「引っ越したばかりの賃貸でテレビを点けたら映りが悪かった」なんてことありませんか?
テレビドラマやバラエティーを楽しみにしている方にとって、テレビの電波が悪いのは死活問題ですよね。
この記事では、賃貸でのテレビの映りを改善する方法をご紹介します。
また、賃貸ではテレビを置ける場所は限られがちですが、アンテナ線をワイヤレス可して部屋のレイアウトを自由にする方法についてもご紹介します。
引っ越してみたらテレビの映りが悪い!
進学や就職といった新生活や転勤に伴って、新たな賃貸に居を移す方も多いのではないでしょうか。
しかし、いざ新居に移ってみると、テレビの映りが悪いことに気づいて驚いてしまうことがあるかもしれません。
テレビの映りは下見ではなかなかチェックできませんから、がっかりしてしますよね。
そこでこの記事では、賃貸物件でテレビの映りが悪かった時の対応方法についてまとめていきます。
また記事後半では、賃貸をおしゃれにしようと思うと足を引っ張るテレビのアンテナ線をワイヤレス化することで、テレビや家具を部屋中どこにでも自由に配置できるようにする方法をご紹介します。
ぜひ最後までお読みいただいて、参考にしていただければと思います。
テレビの映りが悪いのはアンテナ線のせい?
賃貸物件でテレビの映りが悪い時に、原因として2種類考えられます。
その1つはテレビや周辺機器の故障など、借主の機器に問題がある場合で、もう1つは賃貸物件に備え付けのテレビ視聴設備の故障など、貸主側での対応をお願いするものです。
前者の場合、単純にテレビが壊れている可能性以外にも、アンテナコンセントとテレビを繋ぐアンテナ線が長すぎたり、断線していることで映りが悪化していることもあります。
テレビの映りが悪い時には、ぜひ1度テレビ周りの設備の点検をしてみることをおすすめします。
後者の場合、物件に1つ備え付けられている設備から全戸にテレビの信号を送っている場合が多いです。
自分だけでなく、同じ建物の住人もテレビを見れないという症状を訴えているケースがあります。
こういった場合の対応は、速やかに大家さんに相談することがベストでしょう。
もし、以上のことを試してもテレビの映りに改善が見られない場合には、光テレビやケーブルテレビに加入するというのも1つの方法です。
これらの放送は電波に依存しないため、テレビの映りを天候や建物の立地に左右されないという強みがあります。
また、光テレビはチューナーとテレビの間をワイヤレス化が可能です。
ケーブルテレビは幅広いチャンネルを視聴できるようになるため、テレビの映りの改善の他にも更なるメリットが得られると言えるでしょう。
ただし、光回線やケーブルテレビの開通には、工事が必要になる場合があります。
そのため、加入の契約をする前に大家さんや管理会社に、「開通工事が必要であるか」や「開通工事を行っていいか」などについて、確認の連絡を行うことを忘れないようにしましょう。
光回線やケーブルテレビで映りを改善!
さきほどお伝えした通り、光回線を使った光テレビやケーブルテレビのような放送形態は電波に依存しないため、テレビの映りが天候や建物の立地に左右されません。
そのため、電波が弱くてテレビ映りがカクカクしてしまうようなアパートでも、テレビ視聴に不自由することは無くなるでしょう。
ただし、お住まいの賃貸物件によっては、光テレビを観るためには光回線の開通工事が、ケーブルテレビを観るためには保安器の設置工事が必要となる場合があります。
状況次第で大掛かりな工事になる場合もありますので、各放送サービスの契約を結ぶ前に、あらかじめ大家さんや管理会社に相談しておくことを忘れないようにしてください。
この項で触れた光テレビですが、工夫次第でアンテナ線をワイヤレス化できることをご存知ですか?
次の項では、インテリアにこだわりがある方には嬉しい、テレビのワイヤレス化について触れていきます。
テレビのアンテナ線が室内レイアウトの邪魔!ワイヤレス化は?
