおすすめします。
「ARINIX」は虫が寄り付かなくなる特徴を持った網戸です。
その特徴をご紹介していきます。
●薬剤を練り込んでいる
虫の嫌がる薬剤が練り込まれているので、網戸に虫が寄り付きません。
チョウバエ、蛾などに効果的です。
●網目が細かい
20メッシュという細かい網目になっているため、蚊はもちろん、電球に溜まりがちな小さな虫も通過できなくなっています。
●効果が5年持続する
練り込んだ薬剤は長期間かけて少しずつ染み出していきます。
環境により期間に変化はありますが、5~7年は持続効果があると言われています。
網戸を掃除してきれいに保てば、長期間張替えしなくても良いのです。
●その他の良い点
人や動物に安全で、無臭、そして安心の日本製です。
網目のカラーはブラックかグレーから選べて、お部屋のインテリアに合わせることも可能です。
以上のメリットから、せっかく網戸の取り付け作業を行うのですから、虫のない快適な環境を作りあげましょう。
窓の網戸をお手入れしよう
窓の網戸の取り付けをしたら、日々のお手入れを怠らないことが大事です。
網戸を長持ちさせるためにも、2ヶ月に1度くらいの割合で掃除を行うと良いでしょう。
ここでは網戸のお手入れの仕方をご説明します。
●普段の掃除
濡れぞうきんで優しくなでるように拭いていきます。
縦・横、網目に沿って拭くと網を痛めずに汚れを取り除くことが可能です。
ここでは力を入れずに拭くことがポイントです。
網戸は取り外す必要がないので、思い立ったら手軽に掃除することができます。
●網の汚れがひどい時
スポンジに薄めた中性洗剤を含ませて、汚れた部分を優しく拭き掃除してください。
網目にゴミが詰まったままの状態にしておくと、網が傷んで破れてしまう可能性があります。
特に汚れがひどい場合は、網戸をレールから外して水をかけて洗うと効果的です。
●レールの汚れ
割りばしなどの棒状のものに布を巻き、汚れを拭き取りましょう。
うまく拭き掃除できない場合は、ゴミやほこりを先に取り除くことがポイントです。
ブラシなどでレール掃除をしてから拭く作業に入りましょう。
窓掃除と一緒に網戸も掃除をし、きれいに保ちましょう。
網戸の取り付けは誰にでも簡単にできる!
お宅の窓が引き違い窓であれば、網戸は1人でも取り外すことが可能です。
振止の存在を事前に頭に入れておき、調節をするというコツをつかみ、きちんと手順を踏めば簡単に取り付けることができるのです。
そして網戸を取り付けたら、日々のお手入れを怠らないようにしましょう。
網戸を長く使うためには、網戸をきれいに保つことが重要なのです。