生活していく中で、生活形態が変わることがありますよね。
はじめは部屋に鍵を付けなくても問題なかったけれど、生活の変化によって必要になることもあります。
例えば、
・子供が成長していく中でプライベートを守る為
・部屋で仕事をするようになったので鍵を付ける必要が出てきた為
などの理由です。
そんな方の為に、今回は鍵を部屋に後付けする方法や気を付けたいこと、おすすめの鍵をご紹介致します。
鍵を部屋に後付けする前に目的を明確にしておく
部屋に鍵を付ける前に、まずはその目的を明確にしておきましょう。
なぜかというと、鍵を後付けするには、費用も手間もかかるからです。
目的がはっきりしないと、その費用や手間を無駄にしてしまうかもしれません。
その出費や時間を抑えるために目的を明確にしておくと、スムーズに商品を探せたり工事の段取りをしたり出来ます。
例えば、ペットや幼い子供の為の鍵を付けたい場合は、作りも簡単で安価な鍵でも十分で対応出来ますよね。
また、ルームシェアや親との同居をし始める場合などは、親や友人でもプライベートはお互いに守りたいものです。
その場合は、外側と内側からも鍵を開け閉めすることの出来る鍵が必要になりますので、しっかりした作りの鍵を付けることになります。
また、作りの簡単な鍵を付けるのか、ドアノブを丸ごと変えるのか、という視点でも費用や手間は変わってきます。
そのことも含めて、鍵を付ける目的を明確にする必要があるのです。
鍵を部屋に後付けする時に確認しておくこと
鍵を部屋に付けたいという気持ちがはやるかと思いますが、後付けをする前に確認しておくことがあります。
鍵を選ぶ上で、条件がいくつかあるのです。
①ドアが内開き、外開き、引き戸かという点
②扉に穴や加工が出来るのかという点
③取り付けの仕方が室内、室外からか付けたままなのか、取り外しが自由なのかという点
④防犯性が必要か不要かという点
を確認しておくと、鍵選びもスムーズに進めていくことが出来ます。
思い込みなどで、「これでいいかな?」と思い購入しても実際に部屋のドアのタイプに合わないと無駄になってしまいますし、また鍵を探しにいかないといけなくなり、二度手間になってしまいます。
そうならない為にも、鍵を付ける前に上記の4点を確認し、行動するようにしましょう。
鍵を部屋に後付けする方法①ドアノブを交換!
鍵を部屋に後付けする方法として一番先に頭に浮かぶのは、ドアノブごと交換することではないでしょうか。
ドアノブ自体を鍵付きのドアノブと丸ごと交換するので、イメージ的には簡単のように思えますね。
ドアノブを交換するのであれば、まずはドアノブの金具に品番や文字がかかれているかを確認しましょう。
メーカーが分かる場合はメーカーに連絡して、同じもので鍵付きのドアノブがないのか相談すれば簡単に見つかるかと思います。
なるべく、同じメーカーで同じサイズのものを見つけた方が工事も楽に済みます。
もし、後継機のタイプがない場合や似たようなものがない場合は、同じサイズの鍵付きの物を選びましょう。
では、ドアノブの交換方法をご紹介していきます。
①ドアの寸法を測る
測っておく場所は、ドアの厚さ、ドアノブの中心からドアの端までの長さ、ドアの側面についている長方形の金具の縦横の長さ、側面の金具を止めている上ネジと下ネジの長さになります。
この寸法に合う新しい鍵付きのドアノブを探してみて下さい。
後継機型がある場合はこの工程は不要になります。
②ドアノブを外す
この時、ドアノブタイプによって、回せば簡単に外れるものや、ネジで固定してあるものもあると思いますが、どれも簡単に外れます。
ドアノブを外して、さらに固定されているものもありますが、ドライバー1本あれば簡単に外れるものがほとんどです。
ドライバーを使う場合は、同じ穴を使って付け替えることがありますので、穴が変形しないように丁寧にネジを外して下さい。
ドアノブが外れたら、ドアの側面に付いている金具も外して下さい。
③新しいドアノブを付ける
ドアの側面の金具が付いていた場所に新しい金具を付けていきます。
新しいドアノブを片方ずつ取り付け、ドアの側面にある金具に出た鍵がちゃんと通るかを確かめながら、行って下さいね。
確かめることが出来たら、ドアノブのネジを締めていきます。
④ドアノブの鍵が機能しているか確認して完了です。
鍵を部屋に後付けする方法②後付け出来る補助鍵!
