アパートの部屋に蜘蛛が出没!大きい蜘蛛の対策法

「部屋でゆっくりくつろいでいたら、いつの間にか部屋の隅に大きい蜘蛛が!」

一軒家に限らず、アパートなどの賃貸物件に住んでいても、そんな経験をすることは少なくありません。

「蜘蛛は神の使い」とも言われていますが、蜘蛛が苦手な方にとっては、一刻も早く部屋から駆除したいことでしょう。

そこで、この記事では、部屋に侵入する蜘蛛について、その原因から対策までご説明していきます。

部屋に潜む嫌われ者の蜘蛛!嫌われ者ランキングは何位?

過ごしやすい時期から暑い季節に移り変わると、外にいる虫達も活発的に動き始めます。

特に、アパートなどの賃貸物件では、人の出入りも多いために、虫の侵入もしやすくなってしまいます。

そのため、気付いたら部屋の壁に大きい蜘蛛が張り付いていたりと、虫嫌いな方にとっては背筋が凍りますよね。

では、部屋の中に侵入してくる虫の中で、一番嫌がられている虫は何でしょうか?

そのランキングについて、3位までを以下にご紹介してみましょう。

1位:ゴキブリ

2位:ムカデ

3位:蜘蛛

以上のように、定番のゴキブリが1位に輝きました。

また、蜘蛛を嫌がる方も多く、3位にランクインしています。

これらの虫の侵入は、なんとしても阻止したいところですが、夏場になるとどうしても入ってくるので、皆さんお困りですよね。

では、今回スポットを当てる蜘蛛ですが、部屋の中で見かける大きい蜘蛛は、どのような種類なのでしょうか?

次項で詳しく見ていきましょう。

気付いたら部屋に大きい蜘蛛が!蜘蛛の種類について

アパートに限らず、家の中に侵入してくる蜘蛛は、主に2種類います。

①アダンソンハエトリ

「アダンソンハエトリ」とは、名称の通りハエトリグモ科の蜘蛛です。

大きさとしては、約6~8mmの小さな黒っぽい蜘蛛で、小さいハエなどを餌にしています。

主に屋内に住み着き、壁や窓を這いながらうろつきます。

②アシダカグモ

「アシダカグモ」は、アシダカグモ科に属する蜘蛛です。

体長は約20~30mmで、足まで含めた全長は約100~130mmにも及ぶので、部屋に出没する大きい蜘蛛は「アシダカグモ」がほとんどです。

屋内に棲息する大きい蜘蛛として有名で、巣を張らずに、徘徊しながら虫を捕らえて餌にします。

以上のことから、部屋に出る大きい蜘蛛の正体は、アシダカグモであることが分かりました。

「ハエトリグモ」にしても「アシダカグモ」にしても、これらの蜘蛛は基本的に私達の体には無害です。

また、蜘蛛は「益虫(えきちゅう)」と呼ばれており、部屋に侵入してくる虫を食べてくれます。

特にアシダカグモは、嫌がられる虫の代表格であるゴキブリを捕食してくれます。

そのため、部屋でアシダカグモを見つけても、そのまま放置してしまう方もいます。

見た目には良い印象がありませんが、ゴキブリを捕食してくれることは、非常に頼もしい存在ですね。

なぜ部屋に大きい蜘蛛が?その原因はハエやゴキブリに

ゴキブリを駆除してくれる大きい蜘蛛とは言え、やはり蜘蛛嫌いな方にとってはどうにかしたいものです。

そもそも、なぜ蜘蛛が部屋に入ってきてしまうのでしょうか?

