冬がくる前に窓を断熱しよう!効果の高いプチプチがおすすめ

冬は暖房で部屋を暖めますが、いくら暖房をつけてもなかなか部屋が暖まらないと感じたことはありませんか。

その原因として、部屋の「窓」から熱が外へ逃げてしまっている可能性があります。

電気代・灯油代を節約するためにも、窓を断熱してみましょう。

今回は誰もが知っている「プチプチ」を使った断熱方法のお話しをしていきます。

なぜ窓を断熱するの?

そもそも、なぜ窓を断熱すると部屋が暖かくなるのでしょうか。

寒い冬、部屋の暖まった空気は窓などの開口部から逃げていくと言われています。

この現象を「熱損失」と呼び、熱損失全体でみると約55%の割合で窓から熱が逃げてしまっているのです。

窓は家の外壁と違い、断熱材を使用できません。

ガラス1枚で室内と室外を分けているので、熱損失が多いのも納得できますね。

これではいくら暖房をつけても、部屋が暖まりにくいと感じるでしょう。

しかし、逆に考えれば窓の断熱を高めることで、部屋の暖房効果が上がることが期待できます。

つまり、窓を断熱すれば冬は温かく、夏は涼しい空間にすることが可能なのです。

また、断熱シートを使って窓を断熱すれば、冬の窓に起こりがちな結露を防ぐ効果も期待できます。

では、断熱シートのプチプチについて次項でくわしくお話ししていきましょう。

窓の断熱にはプチプチを貼ろう!気泡緩衝材との違いとは?

窓の断熱には「プチプチ」が効果的です。

プチプチと聞くと、割れ物などを持ち運ぶ際に使用する「気泡緩衝材」を想像しますよね。

しかし、窓の断熱用として販売しているプチプチと気泡緩衝材は、見た目がそっくりでも断熱効果が異なるというのです。

どのような理由で断熱効果に差が出てしまうのでしょうか。

まず、窓の断熱用のプチプチの方が断熱効果が高いのは言うまでもありません。

断熱効果が高いのは、その構造によるものです。

気泡緩衝材のプチプチを包むシートは片面にしかありません。

しかし、窓の断熱用のプチプチはこのシートがプチプチを包むように、両側についています。

つまり、プチプチが2枚のシートに挟まれるような構造になっているのです。

シートが両面にあると、プチプチ部分の空気の層が厚くなり、熱を通しにくくなります。

そのため、窓の断熱用のプチプチの方が気泡緩衝材よりも断熱効果が高くなっているのです。

気泡緩衝材はあくまで割れ物などを包むためのものなので、窓に貼る場合は窓用のプチプチを用意しましょう。

プチプチで窓の断熱をしよう!そのメリットは?

プチプチを貼って窓の断熱を行うと、どのようなメリットが生まれるのでしょうか。

以下でメリットをまとめてご紹介していきましょう。

●防寒になる

実際に貼った方からは、「暖かさを実感でき、高い効果が期待できる」と耳にします。

体感で2、3度は違うようで、特に冷え込む早朝や夜は違いを実感できるでしょう。

●結露対策

冬特有の結露を防ぐ効果が期待できます。

結露は黒カビなどが発生する原因となりますので、カビ対策と断熱両方の効果があるのは嬉しいですね。

●プライバシー保護

窓にプチプチを貼ると、すりガラスのような見た目になります。

そのため、カーテンを開けていても室内が見えないため、プライバシー保護へと繋がります。

●夏も涼しい

窓を断熱すると、冬だけでなく夏の熱さも和らげることができます。

窓から入る直射日光を抑え、冷房の効きも効率が良くなるため、1年中貼っておいてもメリットが大きいでしょう。

プチプチで窓の断熱をしよう!そのデメリットは?

