窓が鏡に見えるミラーフィルムでプライバシー保護と防犯対策

寒い時期が終わり、暖かい季節がくると、窓から部屋へ日差しをたくさん入れたいですよね。

カーテンを開ければ、より日差しを部屋へ取り込むことができますが、カーテンを開けたままの状態ですと「部屋の様子は外から丸見え」です。

プライバシーや防犯面での心配が増えてしまいますよね。

そのような場合は、鏡のように見える「ミラーフィルム」を窓に貼ることをおすすめします。

どのようなアイテムなのか、この記事でくわしくご紹介していきましょう。

鏡のようなミラーフィルムとは一体どんなもの?

よく晴れた日でも、防犯対策のため、カーテンを閉めた状態で生活している人はいらっしゃいませんか。

特に住宅街だと、家の前を歩く人が多い分、外からの視線を気にしがちです。

そのような場合は窓に「ミラーフィルム」を貼ることで、悩みを解決できます。

窓にミラーフィルムを貼ると、部屋の中から外は見えても、外からは室内が見えづらくなります。

外から家の中を覗こうとしても、鏡のように反射して室内が見えなくなるのです。

なぜ鏡のようになるかというと、ミラーフィルムは太陽の光を反射するという特徴があります。

部屋の外から室内が見えなくなるのは、強い光が反射するためなのです。

太陽の光は室内の光よりも明るさは当然強いですよね。

明るい方から暗い方を見ようとすると、鏡のような反射で見ることはできず、逆に暗い方から明るい方はよく見えるという特性があります。

そのためカーテンを使用しなくても、プライバシー保護や防犯面での心配がなくなるのです。

他にもミラーフィルムにはさまざまなメリットがありますので、後程くわしくご紹介していきます。

ミラーフィルムの特徴とは?