結論から言えば、蜘蛛の餌があるからです。

前項で述べたように、蜘蛛の餌はハエやゴキブリなので、その餌を求めて屋内に入ってきてしまいます。

特に、アパートなどの集合住宅には、ゴキブリを含めた害虫が多く潜んでいるので、蜘蛛にとっては絶好の環境になります。

人の出入りも激しいので、蜘蛛にとっては部屋の侵入も苦ではありません。

また、壁や天井を歩き回ることができるので、餌がなくなれば違う部屋に移ることも簡単です。

つまり、蜘蛛が侵入しないようにするには、その根源であるゴキブリやハエを発生させない、清潔な環境作りが必要であるということです。

では、肝心の蜘蛛対策について、次項で詳しくご説明していきましょう。

ゴキブリやハエを発生させないために!生ゴミ対策

蜘蛛の餌である、ゴキブリやハエを発生させないためには、まずは室内を清潔に保つことが重要です。

部屋だけでなく、キッチンなどの水周りの掃除を怠ってしまうと、暑い夏場は虫の活動場所になってしまいます。

特に、注意したいのが生ゴミです。

高温多湿な夏場は、生ゴミの悪臭に誘われて、ゴキブリや小バエが蔓延る原因になります。

では、害虫を発生させない生ゴミ対策について、以下にまとめてみましょう。

・水気をよく切り、新聞紙などで包む

・三角コーナーや排水口は清潔を保つ

・生ゴミは密閉可能なゴミ箱に捨てる

生ゴミは約80%が水分と言われているため、生ゴミの水分からあっという間に腐敗が始まります。

そのため、できるだけ生ゴミの水分を切り、臭いの原因を断つことが大切です。

また、生臭い魚の内臓などは、特に生ゴミ臭の原因になるので、ゴミ収集日まで冷凍庫に保存する方法もおすすめです。

夏場は特に生ゴミに注意して、大きい蜘蛛が侵入しないようにしましょう。

どこから蜘蛛は入ってくる?侵入経路の対策

前項では、蜘蛛が入ってくる元である、ゴキブリやハエが好む生ゴミについてご説明してきました。

そんな生ゴミの対策以外に、蜘蛛の侵入経路をできるだけ断つ方法があります。

では、どのように蜘蛛の侵入対策を行えば良いのでしょうか?

その対策方法について、以下にご紹介していきましょう。

・換気扇や排水口にフィルターをかけ、隙間をなくす

・隙間テープなどを使って、玄関などの隙間を塞ぐ

・できるだけ窓を開けっぱなしにしない

以上が、蜘蛛の侵入を最低限防ぐ方法です。

しかしながら、蜘蛛はわずかな隙間からでも入ってきてしまうので、完全に断つことは難しいと考えた方が良いでしょう。

また、蜘蛛が苦手なものとして、ペパーミントやゼラニウムの香りがあります。

部屋の中でこういったオイルを焚くのも、蜘蛛が嫌がる方法としては有効です。

大きい蜘蛛の対策として、是非上記の方法を参考にしてみてくださいね。

部屋にいる大きい蜘蛛を退治したい!害虫駆除剤について

これまでに、蜘蛛を部屋に侵入させない対策方法をご説明してきました。

しかしながら、上記の対策を行っても、大きい蜘蛛がいつの間にか天井を這っていることがあります。

退治したいと思っても、素早い蜘蛛はあっという間にどこかに消えてしまいます。

そんなときにおすすめしたいのが、アース製薬の「虫コロリノンスモーク霧タイプ」です。

この害虫駆除剤は、蜘蛛だけではなく、ゲジゲジやムカデ、蜂などの害虫にも効果があり、侵入防止効果は約1ヶ月も続きます。

また、部屋を1~2時間締め切るだけで、室内の害虫を簡単に駆除できるので、虫にお悩みの方にはおすすめです。

ただし、このノンスモークの霧タイプは、ガス漏れ警報器が感知してしまいます。

そのため、部屋にガス漏れ警報器が設置されている場合は、事前に警報器に対してカバーを付けるようにしてください。

警報器を覆うカバーは、購入した駆除剤に付属されていることが多いです。

もし付属されていない場合は、ビニール袋で警報器を覆い、ガムテープで隙間のないよう塞ぎましょう。

また、駆除剤を使用する際は、必ず説明書をよく読んでから行ってくださいね。

部屋を清潔に保とう

部屋に蜘蛛が入ってきてしまうのは、その餌であるゴキブリやハエにとって、住みやすい環境になっていることが原因です。

蜘蛛がいれば、ゴキブリやハエなどの害虫を食べてくれますが、できれば蜘蛛の侵入も阻止したいところです。

そのためには、部屋やキッチン周りを清潔に保ち、特に生ゴミ対策にも心がけることが必要です。