上記ではプチプチで窓の断熱を行った際のメリットをご紹介しました。

では、逆にデメリットとして考えられるのはどのような点でしょうか。

以下でまとめてご紹介していきましょう。

●採光の問題

カーテンを開けて太陽光を取り込んでも、前よりも日光が届きづらく部屋が暗くなった、と感じる方が多いようです。

すりガラスのような見た目のため、何も貼っていない状態と比べると仕方ないことでしょう。

どうしても気になるようでしたら、窓の上部を少し開けてプチプチを貼ってみてください。

冷気は下の方に溜まる性質があるので、窓の下部にプチプチを貼るのみでも、高い防寒効果が期待できるでしょう。

一方、何も貼っていない上部からは日光も取り込めるので、採光に関しては問題なく、バランスが良いでしょう。

●見栄えが悪い

これは見た目の問題ですが、お客さんが多いお宅では少々気になるでしょう。

また、部屋のインテリアを邪魔してしまうことも考えられますよね。

とはいえ、お客さんが来た時だけプチプチを剥がして対応することもできます。

その際は、「水で貼るプチプチ」であれば、自由に貼ったり剥がしたりすることができます。

水で貼るプチプチについては次項でくわしくご説明していきましょう。

水で貼れるプチプチ断熱シート!貼り方もご紹介

窓に断熱シートを貼る場合、通常ですと両面テープなどを使用しますよね。

しかし、テープ類は時間が経つと糊が溶けるので、シートを窓ガラスから剥がす作業の際に苦労してしまいます。

そこでおすすめなのが「水で貼れる」プチプチ断熱シートです。

こちらは自由に貼ったり剥がしたりできる便利なシートになります。

以下でご紹介していきましょう。

【ニトムズ:窓ガラス 断熱シートフォーム】

サイズ:90×180㎝

注意点:すりガラスや凹凸のガラスには水は使用できないので両面テープが必要

また、プチプチの貼り方もご紹介しましょう。

【プチプチの貼り方】

まず、汚れた状態ですとプチプチがすぐに剥がれ落ちてしまうため、窓の拭き掃除をしましょう。

ほこりや汚れをぞうきんでよく拭き取ってください。

次に、霧吹きを使って窓を水で濡らしていきます。

ここでは、たっぷりと水を吹きかけるのがポイントとなります。

そして、プチプチの窓に張り付ける面を間違えないようにしながら、注意しつつ窓に貼り付けていきます。

ペタッと貼り付けたら手で優しく押していきましょう。

これだけで作業は完了となります。

誰にでも簡単に貼り付けられるので、チャレンジしやすくて良いですね。

プチプチ以外の断熱シートは注意が必要!?

今回ご紹介したプチプチは、窓の断熱に効果的です。

それはプチプチ部分が空気の層となるため、熱を通ざず、二重窓のような働きをするためです。

とはいえ、断熱シートはプチプチのほかにも多くの種類が販売しています。

しかし、その中には断熱効果に期待ができない粗悪品もあるというのです。

プチプチは熱を逃がさない効果がその見た目により証明されますが、他の断熱シートは見た目だけでは効果が十分に分かりにくいですよね。

実際に使い始めてから、その効果の無さを感じる方もいるでしょう。

そのため、プチプチの見栄えを気にしてほかの断熱シートを検討している方は注意してください。

とはいうものの、プチプチ以外のすべての断熱シートが効果が期待できないわけではありません。

粗悪品はほんの1部なので、信頼できるメーカーで購入すれば問題はないでしょう。

窓には断熱効果の高いプチプチを貼ろう!

本格的な冬が来る前に、窓の断熱をしっかり行うことが大事です。

今回ご紹介したプチプチは、断熱効果が高く、DIYで貼れるためおすすめの断熱シートになります。

その際は気泡緩衝材ではなく、断熱用のプチプチを使用して効果を高めましょう。

プチプチは窓の結露対策も期待できますから、窓に貼る断熱シートとして優秀です。

ぜひ、窓にプチプチを貼って早めの断熱対策を取りましょう。