賃貸におすすめの窓用エアコン!その特徴と取り付け方とは?

窓用エアコンは壁掛けエアコンよりも価格が安いですよね。

引き違いの窓であれば、どの部屋の窓にも取り付けられるため、賃貸にお住まいの方におすすめのエアコンでしょう。

また、取り付け方も簡単なので、自分で設置することが可能です。

今回は、窓用エアコンをご検討の方に向けて窓用エアコンのメリット・デメリットと、くわしい取り付け方をご紹介していきます。

窓用エアコンについて知りたい!メリットとは?

まず、お話したいのが窓用エアコンのメリットについてです。

窓用エアコンは持ち運びができるので、どの部屋の窓にでも設置ができる便利なものです。

他にはどんなメリットがあるのでしょうか。

そこで、メリットについて以下でまとめました。

●価格が安い

機種にもよりますが、だいたいが3万円程度で購入できます。

壁掛けエアコンも型落ちの限定品だと安く購入できますが、取り付け工事代が別途かかります。

最近では「高性能の羽のない扇風機」などが販売されていますが、窓用エアコンはそれらの高級扇風機と価格がほとんど変わらないほど低価格なのです。

●取り付け方が簡単

業者の工事を必要とせず、女性1人でも取り付けができます。

つまりエアコンの本体代しかかからないため、費用を抑えることができるでしょう。

ちなみに、取り付け方はきちんと手順と踏まえれば30分ほどで完了します。

●省スペースで済む

室外機と室内機が一体化しているため、室外機を置く場所を確保する必要がありません。

賃貸でベランダがなく、室外機を置くスペースがない場合も気にすることはありません。

窓用エアコンについて知りたい!デメリットとは?

