新築住宅の間取りは、どのようなものがいいのかとても迷うものですよね。
間取り次第で、今後の生活が快適になるかそうでないかが決まると言っても過言ではないでしょう。
では、間取りを決める上で「これは取り入れたい!」という人気の間取りはあるのでしょうか。
人気を集めている間取りについて、4つご紹介していきます。
新築住宅の間取りで取り入れたい人気のものとは?
新築住宅の間取りを決めていく中では、「どんな間取りなら生活がしやすいか」「こんな間取りなら、家族に合っているか」などを考えていくことになるでしょう。
長く住むことになる新築住宅では、どのような間取りを取り入れるべきか、大変迷うことになるのではないでしょうか。
そこで、「これを住宅に取り入れてよかった」という意見の多かった人気の4つの間取りをご紹介します。
・吹き抜け
・リビング階段
・対面式キッチン
・仕切り部屋
それぞれの、メリット・デメリットについて次項からご紹介していきます。
また、この他にも、「取り入れてよかった」という意見の多かった収納や、間取りを決めていく中で後悔が少なくなるようなポイントについても見ていきましょう。
新築住宅に人気の間取りは吹き抜け!
新築住宅に吹き抜けがあると、開放感があっていいですよね。
吹き抜けを新築住宅のリビングに取り入れると、リビングが広く見え、明るく見えることでしょう。
また、見た目にインパクトがあり、おしゃれに見えることもメリットとしてあげられます。
このようなことから、間取りを考えているときに吹き抜けを取り入れる方も増えてきています。
特に「リビングでゆったり快適に過ごしたい」という方から人気を集めています。
リビングに吹き抜けを作ると、メリットがたくさん生まれますが、一方でデメリットはあるのでしょうか。
デメリットとしては、以下のことがあげられます。
・天井が高くなることで、冷暖房の効きが悪くなってしまう
・冷暖房費がかかる
・2階部分のスペースが少なくなってしまう
・1階での臭いが2階まで充満してしまう
また、吹き抜けは手の届かない場所が増えますので、掃除が行き届かなくなってしまう場所が出てくることも考えられます。
天井にある照明の交換にも少し苦労してしまうかもしれません。
吹き抜けを採用する際には、このようなことへの対策を考えておく必要があります。
新築の間取りに人気のリビング階段を
新築住宅の間取りを考えている方の中には「リビング階段を作ろう」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。
リビング階段とは、読んで字のごとく「リビングに階段を作る」というもので、特に子育てを行っている・これから行うという方に人気となっています。
このリビング階段は、子供が学校や遊びから帰宅した際に、リビングを通らないと自室へはいけません。
そのため、親は必ず子供の顔を見ることができます。
また、階段の下の空間を収納やちょっとした小部屋のように使うことができます。
先ほどご紹介した、吹き抜けをリビングに作り、階段もリビングに作ったとしたならば、開放感のあるおしゃれな間取りとなるでしょう。
デメリットとしては、先ほどの吹き抜けと同様に、暖房などの効きが悪くなってしまうことや音が響きやすいことがあげられます。
また、子供が友達を連れて来たともなれば、2階の子供部屋へ行くことになるでしょう。
この際もリビングは必ず通ることになりますので、常にきれいに掃除をしておく必要があります。
新築住宅の憧れ!人気の対面式キッチン
キッチンと一口に言っても、近年では様々な種類が販売されています。
そんな中で、「新築でキッチンは対面式を使いたい」と間取りを決めながら考えている方もいらっしゃるでしょう。
対面式キッチンは、キッチンを使っているときにリビングやダイニングが見えるように配置されたもののことを言います。
このようなキッチンも子育てを行う方やこれから行うという方に人気があります。
この対面式キッチンの最も大きなメリットは「キッチンを使っていながらも、リビングやダイニングの様子を見ることができる」ということです。
これは、家族の中に小さな子供がいるような家庭には嬉しいことでしょう。
小さな子供がいても料理はしなくてはなりませんので、極力目を離さないでいられるのはとても便利です。
また、リビングのテレビを見ながらの料理や、子供が大きくなってもキッチン越しに会話ができることもメリットになるでしょう。
作った料理をすぐにテーブルに運べるといったことも便利ですよね。
このように、メリットが多くあげられる対面式キッチンですが、意外と盲点になってしまいそうなことがデメリットとして考えられます。
・キッチンの臭いがリビングやダイニングまで充満する
・油はねがリビングやダイニングにまで届くことがある
・リビングからキッチンがまる見えになる
・設置に広いスペースが必要になる
対面式キッチンを考えている方は、このようなことも考慮しておきましょう。
意外と人気!仕切り部屋を新築に
仕切り部屋を新築住宅の間取りに採用する方はもいらっしゃるでしょう。
これは、意外にも人気のあるもので、子供部屋の間取りを決める際に採用する方が多いです。
仕切り部屋は大きな1つの部屋を、将来2部屋以上に分けることのできる部屋のことを言います。
子供は小さなうちは、部屋の中を元気よく走り回ることができるので、大きな部屋があるのは嬉しいことではないでしょうか。
また、子供が巣立った後も、部屋の仕切りをなくすことが可能なため、使い勝手がいいでしょう。
しかしながら、仕切り自体には、コンセントなどをつけることができないため、仕切りにした際に不便になることや、1部屋の状態では使わないドアができてしまうことも考えられます。
この他にも、一般的な部屋よりも価格が高くなってしまうことも考えられます。
このようなことから「初めから2部屋でもいいかも知れない」と考える方もいるかもしれません。
仕切り部屋を採用する際は、よく検討してからでもいいでしょう。
新築住宅にあると便利?人気の収納
ここまで、新築住宅の間取りに人気なものをご紹介してきましたが、これらのものと同じくらい重要視したいのが「収納」です。
最後に、新築住宅にあると便利な収納についてご紹介していきます。
●クローゼット
近年では、一般的なクローゼットよりも大きな「ファミリークローゼット」が人気になっています。
これは、家族全員の物が収納できることができるため、家事がとてもはかどります。
場所も、お風呂場や、洗濯物を干す場所の近くにしておくことで、さらに便利になります。
●パントリー
間取りを決めていて「キッチンにスペースがある」と思った方は、パントリーを設置することをおすすめします。
パントリーは、食品やキッチン用品を収納する専用の場所となりますので、収納できない食品などでキッチンが散らかることはなくなるでしょう。
●玄関収納
近年では、「ウォークイン玄関収納」というものが人気を集めています。
通常、玄関収納といえば、靴や傘を収納する場所ですが、このウォークイン玄関収納では、アウトドア用品やベビーカーのような少々場所をとるような物も収納することができます。
新築住宅の間取りは使い勝手も考慮
新築住宅で人気の間取りや収納についてご紹介してきました。
このように、人気の間取りというものはたくさんあります。
しかし、「人気だから」といった理由で安易に決めてしまうのではなく、あくまで参考程度にしておき「いかに自分たちが住んだときに使い勝手がいいか」を考えながら決めることをおすすめします。
家族の人数や、キッチンなどの設備の使い方も考慮しておくことで、使いやすい住宅の間取りを決めることができるでしょう。
素敵な住宅ができるように、よく検討してください。