学校や図書館などの公的な場所や、外出する機会の少ない高齢者施設などでよく行われているのが「季節感のある展示物」ですよね。
しかし、これらは作るのも片付けもなかなか大変なものですよね。
そこで、窓に描いても水拭きで簡単に消せるペンで季節感を演出してみるのはいかがでしょうか。
簡単に季節感を演出!窓に使える消せるペンとは?
学校や図書館をはじめとする公的な場所や、高齢者施設などでは季節ごとに展示物を作って季節感を出していることがよくありますよね。
多くの展示物は紙などを使って作ったりするため、手間がかかりなかなか大変です。
また、作っているときに多くのごみが出たり、展示物を撤去するときも、展示物が大きければ解体したりしなければならず、とにかく大変です。
そのようなときに、窓に直接ペンを使ってイラストなどを描いて季節感を演出できたら、ごみも出ませんし楽に思うことはありませんか。
しかし、一般的にペンというのは、窓ガラスに一度描くと消えにくいことが難点です。
このようなことを気にすることなく、窓にイラストを描くことができるペンはあるのでしょうか。
実は、窓に描いても消せるペンは存在しているのです。
次項からご紹介していきます。
窓に描いても消せるペン①マッキー
ここからは、窓に描いても消せるペンをご紹介していきます。
まずは、「マッキー」です。
「マッキー」は日本に住んでいる方なら、一度は使ったことがあるのではないでしょうか。
よく使われている「マッキー」は油性のものが多いです。
「それでは、窓に描いたら消せなくなってしまうのでは?」と思ってしまいますよね。
実は、「マッキー」の販売元であるゼブラにも「消すことができて、何度も使えるようにしてほしい」、「間違えを修正できるようにしてほしい」といった声が数多く寄せられていました。
そこで、開発されたのが「水拭きで消せるマッキー」です。
【水拭きで消せるマッキー】
・参考価格:1本180円
これは、2014年6月に発売されました。
窓ガラスに描けるのはもちろん、プラスチック、金属のような表面がつるっとしたものに描くことができるのです。
消すときは、水に濡らした布で拭くだけです。
拭いた布には、マッキーのインクが付いてしまいますが、洗剤を使って洗えばきれいにすることができます。
窓に描いても消せるペン②ポスカ
消せるペンは、マッキーだけではありません。
ポスターを書くときにも使うことができる「ポスカ」にも、窓に使うことができるものがあります。
それは、「ブラックボード用ポスカ」です。
【ブラックボードポスカ】
・参考価格:1本133円
一般的なポスカは、「水に強く、落ちにくい」ということが利点でした。
しかし、ブラックボードを使うときには、この利点が裏目にでてしまうのです。
そこで、水拭きで簡単に消せるように改良されたのが、このブラックボードポスカなのです。
これは、先ほどご紹介した「水拭きで消せるマッキー」よりも透明度が低いため、窓に描いたとき、はっきりと見ることができます。
アクリル絵の具で窓にイラストを描いたような印象を与えます。
消すときには、一般的なポスカはインクを削り落とすようにして消していくのですが、ブラックボードポスカは、ウエットティッシュのようなものでも簡単に消すことができます。
また、発色も窓やブラックボードに書いたときによりはっきりと見えるのは、ブラックボードポスカです。
窓に、室内側からイラストを描くときには、ポスカを使うよりも、ブラックボードポスカを使うことをおすすめします。
窓に描いても消せるペン③ポストチョーク
これまで、「一度は聞いたことがある」というような有名なペンについてご紹介してきました。
しかし、このほかにも窓に描いて消せるペンはあるのです。
【ポストチョーク】
・参考価格:1本480円
これは、ブラックボードにも使うことができるペンになります。
使い初めに、ポスカのようにペン先をグッグッと押してインクが染みわたるようにしましょう。
窓ガラスに描くと、とてもくっきりとして見栄えもいいです。
描き心地も、ガラスに描いているのにも関わらず、まるで紙に描いているような感覚です。
ホワイトボードマーカーで描き心地などを比べてみると、インクがはっきりとしていて滑らかに描くことができるのはこの「ポストチョーク」です。
インクが乾ききらないうちであれば、ティッシュペーパーで消すこともできます。
インクが乾いた後に消す場合は、濡らした布を使うとよいです。
ただし、布の濡れ方が足りないと、インクが窓に残ってしまいますので、注意しましょう。
また、このポストチョークは、全32色が展開されています。
窓にカラフルな色でイラストを描くときにはおすすめです。
窓に描いても消せるペン④キットパス
こちらは「ペン」というよりも、「クレヨン」に近いものになります。
【キットパス】
・参考価格:6本セット500円
窓ガラスに描くことを想定して作られたもので、2005年に販売を開始しました。
クレヨンのような感覚で使うことができますので、小さな子供と一緒に楽しみながら使うことができます。
子供が利用する施設で、季節感を演出したいときなどに特におすすめです。
こちらも、これまでご紹介してきたペンと同様に濡らした布で拭き取って消せるので、とても扱いやすいです。
その一方で、大きな違いは「多様な使い方がある」ということです。
例えば、紙にキットパスを濃いめに塗り、筆で色を混ぜると水彩絵の具のようにして使うこともできるのです。
消し方は、先ほども触れたように、濡れた布で拭き取って消します。
他の消せるペンとは少し異なり、「1回でサッと拭き取れる」というのではなく「ホワイトボードを消すように、少しこすって落とす」といったようになります。
また、窓ガラスに描くときに注意していただきたいのが「窓のガラス部分以外には描かない」ということです。
キットパスは、窓ガラスに描くことを想定して作られています。
そのため、窓枠や床に描いてしまうと消すことが大変困難になります。
描くときには、ガラス以外の場所についてしまわないように保護するといいでしょう。
窓に描いても消せるペン⑤ウインドウマーカー
窓に描いても消せるペンは日本製のものばかりではありません。
アメリカ製のものもあるのです。
【ウインドウマーカー】
・参考価格:1本91円
こちらは、窓ガラスや鏡に描くために販売されているものになります。
色も全8色と豊富なことに加え、ペン先が2mmと6mmと2種類ありますので、イラストを描くときに、使い分けをすることができます。
描き心地も滑らかで、インクが乾くと、一般的なポスカのように不透明になります。
こすっても落ちてしまう心配がありませんので、ショッピングセンターなどの多くの人が手で触れる可能性のある場所でも安心です。
また、消したいときには濡らした布で拭き取ると消すことができます。
しかし、「外国製だから品質が心配」という方もいらっしゃるかもしれません。
このウインドウマーカーは、アメリカのAPマークを取得しています。
そのため、品質を心配することなく、使うことができます。
窓の装飾にはペンが大活躍!
窓に描いても消すことのできるペンは、このように数多く存在しています。
紙などを使って季節感を感じさせるような展示物を作るのも良いですが、これならより手軽に装飾ができ、ごみなども少なくできるでしょう。
子供からお年寄りまで、たくさんの人でこのようなペンを使った装飾を施してみるのはいかがでしょうか。