家の防犯は、安心して暮らすためにとても重要なポイントです。
毎年、窓から家の中に侵入され、被害を受けたというケースが報告されています。
そのため、最近では、窓からの被害を防ぐために、家の窓に防犯ブザーを付けているという人も多いですよね。
しかし、これが誤作動を起こすことがあります。
今回は、その原因と対処法をお伝えします。
窓の防犯には防犯ブザーが必須!
景気や治安の悪化などを受けて、家の防犯に対する意識は、年々高まってきています。
そして、それは、窓も同じです。
皆さんは、「窓の防犯」と聞いて何を思い浮かべますか?
窓の防犯でピンと来るものと言えば、やはり「窓に付ける防犯ブザー」ではないでしょうか。
窓に付ける防犯ブザーには、「大きな音で空き巣犯を威嚇して、犯罪を諦めさせる」という効果があります。
空き巣犯などは、侵入しようとした部屋から大きな音がするのを嫌がります。
なぜなら、音がすれば、誰かが出てきて、自分の姿を見られたり、通報される可能性があるからです。
そのため、比較的手軽にできる防犯対策として、窓に付ける防犯ブザーは、多くの人から人気があります。
窓に付ける防犯ブザーは、時々誤作動してしまうこともありますが、それでも、防犯にはかなり有効なアイテムと言えるでしょう。
では、窓に付ける防犯ブザーにはどんな種類があるのかを、次の章でご紹介します。
窓に付ける防犯ブザーにはどんな種類がある?
では早速、窓に付ける防犯ブザーの種類とその特徴をご紹介しましょう。
近年の需要の増加を受けて、窓用の防犯ブザーもかなり種類が増えてきました。
また、通販サイトやホームセンターなどでも売られているので、その購入先も豊富です。
しかし、窓の防犯効果を高めるには、どんなタイプのブザーがあり、どう選べば良いのかを知ることが不可欠です。
窓の防犯ブザーには、
①開放検知型ブザー(アラームとマグネットを設置)
②衝撃検知型ブザー(センサーとアラームは一体)
③開放と衝撃の両方を検知できるブザー
の3つの種類があります。
選び方としては、
・開閉の際、横に引くタイプの窓には開放検知型ブザー(または開放と衝撃の両方を検知できるブザー)
・開閉の際、縦に押すタイプや左右どちらかを軸にするタイプの窓(開き窓)には、衝撃検知型ブザー
を付けるのがおすすめです。
また、衝撃検知型ブザーの場合、日常生活での振動には反応しないようになっていますが、風の強い地域で使用するとやはり誤作動することがあります。
その場合には、衝撃検知のレベルを下げられるものを選ぶのが良いでしょう。
窓の防犯ブザーの誤作動で困ること
窓に付けている防犯ブザーが誤作動すると、どうなるでしょうか。
まず、部屋に住む人も、ブザーの音に驚くということが考えられます。
防犯ブザーは、かなり大きな音が鳴り響きます。
その音に驚いた結果、その拍子に怪我をすることもあるかもしれません。
また、はじめは近所の人も「防犯ブザーが鳴っているから、何かあったのかもしれない」と気にしてくれていても、誤作動で鳴るということが続けば、それに慣れてしまいます。
そして、本当に不審者が部屋に侵入しようとした時に鳴ったとしても、「どうせまた誤作動で鳴っているんだろう、うるさくて迷惑だ」と思われ、放置されてしまう可能性が高まります。
つまり、せっかく窓に防犯ブザーを取り付けても、誤作動が多いと「オオカミ少年」のように、助けが必要な時に助けが来ない事態になってしまうのです。
それでは、防犯ブザーを窓に付けても意味がありません。
防犯ブザーの音に慣れている空き巣であれば、音が鳴る中でも簡単に部屋に入られてしまいます。
そして、誤作動しないようにするために、窓への防犯ブザーの取り付けやスイッチを入れることをやめてしまう人が出てきます。
防犯が機能しない窓は、空き巣犯に狙われます。
このように、防犯ブザーの「誤作動」は最大の弱点なのです。
窓に付けている防犯ブザーが誤作動する原因は?
