玄関のチャイムが鳴らないと、意外に困ることが起こります。
家に居るのに配達などの不在通知が入っていたり、人が来ても気付かずに居留守状態になってしまうので、相手にとって印象が悪いものになってしまいますよね。
そこで今回は、玄関のチャイムを交換するために必要なことをみていきましょう。
玄関のチャイムの種類について
玄関のチャイムにどんな種類のものがあるかを、まずはみていきましょう。
玄関のチャイムは大きく分けて、「有線式」と「無線式」があり、それぞれ設置方法も異なっています。
有線式の玄関チャイムは、送信機と受信機をつなぐ配線が必要になりますが、無線式はその配線は不要です。
送信機とは、玄関などに設置してある、指で押すボタンがついているもので、スイッチとも呼ばれています。
受信機とは、ボタンが押されたことを知らせることができる、室内に設置してる機器のことで、チャイムの本体のことを差します。
昔は有線式のチャイムがほとんどでしたが、今は無線式が増えています。
他にも、インターフォンやドアフォンなど、似たような役割を果たし、なおかつ高度な機能をもつ種類も増えてきています。
また、電源として分かれるタイプに、電源直結タイプと電池タイプがあります。
そして、これから交換を考えている方が迷ってしまうぐらい、デザインやブザーの種類もあります。
玄関のチャイムが鳴らなくなった場合の確認方法【本体側】
玄関のチャイムが鳴らなくなった場合、電池切れなのか故障なのかということが、最も先に分かっておきたいところです。
確認方法をみていきましょう。
まずは、本体を開けて、電池を交換してみてください。
電池を交換して、チャイムが鳴れば単なる電池切れなので、単純に電池を交換するだけで通常通りになります。
電池を入れてもチャイムがならない場合は、チャイム本体の中央の電気線がある部分の、端子2つを直接つないでみるか、針金などの通電するものを当ててみてください。
これでチャイムが鳴れば、チャイム本体は正常に動いていることになります。
鳴らない場合は、本体が壊れている可能性が出てきます。
鳴る場合は、本体は正常ということになるので、本体から屋外のスイッチまでの電線が切れていないかを確認しましょう。
電線に異常がない場合は、玄関に設置してあるスイッチが壊れている可能性が極めて高いです。
玄関のチャイムが鳴らなくなった場合の確認方法【スイッチ側】
玄関に設置してあるスイッチの確認方法ですが、まずはスイッチのカバーを取り外します。
カバーを外すと、電気線が2本出てきますので、スイッチから電気線を外し、その電気線を触れさせてみてください。
このとき、チャイムが鳴れば、電気線は切れていないということになります。
チャイムは外に設置してあるものなので、雨などで濡れて錆びてしまっている場合もあります。
そのため、電気線の先のビニールを少し剥いで、新しい電気線を出してから、触れさせるようにしましょう。
このとき、チャイムが鳴らなかった場合は、電気線が切れている可能性があります。
そして、チャイムが鳴る場合は、電気線は切れておらず、チャイム部分の故障ということになります。
ですから、チャイム部分を交換する必要が出てきます。
玄関のチャイムを自分で交換する場合
玄関のチャイムを自分で交換する方法をご紹介します。
手順は、前述した確認時の作業と、ほとんど変わりません。
まずは、どの部分で不具合が起きているのかを確認します。
そして、チャイムの本体が壊れている場合は、まず、ホームセンターやインターネットで本体を購入します。
次に、本体の中央にある端子から電気線を外し、新しく用意した本体の端子に電気線を繋げば、交換は終わりです。
スイッチが壊れている場合は、こちらもホームセンターやインターネットでスイッチ部分を購入し、新しいスイッチの端子に、電気線を繋ぎ直すだけで作業は完了です。
電池切れの場合は、電池を交換するだけで良いので簡単ですが、電池切れでない場合は、確認作業から始めていきましょう。
また、本体とスイッチに異常がなく、電気線が切れている場合は、要注意です。
電気線がどこを通って配線してあるかもにもよりますが、壁の中の場合は、切れている場所を探すのは、ほぼ不可能になってしまいます。
その場合は、業者に頼むか、新たに配線を壁の外に引くことをおすすめします。
玄関のチャイムの交換費用
玄関のチャイムを自分で交換する場合は、工賃が掛からない分、チャイム自体の品物の金額だけで交換ができます。
チャイム自体は高価なものではなく、本体とチャイムはセットでも2000円前後で購入できます。
もし、長年お使いのもので本体とチャイムのどちらかが故障した場合は、セットで新しいものを購入し、同時に交換するほうが良いかと思います。
後に、交換していないほうが交換する必要が出てくる場合もあります。
そのため、同時に交換しておいたほうが、使用開始も覚えやすいので、おすすめです。
また、別々に交換した場合に出てくる、型に合う商品を探す手間も省けます。
そして、自分ではチャイムの交換ができない場合もあり、業者に頼むことも出てくるかと思います。
その場合、今まで使っていたチャイムではなく、時代に合わせたインターフォンやドアフォンを勧められることがあるかと思います。
その場合の相場をご紹介します。
インターフォンからTVドアフォンへの交換の工事費は6,000円~となっていて、あとはそれに商品代が加算されます。
商品の金額は、じつに様々なので、使う人の需要に応じて、機能を選択していくとよいでしょう。
チャイムの交換を業者に依頼したい場合
玄関のチャイムの交換を自分でもできるけど、やはり業者に頼んだほうが安心!
という方も多いと思います。
やはり電気を扱うことになるので、少し怖いという気持ちも出てきます。
その場合に連絡する場所ですが、一般的にはリフォーム会社やホームセンターで、リフォームサービスを扱っている店舗や家電販売店です。
リフォーム会社の場合は、今までの施工例を聞くことができるので、参考になります。
また、最近では、ホームセンターでもリフォームに力を入れているところが多くなってきています。
しかし、リフォームの受け入れはしているが、担当がいないという場合が多いのが、デメリットと言えるでしょう。
家電販売店は専属の担当がついていますので、対応は早いですが、他の家電も扱っているため、工事自体は遅くなってしまうことがあります。
それぞれ、メリット・デメリットはあるものなので、自分にあった担当がいるところが一番良いでしょう。
また、玄関のチャイム交換工事の見積もりを取るときは、数社から見積もりを取ったほうが、比較することができます。
つまり、お得に交換工事をすることができますので、ぜひお試しください。
玄関のチャイム工事は自分でもできるが無理は禁物
自分で玄関のチャイム交換ができると、工事費も抑えられて嬉しいですよね。
しかし、電気を扱うことになるので、少しでも不安が出たときは、素直に業者に任せましょう。
そして、チャイムにも種類が増えており、生活に合わせて変えていく必要が出てくる場合もあります。
ですが、昔ながらの玄関のチャイムも味があり、素敵ですよね。
大切に使っていきましょう。