日本全国には、多くの100均のお店があり、私たちの生活をより便利にしてくれます。
100均が始まった当初は、「それなりの安いもの」というイメージでした。
しかし、最近では100円で購入できるとは思えないものもあり、普通の店と同じようなものであれば、100均を選ぶ人もいるでしょう。
中には世界に進出しているショップもあり、大人気です。
今回は、100均で購入できる窓の結露防止シートのご紹介です。
窓の結露の原因は?
結露とは、空気中に含まれている水蒸気が、ガラスなどの冷たい材質の表面で冷やされ、水となって現れる現象のことを言います。
朝、寒くなると窓や浴槽の壁が結露することがあります。
窓の結露を放置しておくと、窓だけでなく部屋の中の壁面や押入れなどにカビが生える原因になります。
また、結露は家そのものの耐久性を損なうこともあります。
結露部分にホコリがたまり、汚れがこびりつく原因にもなります。
窓の結露が原因で、シロアリが発生することもあり、「たかが結露」と放置しておくと、危険です。
昔の家は木造で、今よりも窓と窓の間に隙間があったこともあり、今ほど結露を起こすことがありませんでした。
しかし、近年の家は機密性が高く、それが原因で結露が発生しやすくなっています。
特に、冬の室内は暖房器具で部屋全体を暖めていることが多く、外気との温度差が大きくなります。
そのために、結露が発生します。
また、冬の乾燥を防ぐために、加湿器などを用いている人もいますが、過度の加湿は結露の原因になります。
天気の悪い日に、窓際に洗濯物を干すのも、結露の原因です。
簡単に家庭で結露予防ができたらいいですね。
そこで、100均で取り扱っている結露防止シートをご紹介しましょう。
100均で売っている窓の結露防止シート
結露防止グッズには、「結露防止シート」「結露吸着シート・吸水シート」「結露防止スプレー」の3種類があります。
結露防止シートは、ホームセンターなどでも取り扱いがありますが1,000円くらいします。
1,000円くらいの結露防止シートは、ほとんどが窓ガラス全体に貼るタイプになります。
そのため、一戸建ての家全体の窓全てに、結露防止シートを貼ろうと思ったら10,000円以上になってしまいますね。
また、結露防止シートは、梱包材に使われるような半透明のプチプチシートタイプ(エアクッション)のものから、柄の入ったシートまであります。
それを窓ガラス全体に貼るためには、かなりの量が必要になります。
しかし、「家を守るために仕方ない」と、しっかりと貼っている家庭もあるのではないでしょうか。
結露防止シート以外では、結露防止のための結露吸着シート・吸水シートというものもあります。
結露吸着シートは防止シートとは異なり、結露してしまった窓の水滴を吸水して、窓枠などのカビを防止するためのものです。
水滴が落ちてくる窓の下の方に横長に貼って、吸水をします。
ホームセンターなどで取り扱っていおり、1巻きが1.8mくらいで2,000円以上します。
吸着シート1枚で、2~3週間分の窓の結露を吸水することができます。
100均でも同様の結露吸着シートが販売されていますので、「冬の間だけでも」と考えて貼るなら、100均の結露吸着シートでも十分に対応できますね。
100均の結露吸着シートで窓をデコレーション
100均で販売されている結露防止グッズの多くは、「結露吸着シート・結露吸水シート」です。
こちらは結露防止シートではありません。
窓の下に貼る結露吸着シートや結露吸水テープは、窓全体の結露が下に滴り落ちて、その水滴を受け止めて吸水するというものです。
窓全体の結露を防止するものではありませんので、結露そのものを防止するシートとは少し違います。
しかし、結露吸着シートの場合でも、シートを貼った部分は結露を防ぐことができます。
それなら、結露吸着シートを窓全体に貼ることができればいいですね。
しかし、結露吸着シートは半透明なシリコンや透明なビニールなどではなくフェルト状ののシートです。
フェルト状のシートを窓全体に貼ってしまうと、窓を覆ってしまうため、外の光を遮ってしまい、部屋が暗くなってしまいますね。
結露吸着シートは結露防止シートと違い、窓全体を覆うような大きなものはなく、下に貼るテープのようなものや、窓全体に散りばめることができる、シール状のタイプになります。
