アパートで猫を飼っている人の退去費用は?日々の生活で対策

現在賃貸アパートにお住まいの方で、ペットに猫を飼っている方も多くいらっしゃるでしょう。

ペット可のアパートであっても、そうでないアパートであっても、退去の際は原状回復が条件となります。

猫を飼っている人の、実際の退去費用はどのくらいかかるのでしょうか。

また、費用を抑える方法などはあるのでしょうか。

くわしくお話ししていきます。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

アパートを新築する場合は玄関ドアの幅にも意識を向けよう!

アパートを新築する時や、リフォームする場合に留意したいのは、アパートの第一印象です。交通の便...

bs放送を見る方法は?アパートに住む方は今すぐ見れるかも?

近年地上波放送以外のテレビコンテンツが注目を集めています。海外サッカーやテニスなど、地上...

マンションの火災報知器が義務化になった訳や止め方をご紹介

マンションで火災報知器の非常ベルが鳴ると、マンション内で火災が起こったのかと不安になるでしょう。...

マンションでのピアノを演奏は時間や防音対策に注意しよう

マンションにお住まいの方で、ピアノの演奏をしている、またはピアノの購入を検討している方もいらっし...

中古物件の値引きはタイミングが重要!500万円下がることも

マイホームの検討をされている方の中には、中古物件に目を向けている方もいるのではないでしょうか。...

アパートに洗濯機を置きたい!サイズを測るポイントとは?

住んでいるアパートに洗濯機を購入したり、新居に引っ越しをするために搬入しようとしている方もいらっ...

新築をご計画の方に!外観をおしゃれにする秘訣をご紹介

念願の新築をご計画の方は、期待とともに不安も感じておられることでしょう。家の新築は、結果が期...

アパートのキッチンに収納を増やす方法をご紹介!

1Kのアパートの場合、キッチンが狭く収納が大変なこともあります。アパートに住んだことのある人...

アパート経営への道。一棟の建築費をどのように決めるか

アパート経営は、資産運用のひとつとして、人気を集めています。しかし、アパート経営するためには...

賃貸物件でも可能!窓から入る西日は窓用フィルムで防ごう!

賃貸でアパートやマンションにお住みの方で、部屋の位置によっては西日がとても入る方もいるでしょう。...

安く家を建てるには?ブログから学ぶローコスト住宅の仕組み

近年、ハウスメーカーのCMや特集などでは、安く家を建てることができる「ローコスト住宅」が盛んに宣...

ロフトに布団を敷いて寝る場合、すのこを敷いてからが鉄則!

ワンルームにロフトが付いていると、1DKのようで少し得した気分になりますよね。例えば、ロフトは...

アパートの契約名義変更の手数料・意外とかさむその理由!

アパートなどの賃貸物件に住んでいる間に、様々な理由で契約の名義変更をしたい状況に遭遇する場合がありま...

アパートの照明が故障!交換や修理費用はだれが負担する?

アパートには、エアコンやコンロなど様々な設備が入居前から装備されていることも多いです。照明も...

アパートのエアコンは誰のもの?故障したら誰が修理する?

真夏に急にエアコンが故障したら、とにかく早く修理して部屋を涼しくしたいですね。例えばエアコン...

スポンサーリンク

アパートの退去費用とは?

まずは、アパートの「退去費用」についてくわしくお話ししていきます。

退去費用とは、借主が利用していた部屋を退去する時に発生する費用です。

壁紙や床、天井など、借主の「故意・過失」によって傷ついた部屋の修繕に充てる費用となります。

どのくらい故意・過失の部分が大きいかが重要で、「意図的に部屋を損傷させた」と取られると、退去費用もその分高くなってしまいます。

賃貸アパートは契約の際に、「敷金」や「礼金」を不動産会社に支払います。

不動産会社によって違いはありますが、よく「敷金2ヶ月分、礼金1ヶ月分」などを耳にしますよね。

この「敷金」が、退去の際にかかる修繕費用に充てられますが、敷金だけで補えない場合、プラスして退去費用を負担しなければならなくなります。

しかし、「どこまでが故意」であるかの判断基準は非常に難しく、金銭も絡むため、トラブルに発展しやすいところです。

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」によると、以下のようになっています。

・壁に貼ったポスターなどの跡は借主負担

・引っ越しの際にできたキズはオーナー負担

この考えですと、猫の付けた傷は借主負担になる可能性が高くなります。

次項でくわしくご説明していきましょう。

アパートで猫が付けた傷は借主負担?

