帰宅時間が夜遅くになってしまう場合も多々ありますよね。
そうなると、入浴時間もドライヤーで髪を乾かす時間も自動的に遅くなります。
そんな時に気になるのが「夜遅くにドライヤーを使っても大丈夫なのか」ということではないでしょうか。
アパートは物件によっては壁も薄く、どうしても大なり小なりの生活音が漏れてしまいますよね。
では、夜何時までだったら隣人に迷惑にならずにドライヤーを使用できるのでしょうか。
木造アパートは音漏れしやすいの?
アパートなどの集合住宅に住んでいる人は、誰しも音への配慮をしていると思います。
「ドライヤーの使用は何時までなら迷惑をかけないのだろうか」と考えることも、近隣住人に対する配慮の気持ちがあるからですよね。
さて、みなさんがお住まいのアパートの構造は何でしょうか。
ここでは、木造アパートの防音性についてお話しします。
まず、木造アパートのメリットとデメリットを見てください。
●メリット
・家賃が比較的安め
・通気性が高い
・家具を配置しやすい
●デメリット
・音漏れしやすい
・気密性が低い
・古い物件は火災が発生した場合に火が回りやすい
ここで、デメリットである音漏れしやすい点に注目してみましょう。
実は、木造の建物は、建物構造の中で一番音漏れしやすいのです。
特に、築年数の古い木造物件においては遮音材が使用されていないので、足音や少しの物音でも隣人に聞こえてしまうことがあります。
近年に建築された木造物件と比較すると、さらに防音性が低いのです。
木造とは反対に、コンクリート構造の物件は防音性がとても高いですよ。
ドライヤーなどの音からも騒音トラブルに発展する
アパートの隣人との「騒音トラブル」はよくある話です。
賃貸契約書には「テレビは何時まで…」などといった決まりはありません。
ですから、住人一人一人のモラルの問題です。
近隣住人と、ある程度距離がある一戸建てと比較すると、アパートなどの集合住宅では騒音問題が発生しやすいことが浮き彫りとなっています。
昼夜を問わない壁越しに聞こえてくる騒音は、ストレス以外の何者でもありません。
その状態が続いてしまうと心身ともに病んでしまい、最悪な場合には刑事事件に発展することもあるのです。
集合住宅における、隣からの騒音にはどんなものがあるのでしょうか。
<騒音例>
・足音
・音楽の音
・赤ちゃんの泣き声
・ミシンの音
・布団をたたく音
・ペットの鳴き声
・咳の音
・電話の話し声
・笑い声
・テレビの音
・飲み会などの騒ぎ声
・目覚まし時計の音
・楽器を弾く音
・ドライヤーの音
・パソコンのキーボード音
・エアコンの室外機音
アパートのドライヤー使用は何時までという決まりはあるの?
アパートの隣人からの騒音例の中に「ドライヤーの音」がありましたね。
ドライヤーの使用時間は、男性・女性によってや髪の長さによっても違いますが、それほど長くはありませんよね。
何より、短時間で髪を乾かさないと、髪を傷める原因にもなってしまいます。
短時間の使用にも関わらず、音に敏感な人にとっては「騒音」になってしまうのですね。
基本的には、夜何時までにドライヤーを使い終わりなさいという決まりはありません。
しかし、お住まいのアパートが音漏れに強いか弱いかや、隣人がどういうタイプの人かによっても、使用時間帯を配慮することは必要です。
最近のドライヤーは音が静かな製品が多いです。
ですから、一般的には夜遅い時間帯に短時間のドライヤー使用は、それほど迷惑にはならないはずです。
アパートの住人には色々な生活スタイルの人がいます。
どうしても、深夜2時くらいにドライヤーを使用しなければならない人もいるのです。
そういった事情を酌んであげて、相手に対して寛容になれると、お互いが気持ちよく生活していけるはずです。
ドライヤーの音を抑える方法
ドライヤーの風量を最大にして、一気に髪を乾かすのは気持ちが良いものですね。
しかし、やはり気になるのはドライヤーの騒音ですよね。
「アパートの隣人に迷惑をかけたくないから、ドライヤーの使用を何時までにしなきゃ!」と毎日考えるのはストレスになります。
ドライヤーを使用する時間帯が遅くなれば遅くなるほど、ハラハラドキドキしてしまいますよね。
中には音が気になってドライヤーが使えずに、自然乾燥にしてしまう人もいるでしょう。
