BS放送を見るためには、BSアンテナの設置が必要ですよね。
しかし、そのBSアンテナの設置が面倒です。
最近のアパートでは、もともとBSアンテナが設置されている物件もあります。
その場合、アンテナを設置しなくてもBS放送を見ることができるかもしれません。
アパートでBS放送を見るために必要な情報をまとめました。
BSアンテナを設置しなくてもBS放送が見られるかも?
最近では、賃貸アパートでもBSアンテナが設置されている物件が増えました。
BS放送を見ることができれば、多くのチャンネルを楽しむことができますので、人気があります。
BS放送には無料チャンネルと有料チャンネルがあります。
無料チャンネルの代表的なものをご紹介すると、
・BS日テレ
・BS朝日
・BS-TBS
・BSジャパン
・BSフジ
・BS11
・TwellV(トゥエルビ)
・放送大学
・Dlife
などがあります。
また、有料チャンネルには、
・NHK BS1(NHK衛星契約)
・NHK BSプレミアム(NHK衛星契約)
・WOWWOW
・スターチャンネル
・J SPORTS
・FOXスポーツ&エンターテイメント
・BSアニマックス
・ディズニーチャンネル
・BS釣りビジョン
・BSスカパー
などがあり、映画・アニメ・格闘技・サッカーなどマニアックな趣味もカバーしてくれるチャンネルの豊富さです。
賃貸アパートにBSアンテナが付いているのであれば、ベランダにアンテナを付ける必要もありません。
チューナーや受信料は別料金になりますが、多くのチャンネルを楽しむことができるため、アパートでも人気のある設備になっています。
アパートにBSアンテナを設置するときは許可が必要
アパートの設備としてBSアンテナは人気がありますが、しかしすべてのアパートに設置してあるわけではありません。
そのため、入居後にBSアンテナを設置したいと考えている人もいるでしょう。
賃貸アパートにBSアンテナを設置するには、どのようにすれば良いのでしょうか。
まず確認してほしいことは、賃貸の契約内容です。
BS放送を受信できるとしても、BSアンテナの設置が禁止されているアパートもあります。
設置する前に、必ず確認しましょう。
そして、大家もしくは管理会社の許可を取ります。
BS放送を受信するアンテナは、ベランダの手すりに設置するのが一般的です。
ベランダは専有スペースではなく共有スペースのため、許可なく手を加えることはできません。
契約内容を確認し大家か管理会社に許可を取る、これをBSアンテナを設置する前に必ず行いましょう。
ベランダにBSアンテナの設置許可が下りなかった場合、室内アンテナを設置するという手もあります。
室内アンテナは、天気の影響を受けにくく設置も簡単にできます。
しかし、受信電波が安定しないことがあるため、専門業者に設置してもらった方が良いかもしれません。
アパートにBSアンテナが設置してあるか確認する方法
それでは、アパートにもともとBSアンテナが設置してあるかどうかの確認方法と、BS放送を見る方法をご説明します。
①まず、お持ちのテレビのリモコンを確認してください。
リモコンに、BS/CSボタンがあることを確認します。
②テレビの裏側の同軸ケーブルは、現在「アンテナ入力 地上デジタル」の入力端子に接続されていると思います。
③そのケーブルを、「アンテナ入力 BS・110度CSデジタル」に接続します。
④この状態で、BS放送のチャンネルを付けてみて、映るかどうか確認します。
受信できていれば、チャンネルが表示されます。
これで、アパートがBSアンテナを設置しており、受信が可能であることがわかりました。
しかし、このままだと地上波のチャンネルを見ることができません。
もうひとつケーブルが必要になります。
その際に登場するのが、分波器です。
分波器は、BS/CS/地デジ対応と書いてあるのでお店でもすぐに見つかると思います。
分波器に同軸ケーブルをつなぎます。
分波器にケーブルを2本つなぎ、先ほどの「アンテナ入力 地上デジタル」と「アンテナ入力 BS・110度CSデジタル」にそれぞれつなぎます。
ケーブル一体型の分波器でしたらケーブルも必要ありません。
これで、地上波放送とBS放送が両方見られるようになりました。
BS放送は有料、というイメージがあるかもしれませんが、アパートにBSアンテナが設置してあるのであれば簡単に設定できますし、そこまでお金もかかりません。
無料チャンネルも充実しているので、ぜひ試してみてください。
BSアンテナがあっても見られないアパートがある?!
