現在お住いの家には窓がいくつもあるかと思います。
寒い冬、暖房の効きが悪く感じることはありませんか?
そのような場合は窓から入る隙間風が原因であることが多いのです。
窓の隙間風対策には「隙間テープ」が有効です。
ここでは隙間テープの正しい使い方をご紹介していきます。
隙間風の原因はどんなものがあるの?
そもそも、窓から隙間風が入る原因にはどんなものがあるのでしょうか。
ここでいくつかの可能性をご紹介していきましょう。
●窓のサッシの問題
1番多いのは、窓のサッシが原因で窓に隙間ができてしまうために起こります。
特徴として、笛のような「ピューピュー」という風の音がします。
サッシの調整が不十分だったり、長年の使用で調整が緩んでくるとこの現象が起こります。
窓サッシのどこから風が入り込んでいるか分からない場合は、ティッシュペーパーをサッシにかざして確認しましょう。
ティッシュが揺れた位置が隙間風の入り込む場所です。
隙間風対策として有効なのは、窓の隙間に隙間テープを貼ることがあげられます。
●家が傾いている
家本体が傾いていると、もちろん窓も歪んでしまいます。
その結果、窓に隙間ができてしまうのです。
壁に亀裂が入っていたり、窓やドアの開閉に違和感がある場合は家の傾きを疑ってください。
●高層マンションに住んでいる
高層マンションの上部は強い風が吹いていることが多いです。
建物の方角や、部分的に風圧が高まったりという条件が揃うと、窓がダメージを受けてしまうことも考えられます。
窓の隙間風対策に最適な隙間テープとは?
上記で、窓から入る隙間風対策として、隙間テープが有効であるとお話ししました。
ここからは隙間テープについて詳しくご説明していきます。
まず、隙間テープとはどのようなアイテムなのでしょうか。
その名の通り、「窓の隙間を埋める」隙間風対策のテープのことです。
表面はスポンジ状の素材になっており、裏面は両面テープになっています。
この特殊な形状から、考え方次第では窓以外のさまざまな場所(ドアなど)にも使用できると言われています。
そして隙間テープの1番の魅力は「価格が安価」であることです。
ホームセンターで販売しているのは言うまでもありませんが、隙間テープは今は100円ショップでも手に入れることができるのです。
家中の窓の隙間を埋めるのであれば、隙間テープはたくさん必要になります。
しかし100円であれば、余裕を持って多めに購入してふんだんに使用することも可能でしょう。
窓の隙間風対策で隙間テープを使うとどんなメリットがあるの?
ここでは、隙間テープで窓の隙間風対策を行った際に起こるメリットを見ていきましょう。
隙間テープを使用するとどんなメリットがあるのでしょうか。
まず、隙間風は屋外の圧力が部屋の中に侵入する際に起こります。
冬は屋外の気温が大変低いため、窓から隙間風が入ると、部屋の温度はどんどん下がってしまうのです。
そのため、暖房をつけて部屋を暖めようとしてもなかなか暖まりません。
暖房は設定温度を維持しようとしますから、燃料や電気をどんどん使い続けてしまうのです。
その結果、暖房効率が悪くなり、電気代が高くなってしまいます。
しかし、窓の隙間を隙間テープで埋めると、外気が部屋の中に侵入しなくなります。
すると、部屋の中は一定温度を保てる状態となり、余計な燃料や電気を使用せずに済むのです。
その結果、省エネ効果で暖房効率を上げるというメリットが期待できます。
隙間風対策!隙間テープの効果を高めるには
窓の隙間風対策に有効な隙間テープですが、その効果をより高めるためにできることはどんなことでしょうか。
以下でご説明していきます。
隙間テープを貼り付ける前に確認し、頭に入れておくとより効果が高まります。
●隙間のある場所をしっかり見極める
これは大前提ですが、風の入り込んでいる場所をきちんと見つけることです。
窓枠以外にも、内窓と外窓の境目が隙間になっていることも考えられます。
先述した通り、ティッシュペーパーや手の平で隙間風が入り込んでいる場所を見極めましょう。
●接着面をきれいにする
隙間テープの接着面が汚れていたり、ホコリやゴミが付いていると、接着力が弱まってしまいます。
貼り付ける前に、いったん床などに置いて待機することは避けましょう。
正しく貼り付けた後は、ヘラやローラーでしっかり着圧することが隙間テープを長持ちさせるコツです。
●窓サッシを掃除する
窓サッシは外からの砂埃やゴミなどが原因で汚れている場合が多いです。
サッシが汚れていると隙間テープの粘着力が弱まる原因となります。
汚れたサッシは、薄めた中性洗剤で拭く→水拭きする→乾拭きする、と、しっかり掃除してから貼り付けるようにしましょう。
基本!隙間テープの貼り方
ここでは隙間風対策に効果の高い隙間テープの基本的な貼り方をご説明していきます。
まず、上記でお話しした通り、窓サッシはきれいに掃除しておきましょう。
次に、貼り付ける窓サッシに合わせて隙間テープに印をつけて切り取ります。
粘着部分の保護シートは、先に全部剥がしてしまうとホコリやゴミが付き粘着性が弱まってしまう可能性があるため、剥がしながら貼り付けていくのがポイントです。
窓の上から下へ、片手で保護シートを剥がしつつ、もう片手で上から力を加えて抑えて貼っていきましょう。
そして、貼り終えたらヘラなどでしっかり押さえて接着させてください。
接着部分に着圧を加え、しっかり貼ることで、へたれによる交換が必要なくなるのです。
自宅にヘラがない場合は、プラスチック素材のナイフなどでも代用ができます。
隙間テープをしっかり貼ると、隙間風だけでなく、窓の開閉の際に鳴る音も軽減されます。
正しい貼り方で隙間風と音の対策をしましょう。
窓の隙間風対策に有効!隙間テープの種類
窓の隙間風対策に有効な隙間テープですが、実はさまざまな種類が販売しているのです。
ここではいくつかの隙間テープをご紹介していきます。
【ニトムズ:エプトシーラー 窓・サッシ用気密パッキン】
住宅の気密補助材として、窓以外にドアにも使用できる隙間テープです。
ハイサッシ・ワイドサッシ(長尺10m)に対応しています。
【エスコ:隙間埋めテープ】
熱・水・音・振動などをシャットアウトできる高性能な隙間テープです。
耐寒性・耐熱性(-20~100度)に優れ、圧縮ひずみが少ないという特徴があります。
【槌屋:すき間テープ】
ポリウレタン素材のため、クッション性に優れています。
カラーがダークグレーのため、黄変が目立たないという嬉しい特徴があります。
【スワンボルト:ブチルテープ】
未加硫のブチルゴムを採用した紐上の隙間テープです。
そのため、脱着を必要とする際に適しています。
また、高い防水効果も期待できます。
【セメダイン:すきま用テープN】
窓だけでなく、ドアやクーラーの隙間にも使用できます。
隙間風だけでなく、騒音・ほこり・花粉なども防止できます。
幅や厚みにバリエーションがあるため、使用する場所によって選べるようになっています。
隙間テープで正しく隙間風対策をとろう!
窓からの隙間風は暖房効率を下げてしまうため、ただちに対策をとらなければなりません。
当記事でご紹介した隙間テープは、値段も安価で手に入れやすいため、チャレンジしやすいアイテムです。
また、種類も豊富なので、自分に合ったものを選んで使用することもできます。
ご説明した正しい貼り方を行い、隙間風対策につなげてみてください。