皆さんのご自宅では、窓にどのようなルーバーを使っていますか。
材質や色はさまざまですが、街中で見かける窓のルーバーはメーカーで作られた市販品が多いようです。
窓のルーバーは、目隠しをしながら風の通りを良くしたりするのに非常に便利ですし、デザイン性が高いものでおしゃれな外観を演出するのも良いですね。
中にはぱっと目を引くような素敵なものもあります。
今回は、そんな窓のルーバーのDIYについてのお話です。
窓のルーバーのDIYには2つの方法がある!
窓のルーバーのDIYには、大きく分けると2つの方法があります。
①市販品を購入し、取り付けだけをDIYする
まず1つ目は、市販されているルーバーを購入し、取り付けだけをDIYするものです。
ホームセンターなどで窓用のルーバーを購入して、自分で好きな場所に取り付けるというDIYで、一般的には業者に取り付けを依頼するよりも総額が安くなります。
ルーバーの取り付けを請け負う業者は、たくさんのルーバーを購入するからこそ、業者価格で安くルーバーを仕入れていることが大半ですが、業者に依頼する場合には、ルーバーの取り付け工賃がかかりますよね。
ただ、業者によってはキャンペーンをやっていて、ルーバーの価格と業者の取り付け作業工賃の合計額がDIYとあまり変わらないこともあります。
ですから、ルーバーを取り付けたい場所によっては、業者に依頼してしまうのも一つの方法です。
そうはいっても、自分でも安全にできる場所、例えば1階の窓につけるような場合にはルーバーの取り付けはDIYでも十分です。
不慣れな作業を高所で行うような場合には、安全性や値段を考えて、業者に依頼するかDIYするか検討しても良いでしょう。
窓用のルーバーは自分で作成することもできますが、やはりメーカー保証があることを考えると、できるだけ安く購入して取り付けだけDIYするのが手軽にルーバーを窓に取り付ける方法です。
②窓のルーバーを自分で作成するDIY
2つ目は、材料を購入して、自分で作成して取り付けるDIYです。
市販品にはないオリジナルデザインで、サイズも色も素材も全て自分好みで作成します。
ある程度、日曜大工に慣れている方で、ルーバーを作成するための材料や道具、時間があれば作成からDIYしても良いでしょう。
デザインで迷ったら、エクステリアの雑誌を見たり、ホームセンターで売られている市販品を参考にしたりしても良いですね。
自分で作成して取り付けるという一連の作業の中で、市販品では満足できなかった部分を改善できるかもしれませんよ。
窓のルーバーをDIYする目的は?
一般的には、窓のルーバーの最大のメリットは「直射日光を遮れる」ことだと言われています。
近年、人気のある高気密高断熱の家の場合、外からの強烈で暑い日差しで室内を暖め続けると、高断熱ということもあり、室温が適温ではないほどに上昇してしまいます。
では、「直射日光を遮る」こと以外に窓にルーバーをつける目的にはどのようなものがあるでしょう。
【窓にルーバーをつける目的】
・通風の確保
・目隠し
・適度に日差しを取り込む
ルーバー以外のもので、これらの目的を同時に満たすのは意外と難しいです。
室内のカーテンを閉め切って目隠しをしている人、網戸にして通風を確保している人、プリーツスクリーンなどで日差しを確保している人という具合に、さまざまな方法で窓に対応していますね。
しかし、これらはルーバーがあれば画期的に改善します。
ルーバーは業者に依頼することも、DIYすることもできますので、もう少し詳しくお話ししていきます。
窓のルーバーをDIYするメリット①
ホームセンターのエクステリアコーナーや、エクステリアグッズのカタログなどを見ると、いろいろなタイプの窓用ルーバーが販売されていますね。
窓のルーバーをDIYする場合、そのルーバーを購入し取り付けだけする方法と作成からする方法がありますので、それぞれのメリットをご紹介します。
まずは、取り付けだけDIYするメリットです。
・自分で取り付けると、業者に依頼する時のような作業工賃がかからない
