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金についての予備知識。純金とは純度100%の金のこと?

2018.5.21

「金」は、ただの金属ではなく、昔から資産として取り扱われてきました。

現代でも、資産として保有する人が多くいます。

金を現物資産として持つために、まずは金についての予備知識を持っておきましょう。

金といっても、純度がいろいろあります。

純金とは、純度100%の金のことなのでしょうか。

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金の純度や刻印の意味

古代から、価値があるものとして取引されてきた「金」。

現在でも「金」の価値が下がることはありません。

誰もが知っている金属のひとつですが、刻印の意味や純度による違いについてはあまり知らないという人もいるのではないでしょうか。

金は、純度によって値段が変わります。

金の価値を決めるのは、純度なのです。

今回は、金の純度について、お話ししたいと思います。

身近にある、金製品を見てみてください。

「K●」と刻印されていると思います。

例えば、「K18」や「K24」などです。

この「K」とは、「カラット(karat)」の頭文字で、うしろの数字は「純度」を表しています。

この記号は、金の純度を表すものなのです。

金の純度とは、金の含有率を意味します。

その金が含む金の割合ということです。

金なのに、「金を含む割合」というのもおかしな話ですよね。

というのは、多くの金製品は、金のみで出来ているわけではありません。

特にジュエリーなどの金製品は、金とほかの金属を混ぜ合わせて作ることがほとんどです。

どのような刻印があれば、純度100%の金なのでしょうか。

次項で見ていきます。

金の純度の単位は24分率!ということは純度100%はK●?

金の純度は、24分率で表示されています。

なぜ、わかりにくい24分率で表示されているのでしょう。

いくつか説がありますが、実は、24分率は昔から存在している基準のひとつといわれています。

1日も24時間ですよね。

古代から取引されてきた金は、ずっと24分率で計算されてきました。

昔は、天秤を使い、植物の種子を載せて計っていたのです。

金の純度の単位「カラット(karat)」の語源は、その時代に使われていたマメ科の種子の「quirrat」だともいわれているんですよ。

ちなみに、この「カラット(karat)」は、ダイヤモンドなどの宝石の重さに使われる単位である「カラット(carat)」とは全く違う単位です。

金と宝石は、両方とも宝飾品などによく使われるため、混同されやすいですよね。

そのため、日本語ではK18のことを「18金」と表記することがあります。

これは、宝石のカラットと混同されないように、という理由もあるといわれています。

金の純度についての話に戻りましょう。

24分率ですから、金の純度は、

K1=4.17%

となります。

そうなると、K18=75%ですよね。

ということは、K24の刻印がされている金が、純度100%ということです。

金の種類とは。純度100%じゃない金もある

市場に出回っている金製品には、純度によって種類分けされています。

・K24
・K22
・K18
・K14
・K10

ほとんどがこの5種類です。

それぞれの特徴や用途を見てみましょう。

・K24(純度99.99%~純度100%)

腐敗や変色することがなく、ほとんど永久的に輝きが失われません。

しかしやわらかいため、ジュエリーには向きません。

資産価値が高く、主にインゴットやコインなどの製品に加工されます。

・K22(純度91.7%・混合物8.3%)

一般的には、目にすることが少ないと思います。

やわらかいのですが、K24よりも丈夫です。

しかしそれでも傷つきやすいため、取り扱いに注意が必要になります。

・K18(純度75%・混合物25%)

ジュエリーによく使われている金です。

高い純度と適度な硬さを持ち、加工しやすいのが特徴です。

ジュエリーだけでなく、時計などの宝飾品にもよく使われます。

・K14(純度58.5%・混合物41.5%)

耐久性があるのが特徴です。

しかし、混合物が多いため、金の輝きはあまりなく、変色することもあります。

金の中では比較的安価なため、ジュエリーだけでなく加工品にも使われ、多く流通しています。

・K10(純度42%・混合物58%)

