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円安は輸出に有利!投資のタイミングは円高・円安?

2018.7.8

「円安になると輸出に有利になる」と聞いたことはありませんか?

円安か円高かによって貿易の業績は大きく左右されますが、投資する場合も円安か円高で影響があるのです。

ここでは、円安・円高についてと、投資する場合はどちらが良いのかをお話ししていきます。

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円安になると輸出に有利!そもそも円高との違いって何?

「円安だと輸出に有利になる」と、社会の授業などで教わったことを覚えている方もいるのではないでしょうか。

しかし、円安や円高と言われても、実のところどっちがどっちなのかいまいちわからないという方もいるかと思います。

そこではじめに、円安と円高がどのようなものなのかをみていきましょう。

まずは、円安についてです。

仮に、1ドルが100円だったとします。

為替レートは変動しますから、時間がたつことで1ドルが200円に変わってしまうこともあるでしょう。

このような場合に、これまでは1ドルの価値がある商品を100円で買えていたところを、200円支払わなければ買えなくなってしまいます。

この状況を一言で表すと、「ドルに対して円の価値が低く(安く)なった」ということになりますから、「円安」といいます。

反対に、為替レートで1ドルが90円に変化したら、1ドルの価値がある商品を90円で買うことができます。

この場合は、「ドルに対して円の価値が上がった(高くなった)」ということになるので、円高というのです。

よくある間違いとして、「1ドルが100円から200円になったというは、1ドルに対する円の値段が上がっているから円高だ!」というように、円安か円高かを1ドルに対する円の値段の高低で考えてしまうことがあります。

しかし、為替レートはドルと円が等しい価値になる金額を示しているものですから、円安か円高かは「ドルに対して何円払えば同じ価値になるのか」という観点からとらえるといいでしょう。

具体的には「1ドルに対して100円払えば済んでいたのに200円払わなければならないから、円の価値が下がっていて円安だ…」となるわけです。

ついつい逆にとらえてしまいがちな内容ですが、ここでしっかり覚えておきましょう。

これを理解しなくては、投資をする立場になった時に、かなり不利になってしまいますよ。

円安になると輸出に有利な理由とは?

円安と円高についてお話をしたところで、なぜ円安になると輸出に有利になるのかをご説明します。

先ほどお話をしたとおり、円安になると円の価値が下がります。

具体的な例としては、これまで1ドルの商品を100円で買えていたものが、円安になったことで200円で買わなくてはいけなくなります。

一方、海外からみれば、これまでは100円の商品を1ドルで買っていたところを、円安になったことで1ドル支払うだけで200円のものが買えるようになるということでもあります。