ここまで、引っ越してきたアパートでのテレビの映りを改善する方法についてまとめてきました。
テレビの映りが改善したとして、今度はテレビのワイヤレス化についてお話をしていきます。
テレビを観るためには、テレビの電源とアンテナ線の最低2本のケーブルを伸ばさなければいけません。
これらの中で、テレビが設置できる場所をかなり制限してくるのはアンテナ線です。
なぜなら、ほとんどの賃貸物件では1部屋に1ヶ所しかアンテナコンセントがないため、テレビを置く場所は自然とアンテナコンセントがある壁沿いになってしまうからです。
しかし、あるツールを導入することで、テレビはアンテナコンセントの束縛から解放されます。
次の項から、具体的な方法についてご紹介していきますね。
アンテナ線をワイヤレス化!家中どこでもテレビを見よう①
インテリアにこだわりがある方にとって、テレビのアンテナ線は悩みの種ですよね。
そこで、テレビの配線をすっきりとワイヤレス化する方法についてご紹介していきます。
■光TV+ワイヤレスHDMI
光回線を導入された方には、ワイヤレスHDMIを利用したテレビのワイヤレス化をご提案します。
ワイヤレスHDMIは、ゲームやコンピューターと、モニターやプロジェクターの間を無線でつなぐために使用される機器です。
通常、テレビの信号はアンテナ線で伝えられるためワイヤレス化が行えません。
しかし、光テレビの信号はHDMIケーブルで伝えることができるので、ここにワイヤレスHDMIを使用することで、無線でテレビ信号をテレビに伝えることが可能になるのです。
予算的には1~2万円程度で実現できますので、テレビのアンテナ線にお悩みの方はぜひ試してみてくださいね。
■プライベート・ビエラ
プライベート・ビエラはパナソニックから販売されているテレビで、その特徴は何といっても、テレビチューナー部分とモニター部分が別になっていることです。
さらに、モニターにはバッテリーが搭載されていますから、本当の意味でテレビをワイヤレス化することが可能なのです。
それでいて、録画やブルーレイの再生といった、ひととおりの機能も備わっていますから、これが一台あれば十分にテレビを楽しめると言えるでしょう。
防水機能がついているモデルもありますので、お風呂でテレビを楽しみたい方にもおすすめです。
アンテナ線をワイヤレス化!家中どこでもテレビを見よう②
引き続き、テレビのアンテナ線をワイヤレス化する方法をご紹介していきます。
■全録BDレコーダー+Wi-Fi
同時に複数の番組を録画できる「全録」タイプのレコーダーをご家庭の無線LAN環境と組み合わせることで、無線LANを経由してコンピューターやスマートフォンからテレビを視聴することができます。
家中どこでもテレビを観ることができますし、うっかり観たかった番組を観忘れてしまったとしても、後から追いかけて観ることができるという安心感があります。
このような機能が付いたレコーダーは、東芝とパナソニックから発売されています。
気になる方は、メーカー公式ページより最新モデルをチェックしてみてください。
ただし、全録機能が備わったレコーダーは、非常に高価です。
参考予算として10万円程度みないといけませんから、普段あまりテレビを観ない方にはおすすめできません。
■ワイヤレステレビチューナー+Wi-Fi
全録レコーダーの「高価」というデメリットを、機能削減で対策した製品がワイヤレステレビチューナーです。
Wi-Fiを使って、PCやスマートフォンで家中どこでもテレビ番組を視聴できるという特性はそのままです。
同時に一台までしか接続することができないという制限や、番組を録画するためには別にHDDを用意する必要があるというように、機能は最低限まで削ってあります。
しかし、そのおかげで予算は2万円あればおつりがくる価格設定となっています。
一人暮らしの方や、それほどテレビを観ない方には、ワイヤレステレビチューナーがおすすめです。
まずは大家さんに相談!それでもダメなら光・ケーブルテレビを契約!
以上、テレビの映りが悪い時にチェックすべきポイントや、対策方法をお伝えしてきました。
まずは自分のできる範囲でチェックしてみて、ダメなら大家さんに相談してみましょう。
それでも改善しない場合には、光テレビやケーブルテレビの契約がおすすめです。
記事後半のテレビのワイヤレス化ですが、インテリアにこだわる方はぜひ挑戦してみてください。
テレビを自由に設置できると、インテリアのレイアウトの幅が広がりますよ。