アパートに引っ越す時、新しい家具・家電を購入する人は多くいらっしゃいます。
その反面、愛着のある家具・家電を引き続き使いたいと考える人も少なくありません。
その場合、新しいアパートのドアのサイズを確認する必要があります。
「ドアの幅が小さくて家具や家電が搬入できない」となってしまっては意味がありません。
今回はアパート搬入時における大型の家具・家電とドアのサイズについて、ご紹介します。
アパートに引っ越す前にドアの幅サイズのチェックは必須事項!
アパートに引っ越す際、それに合わせて家具や家電を新調するのは珍しいことではありません。
引っ越しを機会にテレビや電子レンジなどの家電を最新のものにしたり、チェストやベッドなどの家具を新調する人も多いのではないでしょうか。
新たに購入する家具や家電がそれほど大きくなければ問題はありませんが、もし、勉強机や冷蔵庫、洗濯機などの大きい家具や家電となると注意すべき点が変わります。
それは、アパートのドアの幅のサイズです。
家具・家電のサイズによっては、ドアを通過できない可能性も十分に考えられるからです。
特に、ワンルームから1DK程度のアパートの場合、建物内にびっしりと部屋が割り当てられている場合もあります。
すべてのドアがかなり小さい幅で建築されているという物件も普通に存在するのです。
アパートに引っ越すとき、玄関ドア・室内ドア・廊下の3つのサイズ幅は、必ずチェックする重要なポイントといえるでしょう。
不動産会社での打合せで図面による確認や、下見の時にメジャーを持参して自分で測るなど、必ず事前のチェックを心がけましょう。
アパートのドアのサイズは不動産情報サイトで事前に調べられる?
ひとことでアパートといってもいろいろなアパートが存在し、建築された年代によりそのタイプもさまざまです。
新築で最新設備の整っている1Kから、築40年以上が経過した2DKのアパートなどバラエティに富んでいます。
いずれにしてもどのようなアパートに住むかは人それぞれの自由であって、自分に合った部屋を選ぶということは基本中の基本なのです。
今では不動産情報サイトも各社が提供しており、内容もかなり充実した状態に定着しました。
ユーザーにとってはかなり便利にお部屋探しが可能になったといえます。
不動産情報サイトで「ドアのサイズを事前に確認することは可能か?」ということについては難しいです。
なぜなら、不動産情報サイトに掲載されている見取図の多くは帖(畳)数のみが表記されており、メートルの記載がないからです。
現状では見取図と部屋の写真を頼りに、おおよそのドアサイズを推測する方法となり、やはり直接、不動産会社に確認するのが確実な方法といえます。
アパートのドアから冷蔵庫と洗濯機を搬入するときのチェックポイント
以前、ある芸能人がカラオケ店を開業するため店舗を建築し、いざ機器を搬入する時点でドアが小さくて搬入できないことに気付き、開業を断念したという驚くような話がありました。
ドアのサイズと同様、持ち込む家具・家電のサイズを理解しておかないと、このケースのように取り返しのつかないことにもなりかねません。
ここでは、アパート暮らしにおいても間違いなく必要となる家電、冷蔵庫と洗濯機について考えてみたいと思います。
○冷蔵庫
大型の冷蔵庫には、一般家庭用でも幅890mm×740mmなどというサイズも存在しています。
必ず事前に不動産会社に確認しましょう。
○洗濯機
一人暮らしの場合、「洗濯を週に1回でまとめてやる」という人は多くいます。
つまり、一人暮らしだからこそ容量の大きい洗濯機を求める人は意外にも多いということです。
家庭用の洗濯機でも大型となるとサイズは600mmを超えるものも普通に販売されています。
また、アパートによってはベランダが洗濯機のを置く場所として指定されている場合もあります。
その場合、いくつかの室内扉を通過しなければなりません。
やはり、事前にしっかりとドアのサイズを確認しておきましょう。
大きな家具には要注意!分解すればドアのサイズは心配無用!