前項では窓用エアコンのメリットをご紹介させていただきました。

では、逆にデメリットはどんな点なのでしょうか。

以下でまとめてご紹介します。

●騒音

時折「ガタン」という大きな音がします。

これは室外機のコンプレッサーが切り替わる音なので、室外機と室内機が一体化している窓用エアコンでは、防音することは難しいでしょう。

深夜にこの音で驚いて起きてしまうという声も耳にします。

●パワーが弱い

一般の壁掛けエアコンよりもパワーが弱いと言われています。

しかし、これはエアコンの電源を入れた数分間のみのことなので、しっかりと部屋が冷えることには変わりありません。

●電気代がかかる

大きな差ではありませんが、最近の省エネの壁掛けエアコンよりも若干電気代が高くつきます。

住んでいる地域によって電気代は変わりますが、5時間稼動して平均で69円ほどの電気代がかかるでしょう。

これは1ヶ月でおよそ2千円ほどなので、夏にかかるエアコン代としては平均値の範囲内ではあります。

続いて次項からは、窓用エアコンの取り付け方を順にご紹介していきます。

窓用エアコンの取り付け方!①「事前に確認すること」

ここからは窓用エアコンの取り付け方をご説明していきますが、まずは「確認しておきたい点」のお話をさせていただきます。

エアコンを取り付ける前に知っておきたいポイントを以下でまとめました。

●高さ調節ができない

窓用エアコンは基本的に窓枠の下側に合わせて設置する形になります。

そのため、高さの調節ができません。

また、取り付ける窓のサイズを事前に確認する必要があります。

設置対象となる窓のサイズは「813~1,400㎜」となりますが、これより大きいサイズの窓でもオプションで部品を別途購入すれば取り付けは可能です。

●窓エアコンは幅がある

壁掛けエアコンは高い位置に設置してあるので気になりませんが、エアコンは意外と幅があります。

窓用エアコンの場合は窓枠に設置しても、25cmほど前に出っ張ってしまいます。

ベッドなどにぶつかってしまう可能性がありますので、家具の配置には注意が必要です。

●窓によってはネジ留めが必要

ごくまれにですが、窓枠の種類によってエアコン設置の際にネジ留めを必要とするケースがあります。

賃貸の場合は原状回復が望まれるので、心配な方は購入する前に、購入希望機種のメーカーに問い合わせることをおすすめします。

窓用エアコンの取り付け方!②「準備をする」

では、窓用エアコンの取り付け方についてお話をしていきましょう。

まずは取り付ける準備をします。

【必要なもの】

・窓用エアコン
・取り付け枠
・窓パッキン
・粘着テープ
・補助錠
・パテ
・エアコン用ネジ
・プラスドライバー
・カッター

今回取り付けるエアコンは「コロナ」の一般的な窓用エアコンになります。

窓の高さは813~1,400㎜、窓の枠は1㎝以上の立ち上がりで、よくあるアルミ製の窓で想定して取り付け方をご説明していきます。

まず、コロナの窓用エアコンは窓の左側に取り付けられる状態でセットされています。

窓の右側に取り付ける場合は、柱側と戸側のパッキンを自分で差し替える必要があります。

さらに窓ストッパーも移し替えたら、取り付けの準備は完了となります。

窓用エアコンの取り付け方!③「エアコンの取り付け」

ここから、窓用エアコンの取り付け方の手順になります。

【窓用エアコンの取り付け方】

①枠を取り付ける

まず、取り付け枠の下にある溝を、窓の立ち上がりの部分に差し込みます。

そうしたら柱側に寄せ、ネジをしめて固定しましょう。

その後、上枠を引き上げて、同じく窓の立ち上がりの部分に溝を差し込みます。

中央のネジを2本しめ、さらに上側のネジもしめて固定します。

最後、ドライバーで枠をしっかりと固定しましょう。

②戸側パッキンに切り込み

窓ストッパーと戸側パッキンのぶつかる部分にカッターで切り込みを入れます。

その後、窓ストッパーの上にパッキンを被せた状態にしておきましょう。

③エアコンを取り付ける

先ほど窓枠に取り付けた枠にエアコンを取り付けていきます。

エアコンを両手で持ち、下部を取り付け枠に置いたら、上部もカチッと音が鳴るまで押し込んでいきます。

そうしたら、ドライバーでネジをしめ、エアコンを固定させましょう。

④窓パッキンの貼り付け

窓とエアコンの隙間から虫や隙間風が入るのを防ぐため、窓パッキンを貼っていきます。

窓の高さと同じ長さにカットして、貼り付けてください。

隙間ができないように、しっかり計測することが大事です。

⑤補助錠を取り付ける

エアコン使用中は窓が半分空いた状態にあります。

防犯対策のため、窓に補助錠を取り付けましょう。

購入した補助錠の取扱説明書をよく読み、指示に従って取り付けて下さい。

無事に補助錠が取り付けられたら、窓用エアコンの取り付けは完了となります。

おすすめの窓用エアコンは?

取り付け方が簡単な窓用エアコンですが、どの機種を購入するか迷ってしまう方も多いでしょう。

そこで人気の窓用エアコンを第1位から3位まででご紹介していきます。

【第1位】

■コロナ:ウインドエアコン(冷暖房兼用タイプ)

・対応畳数 冷房4.5~7畳/暖房5~8畳

冷暖房機能がついているので、夏も冬もこれ1台で過ごせます。

また、フロントパネルは取り外し可能で掃除も楽々行えます。

その上、12時間のタイマー機能や室内換気機能も搭載している使い勝手の良いエアコンです。

【第2位】

■トヨトミ:窓用ルームエアコン

・対応畳数 冷房4~6畳

運転音を39dbまで抑えた静音性に優れたエアコンです。

部屋の中に冷風が均等に行き届くような送風構造になっており、均等に部屋を冷やすことが可能です。

冷房のほかはドライ機能が搭載されているので、梅雨の時期に活躍するエアコンでしょう。

【第3位】

■コロナ:ウインドエアコン

・対応畳数 冷房4.5~7畳

第1位のエアコンの暖房機能がなくなった機種です。

冷暖房タイプよりも価格が1万円ほど安いので、冷房機能だけを必要とする方へおすすめのエアコンです。

ドレン水を除菌する能力があるので、カビの発生を抑える効果が期待できます。

窓用エアコンはメリットがたくさん

窓用エアコンにはさまざまなメリットがあります。

価格が安く、自分で取り付けられ、小スペースで済むので賃貸にお住まいの方にはおすすめのエアコンです。

デメリットで気になるのは騒音ですが、静音性に優れた機種を選べばそれほど気にならないでしょう。

おすすめした機種を検討していただき、ぜひ自宅に窓用エアコンを取り付けてください。