自然乾燥はドライヤーの電気代がかからないという経済的なメリットもありますが、髪が濡れた状態では菌が繁殖してしまい、臭いの原因や髪の傷みに繋がります。
では、ドライヤーの音を抑える方法はないのでしょうか。
まずは基本的なことですが、ドライヤーの風量を最も弱いモードにして使用しましょう。
風力が落ちてしまうためドライヤーの使用時間は多少長くなってしまいますが、音量は絶対的に減らすことができます。
次は、音が気になる多くの人が絶賛する静音ドライヤーをご紹介します。
それは、「TESCOM:マイナスイオンヘアードライヤー TID720」です。
このドライヤーはなんと、テレビを見ながら使用することができるくらい静かなのです。
ナイトケアモードがついていて、ワンプッシュで音が抑えられるのが大きな魅力です。
一般的なドライヤーは60dB~70dBです。
これは目覚まし時計や掃除機の音と同レベルです。
しかし、このドライヤーの騒音レベルは50dBとなっています。
比較するとかなり静かですよね。
不安な点は「音が静かだと髪の乾きが悪いのではないか」ということではないでしょうか。
でもご安心ください。
静かにも関わらず風量は大きいので、ノンストレスでしっかりと乾かすことができますよ。
アパートの入浴時間は何時までが許容範囲?
ここまで読んで頂き、アパートでのドライヤーの使用時間は、何時までという決まりはないのがわかりましたね。
ドライヤーは基本的に髪を乾かすために使用します。
洗髪は、ほとんどの方が入浴時に行なうと思います。
深夜は周囲が静まり返っているので、小さな音でも響きやすいものです。
ですから入浴時間も、何時までという決まりがあるのでしょうか。
結論から言いますと、これにも特に決まりはありません。
しかし可能な限り、入浴時の音に対する配慮は必要です。
隣人に迷惑をかける可能性のある音は、
・浴室ドアの開閉音
・シャワーのお湯が浴槽や床に当たる音
・椅子を移動させる音
・浴槽にはった大量のお湯が排水管に流れる排水音
などが考えられます。
少し気を使って行動するだけで、どれも音を減らすことができますね。
併せて、一般的な入浴時間のマナーも知っておきましょう。
朝は6時~夜は0時までが許容範囲という人が多いそうです。
ただし、木造アパートの様に音が響きやすい物件の場合は、許容範囲時間内であっても、音に対してしっかりと配慮するようにしましょう。
アパートでの入浴時間は何時までという決まりはない!深夜の入浴時はここに気をつける
ドライヤーの使用時間に決まりがないのと同様に、アパートでの入浴時間も何時までという決まりはないのですね。
そもそも入浴時に出る音は生活音であり、正式には騒音として扱われていません。
ですから、あくまで一般常識で「早朝や深夜は避けましょう」というだけで、「絶対に入ってはいけない!」ということではないのです。
入浴時間を「○時まで」と制限されてしまうと、生活が成り立たなくなる人も大勢います。
一般的なマナーの時間帯に入浴できない場合は、なるべく大きな音を立てないように気を付けながら入浴しましょう。
深夜の入浴時は以下のことに気をつけるようにすると、隣人からの苦情が来る可能性を減らすことができるでしょう。
・お風呂の椅子はなるべく使用しない
お風呂の椅子を引きずる音が、どうしても響いてしまいます。
ですからお風呂の椅子は使用せずに、しゃがんで身体を洗ったり洗髪しましょう。
・浴室にマットを敷く
市販のマットを敷くと、シャワーが床に直に当たる音を緩和することができます。
・湯船の排水は朝にする
排水音は下の階によく響くため、夜ではなく朝に流すようにしましょう。
この他にも、ここは思い切って朝シャワーにするのも手軽で簡単な方法です。
朝シャワーは目覚めが良くなるだけでなく、洗顔や髪型のセット時間も短縮できますよ。
隣人に対する配慮の気持ちを忘れずに
入浴時の音やドライヤー音は、騒音ではなく生活音です。
ですから賃貸契約書にも、何時までという記載はないのです。
決まりがないとしても、常識的なマナーを守らなければ、隣人トラブルに発展してしまうかもしれません。
お互いが快適に生活するためにも、隣人を気遣える優しくて気が利くあなたでいてください。