アパートを新築する場合は玄関ドアの幅にも意識を向けよう!

アパートを新築する時や、リフォームする場合に留意したいのは、アパートの第一印象です。

交通の便がよいとか、お得感のある家賃なども魅力ですが、思わず住みたくなるような見た目というのも大事です。

特に、室内に入るための玄関ドアが重要で、ドアの外見はもとより、防犯性や機能性を感じられる玄関ドアを選びたいものです。

そのためには、玄関ドアの幅にも意識を向けましょう。

玄関ドアはアパートの顔!幅にも注意を

玄関ドアは、アパートの顔とも言える、大事な要素です。

部屋に住む人が毎日見るものですし、お客さんを呼びたくなるような、魅力のある玄関ドアを選びましょう。

また、見た目と共に大事なのが防火性や防犯性、機能性です。

防火性能に関しては、玄関ドアメーカー(アルミサッシメーカー)が基準に合致した製品を販売しています。

そのドアを購入すれば、防火の面では問題ありません。

防犯性は、ドアガードを付けたり、2重ロックにしたりすることで向上できます。

機能性の向上に関しては、レバーハンドル付きの玄関ドアにしたり、ポスト受け箱を使いやすいものにしたりする方法があります。

そして特に考慮したいのが、玄関ドアの幅を何cmにするのかということです。

建設費用や、リフォームの予算も絡んでくるでしょうが、幅の狭い玄関ドアはやはり使いづらいものです。

特に最近は幅の広い電化製品を、アパートに持ち込みたいという人が増えています。

ドラム式の洗濯機であったり、3ドア、4ドアの冷蔵庫であったりしますが、それらが玄関ドアから入らないのでは困ってしまいます。

窓から搬入するという方法もありますが、やはり玄関ドアには、余裕のある幅を持たせたいものです。

アパートの玄関ドアの標準的な幅とは

各アルミサッシメーカーが発行している、アパート向け玄関ドアカタログを見ると、幅78.5cmの製品が多く見られます。

玄関ドアの幅の種類としては、70cmから85cmまでの間にいろいろありますが、実際に選ばれるのはほとんど78.5cmの玄関ドアのようです。

高さに関しては、平均身長が伸びたことを受けて200cmぐらいのドアが一般的です。

アパートの玄関は、個人宅の玄関よりも狭いことが多いので、幅が広すぎるドアを設置することは稀です。

また、電化製品の幅の広いもので60cmほどになります。

70cmの幅の玄関ドアでは、両手で持って入るのに苦労しそうです。

そのうえ、ポスト受け箱が出っ張っているドアの場合に難儀します。

こういった点から、幅78.5cmの玄関ドアが選ばれているのは、必然だと言えるでしょう。

そのアパートに合った玄関ドアなら構いませんが、幅の狭すぎる玄関ドアは、避けた方がよいでしょう。

アパート向け玄関ドアの価格を比較できるサイトを見ると、一般的な78.5cm幅のドアの価格は、6万円から8万円の間となっています。

2重ロックのドアだったり、化粧モールが付いていたりすると10万円を超えてきます。

アパートの玄関ドアに必要なもの

前述のとおり、アパートの玄関ドアを選ぶなら、幅78.5cmのドアが無難です。

次に関心を向けたいのは、この幅のドアを基本として、そこに何を付けるのかという点です。

防犯面と、機能面にも配慮したドアを選びましょう。

アパートの玄関ドアに最低限必要なものは次の3つです。

・ポスト受け口と受け箱
・ドアロック
・ステンレス製丁番

ポスト受け口は、中をのぞかれないよう工夫されたドアを選びましょう。

ドアロックは、できれば2重ロックの製品を選びたいものです。

さらに防犯の機能を高めるなら、ドアアイがおすすめです。

特に女性向けの賃貸アパートならば、これは必需品だと言えるでしょう。

また、ドアガードやドアチェーンがあると、さらに防犯性能が向上します。

無人の場合には効果がありませんが、少なくとも室内にいる時には、侵入者を阻む大きな手助けとなります。

機能性の面で言えば、ドアクローザーも見逃せません。

ドアの開け閉め時の事故を、大幅に減らしてくれます。

ポスト受け箱も、機能性の点から見れば大事なポイントです。

ポスト受け口からのぞかれず、かつ取り出しやすい形状のポストが、借りる人には喜ばれます。

玄関ドアの幅に合わせた網戸を設置しよう!

