「西日がきつく、窓からの光がまぶしい」、「夜勤の仕事なので、日中は完全に光を遮って眠りたい」など、窓から入る光に苦慮されている方がいらっしゃることでしょう。
そこで、簡単にできる遮光対策をご紹介していきます。
ここでご紹介する方法のほとんどは家の中を傷つけることがないので、賃貸物件にお住まいの方にもおすすめですよ。
窓からのまぶしい光には簡単遮光対策!
家の立地上、どうしても窓から西日が入ってきてしまうお宅があります。
西日は、少しの光でも結構まぶしいものですよね。
また、夜勤の仕事をしていて、日中は光を遮ってしっかりと眠りたいという方もいらっしゃいます。
さらに、映画鑑賞が趣味で、部屋の中を真っ暗にして映画を観たいという方もいらっしゃることでしょう。
しかし、カーテンをしているだけでは、どうにも光が漏れてきてしまいます。
どうにか対策したいものの、窓にシャッターや雨戸をつけるというような大々的なことをするのは難しいですよね。
特に、賃貸にお住まいの方であればそれらは不可能に近いことです。
そこで、簡単にできる遮光対策をご紹介していきます。
いくつかありますので、ここで順を追ってご紹介していきますね。
簡単!窓の遮光対策
最初は、一番簡単にできる窓の遮光対策をご紹介しましょう。
それは、カーテンにマグネットをつけるだけというものです。
カーテンは閉めていても、隙間から光が漏れてしまうことがよくありますよね。
しかし、カーテンにマグネットを装着するだけでカーテンの隙間からの光漏れを防ぐことができるのです。
インターネットでも買うことのできる商品をご案内します。
【両開カーテン用マグネット ピタットくん】
使い方は、ピタットくんを両側のカーテン生地にそれぞれ差し込むだけです。
マグネットが両側のカーテンの端をしっかりとくっつけることで、光漏れを防ぎます。
また、ピタットくんなどの専門商品を購入しなくても、カーテン生地にマグネットを自分で貼り付けてもいいでしょう。
さらに、その部屋はカーテンの開閉をあまりすることがないということであれば、中央部分のフックを交差させてカーテンランナーにかけるのも一つの方法です。
そうすることで、カーテンの隙間からの光漏れを軽減することができますよ。
光を遮るには窓に遮光カーテン!
今あるカーテンでどうにか過ごせるなら、前項でご紹介した方法が適しています。
しかし、カーテン自体が透けて明るいのが気になるということであれば、カーテンを替えてしまいましょう。
前項の方法もそうですが、カーテンを替えることも家の中を傷つけることがないので、賃貸物件にお住まいの方でも心配は無用です。
寝室などでしっかりと光を遮りたい方は、「遮光1級」のカーテンを選びましょう。
そして、カーテンの色も重要です。
カーテンの色は、なるべく暗めの色にしてください。
暗い色は好みじゃなく、どうしても明るい色のカーテンにしたいのであれば、裏張りがしてある遮光カーテンを選ぶようにしましょう。
さらに、カーテンの長さを長めにするのもポイントの一つです。
カーテンは一般的に窓枠から下に約15cm~20cmたらしますが、それ以上にカーテンを長くすることで、下から漏れる光を防ぐこともできるためです。
カーテンを替えるには窓のサイズを測ってカーテンを買い、それをつけるだけなので簡単です。
また、遮光対策ということだけでなく、部屋の中の雰囲気を変えることもできるので模様替えにもなって一石二鳥ですよね。
カーテンは替えたくない!それなら遮光シートが簡単!
今つけているカーテンがお気に入りで、どうしても替えたくないという方もいらっしゃることでしょう。
そのような方であれば、遮光シートがおすすめです。
遮光シートとは、窓に直接貼り、遮光できるもののことです。
完全に遮光することはできませんが、まぶしい光をやわらげ、熱を遮断する作用があります。
それだけではなく、紫外線をカットする性質もあるので、家具などの色褪せを軽減することができます。
また、災害により万が一窓ガラスが割れたとしても、遮光シートを貼っていることによって飛散防止にもなります。
窓にシートを貼るだけなので簡単ですが、遮光シートは小さめのものが多いです。
そのため、大きいリビングの窓に貼るのであれば、遮光シートをつなぎ合わせて貼っていくのが多少時間がかかるかもしれません。
しかし、遮光シートはサイズをオーダーすることも可能です。
ですから、大きい窓に遮光シートを貼る場合は、サイズをオーダーするといいでしょう。
遮光にはカーテンボックスもおすすめ!
普通にカーテンレールにカーテンをつけているだけでは、どうしても上や横からの光も漏れてしまいます。
そこで、窓の遮光対策にカーテンボックスをつけるというアイデアはいかがでしょうか。
カーテンボックスをつけるとなると、手間もかかり難しそうな気もしますが、案外簡単にできます。
カーテン上部や横からの光漏れが気になり、DIYも得意だという方にはおすすめです。
カーテンボックスのつけ方ですが、まずは、カーテンレールのキャップを外してカーテンボックスのサイドカバーを取りつけます。
そして、そのサイドカバーにトップカバーを取りつけ、最後にフロントカバーをセットすれば出来上がりです。
このようにとても簡単にできますが、カーテンボックスはビス止めしなくてはなりません。
そのため、賃貸にお住まいの方は原状復帰が原則ですので、カーテンボックスの取りつけはハードルが高いかもしれませんね。
ただし、遮光したい理由によってはカーテンボックスの取りつけも認めてもらえるかもしれませんので、一度大家さんに聞いてみるといいかもしれません。
くれぐれも、大家さんに言わずに勝手にカーテンボックスを取りつけることのないようにしてくださいね。
番外編!遮光の視点を変える意外な方法
まぶしい光を遮るには、カーテンを工夫したり、窓にシートを貼ったりというような簡単にできる対策についてご紹介してきました。
最後に、遮光に対する視点を少し変えてできる方法をご紹介しましょう。
これまでは、家の中で簡単にできる方法をご紹介してきました。
しかし、家の外でもできる対策があるのです。
まずは、「よしず」を使う方法です。
よしずは、まぶしい光が入る窓に立てかけて使うものです。
そのため、普通のカーテンではどうしても防ぐことのできない光を遮ることができるのです。
真夏の熱対策にも適していますし、見た目も涼しげですよね。
よしずの大きさによっては窓を完全に覆うこともできるので、これまでの方法と併用すれば、かなりの遮光対策になることでしょう。
また、「植物のカーテン」を活用する方法もあります。
まぶしい光が入る窓の外側がベランダなどの多少広さのあるスペースであれば、ゴーヤやヘチマなどの植物を育ててみてはいかがでしょうか。
そうすることで、自然の緑色のカーテンでさわやかに遮光することができます。
これらの方法は完全に遮光するという目的には合わないものです。
しかし、完全に遮光することなく、ちょうどいい加減で遮光したい方にとってはおすすめの方法ですよ。
遮光対策は誰でも簡単にできる!
明るい光を浴びると、元気な気持ちになりますよね。
しかし、あまりにまぶしいとその光も邪魔なものになることがあります。
窓からのまぶしい光がお悩みの方は、当記事でご紹介した遮光対策を試してみてはいかがでしょうか。
ただし、賃貸にお住まいの方でカーテンボックスなどを取りつけたい場合は、事前に必ず大家さんに確認を取るようにしてくださいね。