借主が意図的に付けた傷は、アパートを退去する際、借主が費用を負担しなければなりません。

猫などのペットがつけた傷も、ここに含まれます。

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」には以下のように記されています。

・飼育ペットによる柱や壁紙などの傷・臭いは借主負担となる

猫がつけた傷が柱やふすまなどの建具についていた場合、上記に該当しますので、借主の負担となってしまいます。

日々の暮らしの中で、傷をつけてはいけない場所を猫に「しつけ」することも重要となるでしょう。

また、このガイドラインはあくまでも「ペット可のアパート」の場合に該当するものです。

ところが、まれにペット可ではないアパートで、こっそり猫を飼っている方もいるようです。

猫は泣き声が犬ほど響かないため、室内で飼いやすい傾向があるためでしょう。

しかし、賃貸アパートでペットを飼うことを禁じられている場合は、「用法違反」にあたるため、絶対にやめましょう。

猫のいるアパートの退去費用①「フローリング」

猫がアパートの部屋を傷つけてしまった場合、退去する際に修繕費用を負担しなければなりません。

ここからは、退去費用がどのくらいかかるのかをご紹介していきましょう。

猫が傷つけやすい場所は、「フローリング」や「壁紙」などが考えられます

まずはフローリングの修繕費用からご紹介しています。

猫の性格も関係しますが、よく動きまわるタイプの猫は、年中部屋の中を走り回っています。

飛んだり跳ねたりするため、フローリングは傷だらけになってしまうでしょう。

自然による経年劣化の場合は費用負担する必要はありませんが、明らかに猫が付けた傷が多い場合は借主負担となります。

そしてフローリングの修繕費用の相場ですが、「1㎡あたり3,000~8,000円」と割高です。

これが、例えば、6畳(9.72㎡)の床をすべて直すとしましょう。

すると、およそ30,000~75,000円もの修繕費用がかかってしまうことになります。

12畳の部屋であれば、単純にその倍はかかってしまうでしょう。

アパートでペットを飼うということは、「大きな出費がある」というリスクを事前に頭に入れてから、部屋を借りるようにすることが必要と言えます。

猫のいるアパートの退去費用②「壁紙」

続いては、アパート退去の際にかかる、「壁紙」の修繕費用のお話をしていきましょう。

猫は、爪で引っかいたり、ものに噛みついたりする習性があります。

猫は主に以下のような理由うで爪とぎをしているとされます。

・爪が伸びてかゆい

・飼い主の気を引きたい

・ストレスが溜まっている

・研ぎやすいものが目の前にある

爪研ぎ自体を止めさせることは難しいので、壁紙の前に家具を置いたりして、なるべく傷がつかないように対処しましょう。

万が一壁紙を傷つけてしまった際の貼り換えの費用ですが、「1㎡あたり1,000円」くらいとなります。

壁紙は傷が付いている場所を中心に貼り替えるため、それほど費用はかからないと考えがちですが、実はそうでもありません。

壁紙に染み付いた猫の「におい」を消すため、部屋の壁紙をすべて貼り替えることがあるのです。

これについては壁紙だけでなく、先ほどのフローリングにも言えることとなります。

においの対策については、次項でくわしくお話をしていきましょう。

アパートでの猫の傷・におい対策

アパートの退去費用を抑えるためには、日々の生活の中で、猫の傷やにおいの対策をしっかりとることが重要です。

以下でそれぞれの対処方法をご紹介していきます。

●傷対策

フローリングのままで生活すると、猫を飼っていなくても傷は付きやすいです。

そのため、フローリングの上にカーペットやラグを敷いて対策しましょう。

コルクマットやジョイントマットであれば、汚れた際に部分洗いできて便利です。

猫が走り回った際の防音効果も期待できるでしょう。

●におい対策

猫や犬はマーキングといって、縄張りを印すために糞尿でにおい付けをする習性があります。

部屋の中でマーキングをしたら、すぐに拭きとってにおいが残らないようにしてください。

また、猫はよく毛玉や食べたものを吐き戻してしまいます。

これも独特な猫のにおいの原因となりますので、見つけたらすぐにきれいに掃除しましょう。

汚れたらすぐにきれいに拭くことが、においを染み込ませないポイントとなります。

アパート退去の際は「原価償却」を考慮!

賃貸アパートには「原価償却」というものが存在します。

これは、「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」によるもので、経年劣化によるアパートの建具などの「価値が下がった分を考慮する」というものになります。

例で言うと、アパートの壁紙の場合、耐用年数を「6年」とする決まりがあります。

これにより、6年以上経過している壁紙の場合、価値は「1円」にまで下がるのです。

賃貸アパートに住み始めて、「3年」で退去したとします。

壁紙の修繕費用が40,000円だと仮定して、3年で退去すると、壁紙の価値は半分まで下がったことになります。

すると修繕費用は、以下のようになります。

・40,000円×0.5(50%)=20,000円

これが1年で退去した場合はどうでしょうか。

・40,000円×0.83(83%)=33,200円

このように、退去した時期によって、修繕費用大きな開きがあるのです。

猫が壁紙を傷つけたとしても、6年以上経過していたら、減価償却により修繕費用が発生しないこともあり得るのです。

猫のいるアパートを退去する際は修繕費が必要

アパートで猫を飼っていると、床や壁紙を爪で傷つけたり、においが移ったりして、きれいな状態を保つのはなかなか難しいでしょう。

退去費用は「敷金」から支払われますが、破損場所が多いとプラスして費用を負担しなければなりません。

ペット可のアパートであっても、傷をつけて良いということではありません。

退去の際の負担を軽くするためにも、日ごろから猫への対策をとって生活しましょう。