手持ちの不動産の魅力を増し、他の物件との差別化を図るために、アパートの玄関に網戸を設置してみませんか?

玄関は空気の流れが悪く、臭いがこもりがちです。

網戸があれば、虫が侵入する心配も減り、存分に空気を入れ替えられます。

また、夏は玄関ドアを開放することで、室内の温度を下げることもできるでしょう。

こういったメリットがある玄関の網戸ですが、注意しなければならない点があります。

玄関を開放することは、防犯上とても危険です。

他に家族がいるのならまだ大丈夫ですが、女性が1人で住むとなると、昼でも玄関ドアを開放するわけにはいきません。

この問題を解消するため、カギが付いた網戸があります。

アパートで玄関に網戸を付けるなら、カギ付きの商品にしましょう。

もうひとつの注意点は、玄関ドアの開放が他の住民の邪魔になったり、防火上の問題になったりしかねないという点です。

もし新築のアパートに網戸を設置するなら、あらかじめ外廊下の幅を広めにすることが重要です。

こういった点にさえ注意すれば、玄関の網戸は大きなアピールポイントになる可能性があります。

アコーディオン式の網戸や、ルーバータイプの網戸など、機能性に富んだ網戸も多いのです。

既存のアパートの玄関ドアをリフォームするなら

アパートを新築するのではなく、古くなったアパートをリフォームすることもあるでしょう。

室内のリフォームはもちろん大事ですが、玄関ドアもリフォームしたいものです。

古くなった玄関ドアを新しいドアに変えるだけで、アパートの外見がよくなります。

特に最近は、アルミサッシメーカーが競うように、見た目がよくて機能的にも優れた製品を開発し、販売しています。

扱いやすく、防犯も考慮した新しい玄関ドアは、部屋に入る前からアパートの印象をアップしてくれるでしょう。

ドアクローザーだけを交換することもありますが、できればドアごと取り替えたいものです。

リフォーム会社では、玄関ドアの交換に要する費用を表示していることがあります。

アパートの玄関ドアを交換する場合、以前のドアと同じ幅のドアにするのなら、交換工事費はそれほど高額にはなりません。

どこまでリフォームをするのかによっても変わってきますが、玄関ドアの交換は、優先順位を高めにすることをおすすめします。

なんといってもアパートの顔ですし、防犯の面でも最新の製品は優れています。

魅力的な玄関ドアにリフォームをし、部屋を見学したいという人にアピールしましょう。

アパートの玄関をDIYで交換してみよう!

アパートを新築したり、リフォームしたりする予算がない場合は、玄関ドアだけでもDIYで変えてみましょう。

古くなった玄関ドアを新しいドアと交換するだけでも、アパートの印象が変わるものです。

特に木造のドアの場合は、長年の風雨で汚れが目立ってきます。

木造のドアをアルミのフラシュドアにするだけで、アパートの表情が一新します。

フラッシュドアはほとんどのアパートで使用されているため流通が多く、ドアクローザーを付けても比較的安く購入できるので、費用もそれほどかかりません。

しかも軽いのでDIYにも適しています。

枠をそのまま利用するので、交換するドアの幅は以前のドアより少し狭くします。

そのまま取り付けると、枠とドアとの間にスキマができるので、片側を木材でふさぎます。

木材はホームセンターで購入し、あらかじめ長さをカットして貰いましょう。

買ってきた木材を既存の枠にビスで止めます。

その木材に丁番をセットし、ドアを取り付けたら完成です。

新しいドアにすることで防犯性も向上します。

動画サイトやブログで、玄関ドアを交換する方法などを公開している人たちも多いので、参考にするとよいでしょう。

アパートの第一印象アップと機能性を求めて

アパートを見学しに来た人に、よい印象を持ってもらうための最初のステップは玄関ドアです。

玄関ドアが古かったり、幅が狭くて窮屈な印象を持たれたりすると、室内を見る前に評価が下がってしまいます。

アパートを新築、リフォームするなら、玄関ドアにはこだわりましょう。

多少費用が多くかかっても、部屋の借り手に対する大きなアピールポイントにつながりますよ。