新築の家を建てることを考えたとき、ほとんどの方が「おしゃれな内装にしたい」と考えるのではないでしょうか。
そのために、とことん内装にこだわる方もいるでしょう。
しかし、家を建てるには予算もあります。
予算内で理想の内装に近づけるにはどうしたらいいのでしょうか。
おしゃれな内装にするためのポイントについてご紹介していきます。
おしゃれな家にするには内装から!
「おしゃれな家にしたい」とは考えても、どのようにしたらおしゃれになるかまでは、なかなか答えは出ないものです。
おしゃれな家にするためには、まず内装をこだわってみましょう。
どのようなポイントにこだわればいいのか、順番に見ていきます。
①高さなどを統一する
内装をおしゃれに見せるためには、規則性を持たせることが重要になります。
例えば、リビングを例に挙げてみましょう。
・部屋にある扉の高さがそろっていない
・ダウンライトの向きがバラバラ
・ニッチの間隔が均等でない
このようになっていると部屋に統一感がなく、おしゃれに見せることは難しくなります。
②インテリアと内装を統一する
一般的に、住宅のインテリアは、内装が完成してからそろえることが多いです。
しかし、このようにしてしまうと、インテリアのサイズが部屋に合わなかったり、イメージに合わなくなってしまうことがあります。
そのため、内装を決めながらインテリアも決めておくことで、統一感のある内装になります。
③床材にこだわる
意外と盲点になりやすいのが床です。
しかし、床材の質が低いと、内装もおしゃれなものに見えにくくなってしまいます。
ここまでが、内装をおしゃれにするための基本となります。
家の内装は配色次第でおしゃれになるかどうかが決まる!
家の内装は部屋の配色次第で、おしゃれになるかどうかが決まります。
と言うのも、先ほどご紹介したように、どんなに内装の基本を抑えていたとしても、部屋にそぐわない色があるだけで、雰囲気は崩れてしまいます。
そうなると、「おしゃれな内装」とは言えなくなってしまうでしょう。
部屋の配色としては、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの3色を使うことをおすすめします。
これらの配分はそれぞれ「7:2.5:0.5」とするのが理想です。
部屋の配色として、これらがどのような役割があるのかまとめました。
【ベースカラー】
部屋の印象を決めます。
この色次第で、部屋が明るい空間になるのか、シックな空間になるのかなどが決まります。
【メインカラー】
部屋の中心となる色で、主にカーテンなどといった大きなインテリアに使います。
【アクセントカラー】
いわゆる差し色で、クッションなどに使います。
この色を使うことで、部屋にメリハリが生まれます。
理想的な内装にするためにも、このような色を使いこなしましょう。
家の内装に選ぶ色がおしゃれの方向性を左右する
先ほど、家の内装にベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの3色を使うことをご紹介しました。
この、部屋の配色について、さらに詳しく見ていきましょう。
家の内装にこだわり、見た目をきれいにすることに重点を置く方も多いでしょう。
しかし、部屋に閉塞感を覚えてしまうと、「おしゃれな家」と思うのはなかなか難しくなります。
そのようにならないためにも、部屋に開放感を感じるような工夫が必要になります。
では、どのようにすると、開放感のある部屋になるのでしょうか。
それは、「部屋を明るい色にする」ということです。
白のような明るい色は「膨張色」と呼ばれ、物を大きく見せる働きがあります。
これは、部屋にも当てはまることで、家の内装に明るい色を取り入れると、部屋が広く見えやすくなります。
逆に黒を始めとする暗い色は、「収縮色」と呼ばれます。
明るい色の部屋とは対照的に、部屋にこの色を多く使ってしまうと、閉塞感を感じやすくなってしまいます。
また、部屋のインテリアにも注意が必要になります。
インテリアショップなどでは、木製のインテリアが多く販売されています。
そのため、新築の家のために購入することもあるでしょう。
このようなインテリアを選ぶ際には、部屋の床の色を考えながら選んでみてください。
明るい色の床に、同じような色合いのインテリアを配置すると、部屋に統一感が生まれ、小物などで部屋にアクセントを入れることが可能になります。
逆に暗い色のインテリアを配置すると、重厚感を感じられ、高級インテリアのような雰囲気が生まれます。
好みに合わせて選んでみてください。
新築の家の間取りからおしゃれな内装を
新築の注文住宅の場合では、間取りも決めていくことになります。
間取りを決めていく段階からも、家の内装をおしゃれにすることが可能です。
先ほどもお伝えしたように、部屋に閉塞感を感じてしまうと、おしゃれに感じることは難しくなってしまいます。
そのため、間取りを考える段階から、部屋に開放感を持たせることが重要になります。
これはつまり、部屋の中を仕切るものを極力減らすということです。
家の中には、インテリアや壁などを備え付けることが多くあります。
これらで視線を遮るようにした間取りにしてしまうと、部屋が狭く感じてしまいます。
そこで、遮るものを極力少なくし、見通しをよくすることで開放感が生まれます。
また、このようにすることで、部屋全体に光や風が通り抜けやすくなります。
同時に、家の窓も大きくすることで、開放感を感じやすくなるでしょう。
内装を考えるときに意外と忘れがち!コンセント
ここまで、新築の家の内装をおしゃれにする方法についてご紹介してきました。
ここで、意外と忘れがちなのが「コンセント」です。
コンセントは、「どこにつけたらいいか分からないから、適当につけておこう」と特に考えもなく配置してしまうと、実際に生活を始めたときに不便な思いをしてしまいます。
しかし、それが「おしゃれな内装」とどのように関係しているのでしょうか。
新築の家での生活を想像してみながらご説明していきましょう。
生活をしていく中で、家電製品を使うことは多くあります。
その際には当然コンセントが必要になりますよね。
しかし、コンセントが使いたい位置にないと、延長コードなどを使うことになります。
一時的に使う場合であれば、用が済んだら片づけてしまえばいいですが、日常的に使うものであれば、出しっぱなしになってしまうことも十分に考えられます。
日常的に延長コードが出してある光景は、おしゃれとは言い難いのではないでしょうか。
また、掃除機をかける際にも、コンセントが使いやすい位置にないと不便です。
せっかく、インテリアや間取りにこだわっておしゃれにしても、このようになっては台無しになりかねません。
そのため、コンセントは「今後の生活で、どこにどのくらい必要か」を考えながら設置をしていきましょう。
内装を考えるときは収納にも注意!
新築の家を考えているとき、おしゃれな内装にすることはもちろん、部屋も広くしたいものですよね。
しかし、家を建てる土地は広さが決まっていますから、部屋の広さや収納スペースも限られています。
いくら「部屋を広くしたい」と考えても、収納スペースを少なくしてしまうのは得策とは言えません。
たとえ部屋を広くしても、収納スペースがないことで物があふれてしまっている部屋は、おしゃれではないですよね。
とはいえ、収納スペースを大きくとりすぎて、部屋の出入口が狭くなってしまったということも事例としてあります。
こういった失敗をしないようにするには、間取りを決める際に「どこに何を収納するか」を考えることが大切になります。
無駄のない収納スペースを作ることが大切です。
内装のおしゃれな家は計画的に作ろう
新築の家の内装は、ご紹介してきたようなことでおしゃれにすることができます。
しかし、おしゃれにすることだけを考えるのではなく、日常生活のことも考え、実際に生活したときにどうなるのかなどを考えることも重要になります。
このようなことを予め考えておくことで、「内装のここを失敗したな」と思うことは少なくなるでしょう。