困ったことに、BSアンテナが設置されているのに視聴できない、というアパートがあります。
考えられるのは築年数が古く、アンテナがデジタル非対応であるというパターンです。
少し古めの物件の場合は注意しましょう。
また、BS放送はアンテナだけでなくブースターや混合器、分配器などにも対応している必要があります。
これも非対応だと視聴ができません。
BS放送が見たいのであれば、入居前に確認しておくことをおすすめします。
また、周辺の建物事情にも注意が必要です。
BS放送は電波で受信しますので、建物によって遮断されてしまうことがあります。
近くに住宅やマンションが建設された場合、突然BS放送が見られなくなるということもあります。
近隣に建物が建設されたことで起こる電波障害について、今のところ規制する法律はありません。
あまりに映りが悪くなる、もしくは映らなくなるようでしたら、大家か管理会社に相談して対策をしてもらう方が良いです。
BSアンテナを設置するときに用意するもの
それでは、アパートにBSアンテナが設置されていないけれど、設置しても良いという許可が得られたとします。
アンテナの取り付けは自分で行うこともできますが、不安でしたらアンテナ工事の専門業者に依頼した方が良いです。
アンテナの設置に必要なものは、
・アンテナ
・分波器
・接続ケーブル
基本的にこれだけです。
許可が下りたといっても、アンテナなどを用意するのは自分です。
自分で購入するか依頼した業者に用意してもらいましょう。
分波器は、先ほども出てきましたね。
受信電波を、地上波放送とBS放送の電波に分けなければなりません。
そのために分波器が必要になります。
分配器でも可能な場合もありますが、心配でしたら業者に任せましょう。
接続ケーブルは、分波器とテレビの入力端子を接続するために必要になります。
「アンテナ入力 地上デジタル」と「アンテナ入力 BS・110度CSデジタル」の2ヶ所に接続しますので、2本用意します。
ケーブル一体型の分波器でしたら、不要です。
お持ちのテレビに対応したケーブルを選びましょう。
自分でも設置できるが心配なら業者に依頼しよう
BSアンテナ設置の用意ができたら、次にアンテナをどこに取り付けるかを決めます。
BSアンテナは、電波を受信できる場所に設置しなければ安定して受信できません。
ベランダに設置されることが多いのですが、ベランダでなくても壁や室内に設置することもあります。
アパートのベランダがどの方向を向いているのかを確認しましょう。
スマートフォンをお持ちであれば、BSコンパスというアプリで電波の方向を簡単に確認できます。
ベランダの方向や近隣の建物によっては、電波が受信できないこともありますので、設置を決める前にまずは電波が受信できるかを確認しておいた方が良いかもしれません。
また、ベランダの形状も確認しておきます。
手すりが湾曲していたり、装飾があるようなものだと自分でアンテナを設置するのは難しくなります。
自分で設置できるBSアンテナキットも販売されていますが、設置場所などに問題がない場合しかおすすめしません。
ベランダに金具を使って固定する必要がありますし、固定が甘く部品などが落下する恐れもありますので、危険な場合もあります。
難しいと思うのであれば、素直に専門業者に依頼した方が安全に設置できます。
電波の受信状況やベランダの状態などをしっかり確認してから、どのようにするのかを決めましょう。
併せてお近くの業者にいくらで作業ができるのかを問い合わせてみるのも良いですよ。
チャンネルの多様化が進んでいる
テレビのチャンネルは、以前に比べて多様化しています。
地上波だけでなく今回ご紹介したBS放送やCS放送、またインターネットテレビも普及してきました。
チャンネルの選択肢が増えたということは、人それぞれ見たいものが違っていることの表れです。
地上波がつまらないと感じたら、BS放送を視聴してみてはいかがでしょう。