それでは、窓に付ける防犯ブザーが誤作動する原因には、どんなことがあるのか一緒に考えてみましょう。
一番多い誤作動の原因は、やはりスイッチを切り忘れたまま窓の開閉をしてしまうことです。
毎回、防犯ブザーのスイッチを切ってから窓を開閉するのは、意外と大変です。
特に、忙しい時などはうっかりしてしまいますよね。
そして、その度に大きな音がしては、驚いてしまいます。
また、スイッチには気を付けていても、他のことが原因で音が鳴ってしまうことがあります。
それは、窓の形状に合わない防犯ブザーを使っている場合です。
なぜなら、窓の形状に合っていないため、通常の生活で出るわずかな振動などにも反応してしまうからです。
また、設置したあとでズレが生じやすくなり、その結果、誤作動することもあります。
こうしたことも、窓の防犯ブザーが誤作動を起こす原因になるのですね。
では、こうした誤作動を防ぐにはどう対処するのが良いのでしょうか。
次の章でお伝えします。
窓の防犯ブザーの誤作動を防ぐ方法
では、窓に付ける防犯ブザーの誤作動を防ぐには、一体どうすれば良いのでしょうか。
これには、
・窓の開閉方式に合った防犯ブザーを選ぶ
・窓の開閉時は忘れずにブザーのスイッチを切る
・誤作動しにくい防犯ブザーにする
などの対処法が考えられます。
開閉方式に合っていないと、少しセンサーがズレただけでも振動を感知してしまい、誤作動を起こします。
また、面倒でも、窓の開閉時は忘れずにブザーのスイッチを切ることを習慣にしてしまえば、誤作動させることはかなり減ります。
ただし、その後再びスイッチを入れるのを忘れてしまいがちなので、注意しましょう。
そうなると、究極の誤作動対策は、「誤作動しにくい防犯ブザーにする」ことになると思われます。
これもあくまで「誤作動しにくい」のであって、「絶対に誤作動しない」ということではありませんが、誤作動しにくいおすすめの窓の防犯ブザーを最後にご紹介します。
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誤作動しにくい!おすすめの窓の防犯ブザー
誤作動しにくい、筆者おすすめの窓用防犯ブザーは、岩田エレクトリック製の「窓用防犯アラーム」という防犯ブザーです。
これは、色も白くて小さいので、部屋のインテリアがどんなものであってもよく馴染みます。
使い方は、窓ガラスに貼り付けるだけです。
また、この防犯ブザーは、「超音波で感知する」のが大きなポイントです。
ガラスが割られるときには、超音波が出ます。
その超音波に反応した時だけ、大きな音が30秒鳴るのです。
そのため、窓の開閉時にもスイッチを入れたままで使えます。
いちいち、スイッチを切ったり入れたりしなくて良いのは、とても楽ですよね。
窓ガラスは割られてしまいますが、救急車のサイレンよりも大きな音が鳴るので、多くの空き巣犯はそれに驚き、何も盗らずに逃げ出す可能性が高いです。
価格は、2個組みで1万円程しますが、このような防犯ブザーが一番実用的ではないでしょうか。
もちろん、これ以外にも本当に多くのブザーがあるので、ぜひご自身で検索したりお店で見たりして、「これ!」という防犯ブザーを見つけて下さい。
窓の防犯をしっかりして、日々の安全・安心を守りましょう。
防犯ブザーの誤作動を防いで、効果的に防犯しよう!
今回は、窓に取り付ける防犯ブザーについてお伝えしました。
大きな音で空き巣の被害を防ぐ有効なアイテムで種類も豊富ですが、誤作動は困りますよね。
防犯ブザーは、誤作動させないよう対策することで、いざという時に役立ちます。
「まだ、窓の防犯をしていない」という人は、この記事を参考に、ぜひ防犯ブザーの設置を検討してみて下さい。