時たま、自宅の窓から子供が転落してしまったという痛ましい事故を耳にします。
それらは、窓に落下防止の手すりをあらかじめ設置していたら防げた事故かもしれません。
当記事では落下防止の手すりの重要性についてお話をしていきます。
現在の窓に後付けする方法もありますので、併せてご説明していきます。
窓の落下防止用の手すりの重要性
住宅で採光を優先すると、どうしても窓は大きくなります。
そして、戸建てのリビングが2階であったり、賃貸アパートやマンション住まいの人で自宅が2階以上である方であれば、窓から転落してしまう危険性は十分に考えられます。
一般的に、地面から窓下までの高さによって、手すりが必要かどうかの基準が設けられているといいます。
成人男性で「110センチ」、幼児や子供の場合は「80センチ」が一つの基準なのです。
部屋の窓がこの数値に近い、または満たない場合は、すぐに落下防止用の手すりを後付けすることが重要です。
理論上、人が手すりによりかかった時、重心が手すりよりも上に合った場合に転落する危険があります。
身長が80センチくらいの子供であっても、踏み台や椅子を使えば重心は窓下よりも高くなり、落下の危険度が高くなります。
そのため、窓に落下防止用の手すりを設置し、重心が高くならないようにすることが重要なのです。
窓に落下防止用の手すりを付けたい!後付けできるの?
現在の窓に落下防止用の手すりがついていない場合は、後付けすることができます。
後付けする方法としては、
・自分で手作業で行う
・業者に依頼する
このどちらかになってきます。
手すりを付ける際のポイントですが、どの場所が最も危険度が高い窓かを見極めることが大事です。
それによって、手すりの数を1~3本へと増やすことをおすすめします。
手すりの設置は意外と費用が掛かります。
そのため、車通りが多い道に面している窓や、机や椅子が近くに置いてある窓、よく生活をしている部屋の窓などに重点的に手すりを多くつけることが重要なのです。
万が一の事故が起こる前に万全を尽くしましょう。
また、手すりには丸型・角形が存在します。
子供部屋には体をぶつけても怪我をしにくい、丸型の手すりがおすすめです。
では、次からは手作業で行う手すりの付け方をご説明していきます。
窓に落下防止用の手すりを後付けしよう!
ここからは、現在の窓に落下防止用の手すりを後付けする方法をご説明していきます。
まず、リフォーム会社などで落下防止用の手すりを購入しましょう。
家の窓全て同じタイプの手すりで注文すれば、1度に発注しリフォーム会社が手すりを切断するため、コスト削減へと繋がります。
費用面でのメリットとなりますのでご検討ください。
①窓枠に金具を取り付ける
窓枠に手すりの受けてとなる金具をネジで取り付けます。
力はあまり使わず、簡単にできる作業です。
②手すりのカバーを金具にはめる
手すりは窓よりも若干短めに切断しておきます。
手すりを水平にして、カバーの部分を先ほどの金具へスライドさせながらはめていきます。
③カバーと手すりを固定する
最後にカバーと手すりをネジでしっかりと固定していきます。
手すりの種類によってネジとボルトを締める頑丈なタイプもありますが、通常はネジだけでも十分だといわれています。
手すりが固定されているか確認したら、落下防止用の手すりの取り付けは完成となります。
窓に手作りの手すりを後付けして落下防止しよう!
続いては、コストを抑えて窓に落下防止の手すりを後付けしていきましょう。
リフォーム会社で手すりを購入するよりも安あがりで、窓一ヶ所分の手すりをおよそ3000円ほどで取り付けることができます。
①ポールの準備
まず、窓枠のサイズに合わせたポールを3本用意しましょう。
部屋のクロスに合わせてペンキ等で塗装をすると一体感が生まれ、インテリアを邪魔しません。
塗装は2度塗りすると、よりきれいに仕上がります。
②ソケットとポールを設置する
窓際にネジでソケットを設置していきます。
体重がかかっても外れないように、しっかりとネジをしめましょう。
ソケットを設置したらポールをはめて、落下防止の手すりの完成です。
ポールの塗装をしなければ、小1時間ほどで作業が完了するため、とても手軽に行うことができます。
コストを抑えて手すりを後付けしたい人におすすめの方法となります。
落下防止用の手すりはどこで買えばいいの?
窓に後付けするための落下防止用の手すりですが、自分で購入する場合、どこの会社の手すりが良いか迷ってしまいますよね。
ここでは落下防止用の手すりを取り扱う、おすすめのリフォーム会社をご紹介していきます。
●安田株式会社
おすすめは四角タイプの手すりになります。
カラーバリエーションは「シルバー」「ステンカラー」「ダークブロンズ」「ブラック」の4種類があり、部屋のインテリアに合わせて購入ができます。
抗菌アルマイトを採用しているため、いつでも清潔だという特徴があります。
自由寸法が可能なため、どんな窓にも対応でき、本体手すりの長さを自由にカットすることができます。
●大建工業
こちらは丸型の手すりのタイプがおすすめとなります。
木目調の美しい見た目で、無垢材などのナチュラルな風合いの部屋に良く合うでしょう。
長さ違いの製品を販売しており、インターネットサイトで購入することができます。
窓に落下防止の「マドモアセーフ」をつけよう!
確実に、安全に落下防止対策をしたいのであれば、「マドモアセーフ」というサッシをおすすめします。
マドモアセーフは上記でご紹介した突っ張り棒のような手すりではなく、頑丈な格子柵を窓枠にはめ込むタイプになります。
もちろん後付けも可能です。
ここでマドモアセーフの特徴を見ていきましょう。
●はめ込むだけのサッシ型窓柵
マドモアセーフははめ込むだけの頑丈なサッシ型の窓枠です。
衝撃耐荷重は120キロとなっており、大柄な大人にも耐えられる強度を持っています。
突っ張り棒のような簡易的な落下防止対策とは違い、余裕を持って不安から解放されます。
●安心の10年保証
マドモアセーフは保証期間が10年間と長期期間となっています。
赤ちゃんがつかまり立ちをしてから、危険認識ができあがるまで8年かかると言われています。
兄弟がいればその期間はさらに伸びていきますから、10年という長い期間保証があるというのは大きなメリットといえるでしょう。
●低コストで賃貸にも対応
マドモアセーフはオーダーメイドとなっているため、窓枠を自分で採寸して注文します。
実際の取り付けは3分程度で簡単に行えます。
工事いらずで窓枠を傷つけることもないので、賃貸にお住まいの人でも安心して使用できるでしょう。
さらに価格が48,800~68,800円と、オーダーメイドにしては低コストだという特徴があります。
長い期間安心して使用できるので、思い切って購入を検討してみても良いでしょう。
事故が起こる前に!窓に安全な落下防止策を施そう!
窓からの転落は子供だけが起こす事故ではありません。
布団を干したり、窓掃除をしていてバランスを崩してしまうことも考えられます。
大きな窓があるお宅では事前にしっかりとした落下防止対策をすることが重要です。
上記でご紹介した手すりなどの設置であれば、後付けも可能なため、今一度安全対策に目を向けてみてはいかがでしょうか。