続いては家具について見ていきましょう。
「搬入」という部分における家具と家電の違いは、家具は屋内で組み立てが可能なタイプが多いというところです。
つまり、それらの家具であれば、引越しの時に一旦分解して運べるため、ドアのサイズの心配がほぼ無くなります。
分解できるものは可能な限り分解をして運ぶと良いでしょう。
以下に一部の例を整理してみました。
○勉強机
勉強机は、人によっては愛着のあるものも多く、アパートに引っ越した後でも同じ物を引き続き使いたいと考える人も多いでしょう。
組み立て式であれば一度分解すれば良いですが、アンティークな机などは、ほぼ分解は不可能です。
よって、事前にドアのサイズをチェックするのは必須事項となります。
○ソファー
ソファーは、快適性を重視する商品のため、人によってこだわり方もピンからキリまであります。
大豪邸での使用を想定した特大のソファーは、アパートの玄関ドアの幅などまったく想定していません。
サイズを気にせず衝動買いしたら、搬入できずに結局返品、などにもなりかねませんので十分な注意が必要です。
ソファーは1人掛けのサイズごとに分割されている商品も数多くありますので、新たに購入する場合はそちらを選ぶと良いでしょう。
○ベット
ベットはほとんどの商品が分解可能なので、大抵の場合は心配なく搬入できます。
ただ、海外製の輸入ベッドなどで分解できないベッドも実際には存在します。
分解できない特別なベッドを搬入する場合は、必ずドアのサイズを確認してください。
アパートにおける玄関ドアのサイズと注意点
続いて玄関ドアのサイズに関して整理してみたいと思います。
アパートに限らず、一般的な玄関ドアの有効開口は785mmのものがほとんどです。
ただ、この寸法は玄関ドアとして「必須の寸法」ではありません。
つまり、特別なサイズの玄関ドアを持つアパートも稀に存在します。
広い分には問題無いのですが、狭い場合も考えられるので、やはり、不動産会社にしっかりと確認をしておきましょう。
そして、いよいよ玄関からの搬入が無理となった場合、次に検討するのは窓から搬入です。
窓も有効開口は玄関ドアとほとんど変わりません。
よって、搬入するときは左右両方の窓を取り外す必要があります。
ただ、取り外しが困難な特別な窓もたくさんあるので、こちらも事前に不動産会社に確認して下さい。
なお、2階以上のフロアへの引っ越しや搬入は別途費用が発生する場合があります。
同じく引っ越し業者や配送業者に事前に確認を取りましょう。
アパートの室内ドアにはさまざまなサイズが存在する
さて、室内に大型の家具・家電を運び込んだ後、次に待ち受けるのは室内ドアです。
室内ドアのサイズは、ある程度の規格サイズはありますが、実際はさまざまなサイズが存在します。
たとえば高さに関して、以前は一間である1820mm程度の高さのドアが一般的でした。
しかし、現代ではほとんどが2000mm以上のドアが主流となっています。
時代とともに日本人の平均身長も大きくなってきていることが一番の理由です。
幅に関してもさまざまなサイズが存在します。
たとえば、トイレは有効開口が約600mm弱のドアが多く、リビングや寝室のドアの場合、有効開口は約750mm弱のドアが多くあります。
さらに、狭いアパートの場合、リビングや寝室のドアにも約600mm弱のドアが使われている場合などもあります。
つまり、アパートの室内ドアのサイズは、アパートごとに違いますので、物件の下見や設計図での事前確認は必須事項と言えるでしょう。
なお、室内ドアであれば、一度取り外す方法もあります。
これにより、ドア1枚の厚み分がプラスされ、有効開口を若干広くすることが可能です。
ドアのサイズの事前確認で愛着のある家具・家電と快適に暮らそう!
以上、今回は大型の家具・家電をアパートに搬入する際、ドアのサイズで気をつけるべき点をまとめました。
愛着のある家具やこだわりのある家電を持っているというのは決して珍しいことではありません。
それらが大型のものとなると、引っ越しや搬入の際は、ドアのサイズを真っ先に気にする必要があります。
しっかりと事前確認をし、ぜひ快適にな暮らしを実現して下さい。