地番の載った地図を使って、無料で簡単に調べる方法!

相続税や不動産売買の関係で、土地の地番を調べなければいけないことがあります。

しかし地番は一般の地図には載っておらず、どうすればいいかわからなくて途方に暮れてしまうことが多いものです。

そこで今回は地番について、簡単に、しかも無料で調べる方法をご紹介いたしましょう。

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地図に番地は載っていても地番は載っていない!

一般の地図を見ると「○○町○○丁目○○番地」までは載っていても、「地番」は載っていません。

「地番」と「番地」、字を入れ替えただけですが意味は全く異なります。

地番とは法務局の管轄下において、土地一区分ごとに割り振られた番号をいいます。

ちなみにこの一区分を「一筆(いっぴつ)」といい、土地の単位となっています。

従来は地番がイコール住所でしたが、時代が進むにつれ区画整理や開発が進み、複雑でわかりにくいものとなってしまいました。

家の訪問や郵便配達に支障をきたしたため、1962年新たに制定されたのが、今も使われている住居表示制度です。

地番が「土地」を基準にしているのに対して「建物」の位置や場所を示しているためわかりやすく、一般的な地図ではこちらが採用されています。

今では住所というと「○○町○○丁目○○番地○○号」の住居表示のほうが一般的で、地番は表に現れません。

では、地番はどうしたらわかるのでしょうか。

最も確実なのは、地番を管理している各地域管轄の法務局に問い合わせることです。

電話で住所を伝えれば無料で地番を教えてくれます。

地番がわかる地図ブルーマップは無料で閲覧できる!

地番は法務局が管理している「公図」という土地の図面に記されています。

しかし公図には建物や道路表示等がなく、調べたい場所がどこにあるかがわからないため、別に住居表示地図と照らし合わせて見なくてはなりません。

この公図と住居表示地図とを一つに重ね合わせたのが、通称「ブルーマップ」と呼ばれる便利な地図帳です。

「○○町○○丁目○○番地」といった住所がわかるだけでなく、地番や容積率、建蔽率、用途地域名、用途地域界、といった不動産情報が盛り込まれているため、不動産会社にはたいてい置かれています。

また、各地域の法務局や国会図書館、自治体を代表する図書館にも備えられていて、無料で閲覧できます。

見方は簡単で、最初のほうのページにある50音順の索引から調べたい場所を探し、該当ページを開くだけです。

開けたら大きな建物や主要道路を手掛かりに、調べたい場所を見つけ出してください。

そこにある、青い小さな数字が「地番」です。

ちなみに、地番や建蔽率など公図からの情報がすべて青い字で書かれているため「ブルーマップ」と呼ばれています。

一方、住居表示はすべて黒字で書かれています。

●の中に白抜きで書かれた数字は「番地」です。

ブルーマップを見れば住所から地番が調べられるだけでなく、地番から番地も調べられるのです。

インターネットの無料検索サービスの地図で地番を調べる方法

無料で地番を調べるなら、インターネットの無料検索サービスを利用するのが最も手軽といえます。

パソコンとネット環境さえあれば、誰でも自宅に居ながらにして地番がわかるため大変便利です。

調べたい場所の住所を入力するだけでその付近一帯の地図が現れ、住居表示とともに地番がわかるようになっています。

この検索サービスの地図はブルーマップがもとになっているため、地番は小さな青い数字で書かれています。

しかし「○○町○○丁目○○番地」といった住居表示は、ブルーマップのように黒字ではなく、赤字で記されています。

また、建蔽率や容積率などの不動産情報は記載されておらず、シンプルに住居表示と地番のみですから、一般の方でも見やすく、わかりやすいといえるでしょう。

ただし、ブルーマップに載っていない地番はこの無料検索サービスの地図にも載っていないため、管轄の法務局に直接問い合わせる必要があります。

無料だとわからない!閲覧地図の問題点

ブルーマップを閲覧したりインターネットの地番検索サービスの地図を見れば、無料で地番がわかるため、とても便利です。

しかし、いくつか問題点もあるようです。

・土地が特定できない

ブルーマップの最も大きな問題点です。

地番がわかっても、その土地の境界線や大きさ、形状などがわからないため、どこからどこまでがその土地なのか、特定できません。

特にマンションの場合はもともと地番が大まかな山林を切り開いて建てたり、市街地であっても、所有者の異なる複数の土地にまたがって建っているなどして地番が複雑なことが多く、土地の特定がしづらいため、トラブルにつながる可能性があるのです。

・地番は大まかでしかない

市街地の地番は比較的正確ですが、農地や山林の地番は大まかでしかありません。

さらに過去に区画整理が行われていると、地番情報が違っていることがあります。

・全国すべての情報が載っているわけではない

ブルーマップは全国すべての地域があるのではありません。

所有者のいない土地もあり、地番のない場所もあります。

では、こうした問題はどうしたら解決できるのでしょうか。

ブルーマップの諸問題を解決する公図取得がおすすめ!

公図は法務局で管理している土地の図面であり、一筆ごとの土地の正確な大きさや形状、境界線が一目瞭然なため、土地の位置関係や地番が正確に把握できます。

ただ残念なことに無料ではありません。

地域を管轄する法務局に直接出向いて窓口で申請するか、前述したインターネットの地番検索サービスから有料で取得します。

こうして手に入れた公図も、一見すると区割りされた土地に番号を振っただけの白地図のような図面にしか見えません。

調べたい場所がどこにあるのか位置関係がわからないため、住居表示された地図やブルーマップと照らし合わせて見なくてはならないのがちょっと面倒です。

しかし、ブルーマップではわからない土地の特定ができるため、できるだけ取得することをおすすめします。

ただ、せっかく公図を取得しても、測量されたのが古い時代であると実際と異なる場合があります。

たとえば山林の場合ですと、明治の初期に測量されて以降、地震や洪水などで当時とずれが生じていることが考えられます。

こうした場合には面倒ですが、公図をもって実際に現地で確認した方がいいでしょう。

公図でも解決できない山林地番は地積測量図で!

ブルーマップの場合、山林の地番はかなり大まかなことが多く、土地の境界がどこからどこまでなのかがよくわかりません。

実際現地を見てもよくわからず、遺産などで遠方の山林の不動産評価が必要な場合、途方に暮れてしまうことはよくあるようです。

こうした場合には、無料ではありませんが、地積測量図を取得するのがいいでしょう。

地積とは土地の面積のことですが、土地の正確な形や位置、境界など実際に測量されたものを図面に起こしたもので、該当地の地番と隣接地の地番なども詳しく記載された法的な測量図面です。

地積測量図は作成された年代によって精度が異なり、現代に近いほど精度の高い測量図といえます。

山林の場合、地積測量図によって地図やブルーマップからではわからない境界標からの距離や角度がわかるため、土地の特定ができるのです。

地番を無料で調べるには電話かブルーマップかインターネットで!

地番を無料で調べるには、

・法務局に直接電話で問い合わせる
・ブルーマップを閲覧する
・インターネットの地番検索サービスを利用する

以上の方法があり、どれも簡単に調べることができます。

しかし場合によっては、これらの情報だけでは不確かな場合もあります。

有料ですが法務局で公図や地積測量図を取得した方が後々のトラブルにならず、おすすめです。