そこでおすすめなのが、雪や花、雲などのかわいい形をしたシール状のものを、窓全体に散りばめるように貼るという方法です。
このようなシールは100均でも購入できます。
リビングや、2階の子供部屋の窓に貼ると、結露の防止になるだけでなく、さらに窓のデコレーションにもなるので、一石二鳥ですね。
100均別窓専用結露防止シートの紹介
可愛いデザインの結露防止グッズがあるとご紹介しましたが、色々な種類があるのが、100均の良いところです。
そして100均のお店によって、形やデザインが色々違います。
100均の結露防止シートには「結露吸水テープ」「結露吸水シート」という名称のものがあります。
100均の結露吸水テープは、本当にシンプルな無地の幅広テープのようなだけのものから、可愛いシールを窓全体に貼ることができる吸水テープまであります。
あまりデコレーションはしたくないけれど、という人のためには、シンプルな幅広テープタイプで、全体に幾何学模様や、花柄などが入っているものもあります。
部屋の雰囲気や家族構成によって、選ぶことができますね。
結露吸水シートは白の貼り絵タイプのものが多く、窓全体に貼ることで、貼ったところの結露防止シートにもなります。
全体を防止するわけではありませんが、窓の下部分だけで吸水するテープと違い、より結露を防止することができます。
その他の100均結露防止グッズ
結露吸着シートや結露吸水シート以外にも、結露を防止するグッズはあります。
テレビなどで時々紹介されているのが、ペットボトルにノズルをつけて結露を取る「結露取りワイパー」です。
結露取りワイパーは、窓やお風呂場の壁に出てしまった結露を、幅広ノズルで拭き取り、取った水滴をそのままペットボトルの中にためて捨てる、というものです。
雑巾で結露を拭くと、最後にはびしょびしょにぬれてしまい、雑巾を絞るという手間がかかります。
ティッシュで拭いたら、あっという間に何枚も無駄に使ってしまいます。
幅広ノズルは、ワイパーブレードのように、結露を拭き取り、拭き取った水がすべてペットボトルの中に、落ちるような作りになっているため、窓ガラス数枚分の結露を摂ることができます。
100均では、窓に貼る専用のエアクッションが売っているお店もあります。
結露防止シートではありませんが、効果はほとんど同じです。
窓の結露防止シートはプチプチシートで代用できる!
ここまで、窓の結露を防止する方法をお伝えしましたが、結露は、家全体の窓に発生するわけではありません。
そのため、結露防止シートを全部の窓に貼る必要はありません。
普段からあまり暖かくすることがない部屋には、不要です。
例えば、昼間ほとんど使っていない、夜間寝室としてしか使用していない部屋は、結露防止シートや結露吸着シートは必要ありません。
そして、結露防止シートを購入するのが難しい時や、100均が近くにない時は、結露防止シートに似ている梱包材のプチプチシートでも代用することができます。
しかし、ただのプチプチシートは、ビニールでできているため、ずっと使うわけにはいきません。
そこで、窓際に新聞紙や、バスタオルを置いておくという方法があります。
新聞紙を貼るという方法もありますが、新聞紙を窓に貼ってしまうと、跡が残ってしまうことがあります。
新聞紙を直接貼らずに、そばに置くだけでもかなり結露の防止になります。
窓際に洗濯物を干すときに、ハンガーの上に新聞紙を置いておくと、洗濯物の乾きも速くなり、さらに結露防止効果もあります。
しかし、結露防止シートがない時に結露を防ぐ方法は、他にも沢山あります。
それが、エアコンのドライをつけたり、換気をこまめにするなどの方法です。
冬は空気が乾燥し、それが風邪などの原因の一つになると言われています。
しかし、湿度が高すぎても結露の原因になり、カビを増やしアレルギーの原因になるとも言われています。
色々な方法で、部屋の窓際をほどよく乾燥させることが大切です。
100均の結露防止シートできれいな窓に
100均で売っている結露防止シートは、可愛いデザインのものやキレイな柄がついたものがたくさんあります。
結露防止シートで窓枠のカビを予防することもできます。
結露が原因のホコリ汚れも防止できます。
たかが100均ではないのが、今の日本の100均商品です。
今年の冬は近くの100均で結露防止グッズを購入し、汚れやカビのないきれいな窓に仕上げてみませんか。