外からの視線を目隠しできる鏡のようなミラーフィルムですが、ほかにはどんな特徴があるのでしょうか。

ここでくわしくご紹介していきます。

●DIYで簡単に貼ることができる

ミラーフィルムは自分で簡単に窓ガラスに貼ることができます。

使用するものは「ミラーフィルム」と「水」の2つのみで、特殊な接着剤やノリを必要としません。

貼り方としては、窓ガラスに水をスプレーで吹きかけ、ミラーフィルムを貼るだけという簡単な作業方法です。

簡単に貼って剥がせるので、どの場所でも気にせずにミラーフィルムを使用できます。

女性や年配の人でも手軽に行えるという良い点があります。

●2次災害対策・防犯対策になる

ミラーフィルムは窓ガラスに直接貼るので、台風や地震などの震災で窓ガラスが割れてしまっても、飛散防止へと繋がります。

通常、ガラスが割れると地面に飛び散り、靴なしではその一帯を歩くことさえままなりません。

飛散防止することは、2次災害を防ぐことに繋がるのです。

また、窓ガラスが割れた際に飛び散らないので、空き巣などを防ぐことができます。

2次災害だけでなく、防犯対策にも活躍します。

窓に貼ろう!鏡のようなミラーフィルムのメリット①

先ほどはミラーフィルムの特徴をご説明させていただきました。

ここでは鏡のように目隠しをする、プライバシー保護以外のメリットをくわしくご紹介していきます。

●賃貸の窓ガラスにも貼れる

先ほどミラーフィルムは簡単に貼って剥がせるとご説明しましたが、賃貸のアパートなどでも窓に貼って使用できます。

通常、賃貸アパートは退去の際、原状回復を必要とします。

しかしミラーフィルムは特殊な接着剤やノリを使用しないため、きれいに剥がすことができます。

水で貼るので、剥がした後はノリの跡なども基本的に残りません。

ミラーフィルムを剥がせばアパートを退去する際、内側の窓ガラスはきれいな状態を保っているでしょう。

●UVカット効果が期待できる

ミラーフィルムは外からの視線をさえぎるだけでなく、部屋に入る紫外線も98%カットするという嬉しい効果が期待できます。

ミラーフィルムは光だけでなく、紫外線も反射できるのです。

紫外線が長年部屋に入りこむことで、人だけでなく、家具や床も傷んでしまいます。

とくに床は、紫外線が当たる部分とそうでない部分で劣化具合に差が出てしまうので、紫外線カット効果は非常に魅力的です。

また、紫外線を反射すると、虫を寄せつけません。

虫は紫外線によってくるという特徴があるので、窓に寄り付かなくなり、安心して窓の開閉が行えるでしょう。

窓に貼ろう!鏡のようなミラーフィルムのメリット②

つづいても、窓に貼る鏡のようなミラーフィルムのメリットをご紹介していきます。

●断熱効果が期待できる

夏は、室内に入り込む熱の約70%が窓から入ると言われています。

逆に冬は、冷たい冷気が窓から同じように入りこんできます。

そのため、窓から入り込む熱を防ぐことが冷暖房効率を上げることに繋がるのです。

ミラーフィルムは断熱フィルムとしての効果も期待できるので、外からの視線だけでなく、入り込む熱もカットすることができます。

冷暖房効率を上げると電気代の節約にも繋がるので、嬉しいメリットですね。

●装飾性が豊富である

ミラーフィルムは、普通のガラスのようなタイプを選んでも良いですが、ほかにもさまざまな種類のものが販売されています。

ステンドグラスやボーダー、ストライプ、市松模様など、部屋のインテリアに合わせて選ぶことができます。

機能性だけでなく、デザイン性も豊富で多彩なのです。

ミラーフィルムにはデメリットもある!窓に貼る前に確認しよう!

窓に貼るミラーフィルムは外からの視線だけでなく、紫外線カットや断熱効果も期待でき、メリットがたくさんあるすばらしいアイテムだとご紹介してきました。

しかし、デメリットもあるのです。

ミラーフィルムは昼と夜で「見え方が逆転する」のです。

基本的にミラーフィルムは、明るい方から暗い方は透視できないけれど、その逆は可能となるのです。

昼間は、外側が太陽の光の反射により、鏡のような状態になるため、外から室内が見えづらくなります。

この時、室内から外はよく見える状態になります。

逆に夜は、室内が電灯の光で明るい状態になるので、暗い外からは室内の様子が丸見えになってしまうのです。

昼間は外から室内は鏡のようになり、全く見えないのですが、夜になるとその立場が逆転してしまうのです。

厚いカーテンを閉めれば解決しますが、知らずに使用していると、プライバシー保護や防犯面から安心とは言えません。

必ず確認してから購入するようにしましょう。

ミラーフィルムの種類!外からより鏡のように見えるのはどれ?

窓に貼るミラーフィルムは値段にもよりますが、基本的にハードコート仕様となっているため、掃除などで傷がつきにくくなっています。

そんなミラーフィルムは、主に3種類のタイプに分かれています。

外側から見た時に、より鏡のように見えるのはどのタイプなのでしょうか。

●透明タイプ

断熱効果があり、紫外線も98%カットします。

しかし透明タイプなので、外側から室内の様子が見えてしまいます。

カーテン必須のミラーフィルムです。

●中間タイプ

1番人気の高いのがこの中間タイプです。

外からはほどよく鏡になって見えて(シルエットが見える程度)、室内からも暗くなりすぎません。

●濃タイプ

マジックミラーのようで、外からは完全に鏡のようになり、室内の様子は全く見えず分かりません。

強い西日や、家の前に人がよく通る場合に活躍するでしょう。

ただし、曇った日や早朝など、天気が暗い時は比例して若干室内も暗くなります。

無理をせず、電気をつけて対応しましょう。

ミラーフィルムはメリットがたくさん

窓にミラーフィルムを貼ると、プライバシー保護だけでなく、紫外線をカットしたり、断熱効果や虫よけ効果が期待できます。

賃貸アパートでも使用でき、作業が簡単だという、メリットがたくさんあるアイテムだということが分かりましたね。

忘れてはいけないのが、夜は逆転して室内が見えやすくなってしまうことです。

防犯対策にも繋がりますので、夜は厚いカーテンを閉めて対応しましょう。

窓にミラーフィルムを貼り、日中はカーテンを開けて部屋に日差しをたくさん取り込みましょう。