・業者の予定に関係なく、付けたいときに付けられる
・購入したルーバーを取り付けるだけという手軽さがある
・自分でゼロから作成するより時間がかからない
・ルーバー自体にメーカー保証がある
それほど難しい作業ではありませんから、業者に取り付けを依頼するよりもDIYで取り付けをした方がメリットを感じやすいですね。
次は、取り付けだけでなく、窓のルーバーの作成からDIYするメリットについてご紹介します。
窓のルーバーをDIYするメリット②
では、材料の購入から作成、取り付けなども全て自分で行うDIYのメリットについてお話しします。
・好みのデザインで作れる
・好みのサイズで作れる
・市販品を自分で取り付けることで費用を抑えられる
・自分で取り付ける場合、業者の都合に関係なく好きな日に取り付けができる
窓のルーバーを作成からDIYするメリットは、このように自分好みのオリジナルのものが作れることと、取り付けの日程を自分だけで決められることです。
通常は市販品の中から一番良いと思ったものを選びますが、その商品が必ずしも自分の好みに完全に合っているとは限りません。
その点、窓のルーバーをDIYすれば、一枚一枚の羽板(はいた)の太さなども思いのままですし、素材もサイズも色や艶の有無も自分の好みに合わせられます。
市販品には真似できないオリジナリティー溢れるものを作れるのは非常に魅力的ですね。
例えば、大規模な住宅開発がされた地域で同じような建物がたくさん並んでいる場所で、窓のルーバーをDIYするだけで外観や雰囲気を他のお宅と変えられます。
日曜大工が得意な方は、窓のルーバーも作成からDIYにしてみても良いですね。
窓のルーバーのDIYは場所を決めてから行おう!
実際に窓にルーバーを取り付けることになった時、最初に考えるのはどの窓にするかということです。
取り付けを行う窓の「場所」を決めることは、窓のルーバーの取り付けだけDIYする場合も、最初から作成する場合も最初に決めるべきことなのです。
なぜかというと、どの場所に取り付けるかによって、使うべき材料が違い、作るべきサイズが変わってくるからです。
ルーバーをつける窓が決まらなければ先へ進むことはできませんし、ルーバーをつける場所を最初に決めるということは、その後の作業をスムーズに進めることに繋がります。
また、ルーバーをつける場所を決める際には、何のためにその窓にルーバーをつけるかも一緒に考えると良いでしょう。
洋室の室内にルーバーをつける場合と、和室の室内にルーバーをつける場合では必ずしも同じ材料を使うとは限らないように、ルーバーをつける場所を決めると、目的や材料もかなり絞られてきますよ。
窓のルーバーをDIYするときに必要な材料
窓のルーバーをDIYするために必要な材料をご紹介します。
窓のルーバーは部屋の内側にも外側にも付けられます。
ですから、付ける場所に合った材料を選ぶようにしてください。
あくまでも、下の「材料」は室内側に付ける場合の一例です。
付ける場所によっては、他の材料の方が良いこともありますので、ご了承ください。
【材料】
・板(羽板用)
・板(枠用)
・ボンド
・電動ドリル
・ネジ
・L字金具
・蝶番(必要な場合)
・やすり
・パテ(ネジを隠す)
・ニス
・塗料
・ドライブラシなど
どの部屋のどの窓にルーバーをつけるかによってサイズや、必要な取り付け金具も変わってきます。
また、専門の工具がなくても一般的な日曜大工用の工具などで対応できます。
窓のルーバーのDIYは何をどこまでやるのか明確に
窓のルーバーをDIYする場合、DIYしたいのが「取り付けだけなのか」「作成からなのか」ということを最初に決めておきましょう。
より快適でおしゃれな窓にするためにも、どの窓にルーバーのDIYをするのが最善なのか検討してみてください。
窓のルーバーのDIYをどの程度に行うかは、日曜大工の経験や作業時間の有無などもありますが、まずは小さな窓に一つだけ試してみるのも良いですよ。
慣れてきたら、他の窓のルーバーについても検討してみると建物全体としての統一感でも出て楽しめるはずです。