補助鍵というものを聞いたことはありますか。
補助鍵というのは、部屋のドアに取り付けることが出来、取り外し可能な簡単な鍵のことです。
ドアノブ付近に設置することが多く、後付けするのも簡単に出来ます。
とても安価で1,000円くらいの金額からあり、穴あけをしないで良いので誰でも簡単に取り付けをすることが出来るのも嬉しいポイントです。
補助鍵は、一般的にドアの側面の凹んでいる部分に引っ掛けたり、ドア枠に取り付けてネジを締めて固定したりするタイプが多いです。
また、用途に合わせて種類も沢山あるので、条件に合う物を見つけることが出来ると思います。
一番おすすめな補助鍵は、「かんたん在宅ロック」という補助鍵です。
この補助鍵は、工事も要らず、1,000円未満で購入することが出来ます。
プレート状の金具をドアの隙間に挟んで、内側から金具とドアを専用のロックで固定することによって鍵がかかります。
ただし、室内側からロックする内開き扉専用の補助鍵になりますので、付けられないドアもあります。
プライベートルームや一時的に入って欲しくないときにおすすめです。
取り付け方もとても簡単です。
①室内側から取付プレートをドア枠の金具(凹部分)に引っ掛けます。
②ドアを閉めてプレートを挟み込みます。
③ロック本体を取付プレートの枠に差し込んでロック完了です。
鍵をはずすときは、ロック本体のツマミを回しながらプレートから引き抜くだけで取り外すことが出来ます。
取り付け条件としては、
・ドアとドア枠の隙間が2mm以上必要
・ドア枠の金具のサイズが適合していること
・ドアが内開き
という3点のみです。
大体のドアには適合していると思いますので、是非試してみて下さいね。
補助鍵は種類が沢山あるので便利
補助鍵というのは種類が本当に沢山ありますので、前項でご紹介したもの以外のおすすめをいくつかご紹介致します。
1つ目は、日本ロックサービスのドア用補助鍵の「らくらくロック」です。
取り付け方は大変簡単で、
①ステンレス製の本体をドア枠に取り付けます。
②室外側からドア外に突き出た本体部分に、ゴム付きロックを取り付けます。
というだけです。
道具も工具もいっさい使わずに取り付けと取り外しが出来、穴を開けずに取り付けることが出来ます。
賃貸物件にも使えますので、簡単に鍵を後付けすることが出来ます。
しかも、鍵穴が内側を向いており、ピッキングされにくい構造になっているのも嬉しいところです。
2つ目は、玄関ドア用の補助鍵になりますが、とても便利な「ぼー犯錠ダイヤル式 一般扉用」です。
暗証番号式の簡易補助鍵です。
こちらも工具なしで簡単に取り付けることも出来、壁や扉に穴を開けずに取り付けが出来るので、簡単に安心して使用することが出来ます。
取り付け方法は、以下になります。
①取り付け金具をドア枠にはめます。
②ツマミを回してドア枠に固定します。
③ドアを閉めるときに取り付け金具とドアが当たらないか確認します。
④ドアの外側からは、ドアを閉めて取り付け金具の先端部にロック本体をセットして施錠出来るかを確認します。
どちらも簡単に部屋のドアに設置することが出来ますよね。
しかし、設置するための条件がそれぞれありますので、取り付けの前には必ず確認をしてくださいね。
是非、検討されてはいかがでしょうか。
鍵を部屋に後付けすることが自分では出来ない場合
鍵を部屋に後付けすることが自分では出来ない場合もありますよね。
その場合は、以下のような方法がおすすめです。
①ドアやドアノブのメーカーに問い合わせる
同じ種類で鍵付きのドアノブを在庫で持っていたり、合う物を探してくれたりすることがあります。
②ホームセンターの交換サービスをしているところにいく
ホームセンターでは、最近交換サービスをしてくれるカウンターを持つ店舗も増えてきています。
お近くのホームセンターに交換出来る鍵があり、交換サービスをしてくれるカウンターがあった場合は一番早く交換工事が出来ます。
③リフォーム会社に問い合わせる
リフォーム会社でもドアノブ交換や鍵交換を行っています。
見積もりにも来てくれますので、自分では時間がない方や初めから任せるという方には便利です。
鍵を部屋に後付けして、不安を解消しましょう!
鍵を部屋に後付けする方法は沢山ありましたね。
それぞれ、設置条件や適応しているかしていないかという点も重要かと思いますので、自分で取り付けをする場合は取扱説明書などを良く読み、とりかかるようにしましょう。
また、鍵を付けることで心配ごとが解消されたり、暮らしやすくなったということもありますので、生活に合わせて鍵の種類もしっかり選び、取り付けるようにしてみて下さいね。