金の価格高騰により、登場したのがK10です。

混合物の含有率が金よりも多いため、輝きが少なく錆びやすいのが弱点です。

安価で加工もしやすいため、こちらも市場に多く流通しています。

日本の純金は、ほぼ純度100%

金といっても、種類があることがわかりました。

資産価値として金を保有するのであれば、K24を選びたいですよね。

実は、国内のインゴットは、すべて純金製です。

日本のインゴットは、純度が99.99%でフォーナインと呼ばれます。

インゴットとは、金を資産として保有する際に用いられます。

分かりやすく説明すると、「金の延べ棒」「ゴールドバー」と呼ばれる純金の金地金のことです。

インゴットの表面には、

・金の純度(ほとんどの場合99.99%以上)
・販売元のブランド名
・重量
・ロンドン貴金属市場協会公認の溶解・検定業者を保証するマーク
・製造番号

が刻印されています。

K22やK18、K14は金ですが、ジュエリーに加工されて流通するのが一般的です。

金取引に使用されるものは、純金が前提のため、資産として取引される金はK24です。

インゴットを購入する場合は、K18のものは存在しません。

ほぼ純度100%である純金しか存在しないのです。

純度100%の金は存在しない?!

ここでひとつ、疑問に思うことが出てきます。

純金であるインゴットに刻印される純度です。

ほとんどの場合、99.99%とお伝えしました。

純金なんだから、純度100%なのではないのかと思われますよね。

実は、純度100%の金は存在しません。

通常、純金は溶かした後に冷やして精製します。

その際に、必ず微量な不純物が入ったり、形成する際の硬化剤が入ってしまいます。

そのため、純度100%というのは現在の技術では、実現が不可能なのです。

日本では、純度99.99%以上の金をK24、もしくは純金と表示しても良いと定められています。

また、ロンドン貴金属市場協会では、ロンドン金市場受渡適合品と呼ばれる規格を定めています。

ロンドン貴金属市場は、現物地金取引の中心です。

この適合品として取引されるインゴットは、純度99.5%以上と決められています。

ロンドン金市場受渡適合品として認定されたインゴットは、世界標準として世界各国で取引することができます。

日本で取り扱われる純金は、世界標準よりも純度が高いものなのです。

資産として金を保有する方法

純金が、純度100%ではないということに驚きましたね。

しかし、純度99.99%の金は、ほぼ純度100%といっても良いほどの純度です。

資産としてお持ちになりたいと考えている人もいるのでないでしょうか。

金のインゴットは、いくつかの方法で購入することができます。

注意点としては、500グラム未満のインゴットを購入すると、バーチャージという手数料がかかってしまうことです。

そのため、1000グラム以上のものを購入される人が多いようです。

金のインゴットは、資産になるのですから、大変高価です。

購入方法だけでなく、保管方法もよく考える必要があります。

金の購入と保管の仕方をいくつかご紹介します。

・直接購入

金のインゴットは、貴金属店、商社、地金商、精錬会社、銀行などで購入することができます。

インターネットでも購入は可能です。

しかし、金のインゴットは偽物が出回ることがあります。

そのため、日本地金流通協会の会員業者やロンドン貴金属市場協会が公認する精錬業者など、信頼できる業者から購入することをおすすめします。

購入した金のインゴットは、自宅で保管される人もいますが、保管業者を利用するのが良いですよ。

ほかにも、銀行の貸金庫を利用するという方法もありますし、購入した業者が、保管サービスを提供していることもあります。

・純金積立

純金積立で購入した金のインゴットは、自動的に業者に預けられます。

「特定保管」と「消費寄託」という2つの方法が一般的です。

「特定保管」は、保管業者に保管してもらう方法です。

その業者が倒産した場合も、金のインゴットは回収できます。

「消費寄託」は、所有権を保管業者に移す方法です。

金の運用による運用益を受け取ることができます。

しかし、業者が倒産した場合、金のインゴットを回収できないことがあります。

どちらが良いというのは、人それぞれです。

安全に保管したいというだけであれば、特定保管で良いですし、リスクを承知で運用益のために消費寄託するのも良いでしょう。

金は安定的な資産

美しく輝く金は、古代から多くの人を魅了してきました。

その価値は、今も高いままです。

しかも、金は世界共通で価値あるものとしても認められています。

金の保有は、短期間で利益が出るということはありませんが、無価値になる心配がありません。

資産として、安定的な価値を持ち続けてくれます。

長期的に保有して、資産を守りたいというときにはおすすめできます。

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