そのため、日本製品が安く買えることからどんどん輸出業が伸び、経済がが活性化して景気が良くなることにつながります。

つまり、円安になると以上のように輸出に有利な状況になるのです。

その反面、外国で買い物をするとこれまでよりも多くの代金を支払わなければならなくなるため、円安状況下では輸入業が伸び悩みします。

特に、小麦のような海外から輸入される比率が高い商品に関しては、国内で価格が高騰してしまうことがあります。

また、国内の物価が上がれば、貨幣の流通も多くなるので、インフレに向かう傾向もあります。

輸出に不利!円高の場合もみてみよう

先ほどは主に円安だと輸出に有利になることについてお話ししてきましたが、反対に円高の場合はどうなるのでしょうか。

冒頭でご説明したように、円高の場合にはドルに対する円の価値が上がります。

すると、具体的な例を挙げれば、これまで1ドル100円で買えていたものが円高によって90円で買えるというような状況となります。

そうなれば、海外製品を安価に購入することができるため、輸入業の業績が向上してきます。

また、輸入商品の国内での物価も下がってくることが多いでしょう。

ただし、物価が下がると貨幣の流通も減りますので、結果として経済がデフレや不況に向かってしまう傾向もあります。

また、円高の状況を海外からみると、これまで1ドルで100円のものを買えていたのに、1ドル支払っても90円のものしか買えなくなってしまうことになります。

そのため、円安では業績が伸びた輸出業も、円高になってしまうと売上高が減少する傾向にあります。

以上の事から、円安と円高のバランスをとることが、安定した経済のために重要なことということがわかります。

投資の視点で考えよう!円安のほうが投資に有利?①

これまでは、輸出の視点から円安と円高についてお話をしてきました。

おさらいすると、輸出に有利になるのは円安で、反対に輸入に有利になるのは円高でしたね。

それでは、円安・円高について投資の視点からみるとどうなのでしょうか。

この項では、株式投資の視点から円安・円高について考えてみます。

株式投資で重要となるのが、その企業の「株価」ですよね。

円安や円高といった為替レートに変化があることで、株価の変動への影響があるのかどうか疑問に思う方もいるでしょう。

為替レートの変化は、企業業績に影響を与えるので、それに伴い株価も変動します。

株価に影響が出るということは、経済にも影響が出てくるのです。

例として、円安が経済に影響を与える2つのことについてご紹介します。

①輸出企業の業績が好転してくる

輸出企業とは、海外に向けて「モノ」や「サービス」を提供している企業を指し、例としては自動車産業などが当てはまります。

為替レートが円安になると、海外からみて日本の商品が安くなりますので、円安前よりも購入される量が増えて業績が向上するケースが多いです。

大手の自動車会社では、円安に1円動くと、約350億円もの営業利益が出たともいわれており、グローバル展開している企業は、円安の恩恵を受けると売上の向上が期待できるのです。

そして、売上が伸びて業績が向上すれば、株価の上昇にもつながります。

投資の視点で考えよう!円安のほうが投資に有利?②

引き続き、円安が経済に与える影響についてお話しします。

②株価が上昇しやすくなる

元々日本は、海外から商品の品質の良さについて高く評価されているため、輸出業に強い国だといわれています。

そのため円安になると、さらに海外での日本の商品の需要が高まるので、国内企業の業績がアップしやすくなります。

そのようにして多くの企業の業績が良くなると、国内の景気も上向きになりやすいため、株価が上昇しやすい雰囲気が形成されるでしょう。

ですから、円安になれば株価が上がる可能性が充分にありますので、投資のタイミング的にも有利な時期と言えるでしょう。

ただし、気を付けたいポイントがあります。

それは、円安によって株価が上昇しやすい企業は、ここまでにご説明したとおり輸出企業が多いということです。

企業によっては輸出だけでなく輸入も手掛けている場合もあるでしょうから、こういった企業は円安だからといって素直に株価が上がるかどうかはわかりません。

為替レートだけでなく、企業の情報も把握したうえで投資の仕方を判断しなくてはなりません。

円高のときのほうが投資に良いこともある!

先ほどの項では、円安のほうが投資タイミングとして有利であるというようにお話をしてきましたが、円高が有利な場合もあります。

前の項でも少し触れましたが、円安で株価が上がりやすいのは輸出企業であって、輸入商品を扱う企業に関しては円高であるほうが株価が上がりやすいといえます。

ポピュラーな輸入業としては、水産や紙パルプ、電力、ガス、空運、陸運、食品に関わる企業が挙げられます。

経済が円高のときには、こういった業界の銘柄に目を向けてみると良いでしょう。

さらに、投資に慣れている方であれば、円高は海外企業に投資するチャンスです。

円高状況下では、特に米国企業の株価は値下がりしている傾向にあります。

これを機に海外企業へ投資しておくと、円安になったときに利益を出すことに成功するかもしれませんよ。

また、fxといった外貨投資も、円高のときにはじめてみるのがオススメです。

長期的な投資にはなりますが、円高と円安のタイミングをうまく見計らって取引を行えば、多くの利益を生み出すことも可能でしょう。

日本国内だけでなく、海外投資にも興味がある方は、円高のときに挑戦してみてくださいね。

円安・円高のタイミングを見極めよう!

一見関係ないように見えても、為替レートによって輸入・輸出企業の業績が左右されますので、円高・円安は株価変動に影響を与えると言えます。

為替レートは日々刻々と変動しますから、投資を考えている方は有利なタイミングを逃さないように動くことが大切と言えるでしょう。

利益をより多く生み出すためにも、毎日の為替レートの変化をチェックしてみてくださいね。

 - 経済