マンションの使用規則の中には、窓やベランダの手すりにお布団を干すことを禁止と定めていることが多くあります。
なぜ、マンションではベランダなどで布団干し行ってはいけないのでしょうか。
そして、もしお布団を干したい場合はどのように行えば良いのかも気になります。
この記事で詳しくお話ししていきましょう。
なぜ?マンションが窓や手すりへの布団干しをNGとする理由
賃貸であっても、購入したマンションであっても、マンションの使用規則の中に「窓やベランダの手すりにお布団を干すことを禁止」と定めていることが多くあります。
なぜ、ベランダの手すりなどに布団干しを行ってはいけないのでしょうか。
その理由には、以下の3つが挙げられます。
①万が一、お布団が落下してしまったときに危険だから
②マンションの美観を損ねてしまうから
③下の階に、ホコリやゴミなどが落ちる可能性があるから
これらが主な理由となります。
たしかに、一戸建てとは違いマンションには庭がありませんから、お布団が落下したら下の階の人たちに危害が加わることは十分に考えられますね。
ですから、マンションの住人たちはお布団をベランダの内側に、外から見えないように干さなくてはなりません。
次の項から、マンションでお布団を干す方法についてお話ししていきます。
窓やベランダの手すりはNG!どのようにお布団を干せば良い?
窓や手すりにお布団を干せないとなると、どのように干せば良いのでしょうか。
その方法として、大きく3つに分類されます。
①布団乾燥機を使用
ご自宅に布団乾燥機があれば、お布団をわざわざ干さなくても十分といえるでしょう。
しかし、モノによっては音が大きく騒音トラブルになりかねませんから、行う時間には配慮しなくてはなりません。
②ベランダで外干し
手すりの位置に注意しながら、ベランダ内でお布団を干します。
外からどのように見えるかも確認しておくと良いでしょう。
また、強風などで落下する危険性がないかも考えておくことが重要です。
③窓の近くで室内干し
窓から入る日光を利用して、室内干しを行います。
落下の心配はありませんが、部屋がホコリっぽくなる場合があるので換気しながら行うようにしましょう。
以上の3つの方法があります。
布団乾燥機があればこれだけで十分といえますが、太陽の光を浴びたふかふかのお布団で眠りにつきたいという方は、②③の方法で布団干しを行いましょう。
手すりの内側に!物干し竿で布団干し
ここから、マンションでお布団を干す方法についてご説明していきます。
まずは、前の項の②のベランダで外干しの方法についてです。
マンションには、手すりより低い位置に物干し用の金具が取り付けられていると思いますので、そこにお布団用の竿を設置する方法です。
マンションによっては、ベランダ側・窓側に物干し用の金具がついている場所が異なるので注意しましょう。
ほかにも注意しなくてはいけないのが、お布団用の竿のスペックです。
お布団を支えられるくらいの耐久性がなくてはいけませんし、長さもご自宅のマンションに合うものを選ばなくてはなりません。
素材もアルミ製などの錆びにくい素材の竿を選ぶことが重要です。
十分なスペックのある竿を選ぶと共に、強風などで竿ごと落下しないように転落防止用の竿止めを用意しておくと良いでしょう。
用意できたら、物干し用の金具に竿を取り付けます。
金具が可動式であれば、上がる位置まで上げてみましょう。
そして、いよいよお布団を干します。
手すりの内側のため、もしかしたら全体に効率よく日光が当たらないかもしれませんので、数時間おきにお布団の位置を変えるようにしてください。
これで、外での布団干しは完了です。
広いベランダがある方はこちら!ベランダにスタンドを
もし住んでいるマンションのベランダが広く作られている場合は、布団干し用のスタンドを置いてみるのもおすすめです。
オススメのスタンドはこちらです。
【布団干し スタンドタイプ 1枚掛け FSA-100】
参考価格:2,260円
このような折りたたみ式のスタンドであれば、使う際の出し入れも楽に行えます。
使わない場合も、窓や手すり付近に立てかけておけば、コンパクトに収納することも可能です。
スタンドを広げてお布団を干すと、お布団の間に空間を作ることができるので、通気性も高まりふかふかのお布団につながります。
マンションだけでなく、賃貸アパートに住まわれている1人暮らしの方にもおすすめですよ。
より広いベランダの方は、「X」タイプの布団干しがよいでしょう。
先ほどご紹介したスタンドは1枚干しですが、こちらでは4枚一気に干すことが可能です。
【布団干し 物干し 4枚 CX-240】
参考価格:3,580円
室内で布団干し!窓にユニットを取り付け
先ほどまでは、ベランダで外干しする方法をご紹介してきましたが、ここからは室内でお布団を干す方法をご紹介していきます。
マンションによっては、ベランダがかなり狭い作りになっていることもあり、お布団をベランダに出すことすらできないこともあります。
そのような方は、室内干しをおすすめします。
方法としてまず、窓にユニットを取りつける方法をご紹介しましょう。
使うアイテムはこちらです。
【布団干し専用 室内干しユニット お部屋で安心SH-25』
参考価格:23,760円
この布団干しは窓に取り付けるタイプのものですので、部屋のスペースを取らずに使用することが可能です。
在宅の場合は、窓を開けて換気しながらお布団を干すことができるので、ホコリが部屋にこもる心配も防げます。
また使用しない場合は、横の棒を上に回転させれば窓枠にピッタリはまるので、収納にも困りません。
これを設置しておけば、花粉の多い季節でもお布団を干すことができるので、大活躍間違いなしです。
少々高価なアイテムではありますが、試す価値のある一品といえます。
例え手すりにお布団を干すことがOKなマンションであっても、持っておいて損はないでしょう。
室内で布団干し!家具をスタンド代わりに
もう1つ室内干しする方法として、ご自宅にある家具をスタンド代わりに使う方法です。
先ほどのユニットは高価なため、すぐに購入することをためらう方もいるでしょう。
そのような方はまず、今ご自宅にある家具をスタンドとして使ってみましょう。
例えば、テーブルやイスなどです。
これらを窓周辺の太陽が最も当たる場所に置き、その上にお布団を干すのです。
これでも十分に布団干しが可能です。
もし、お布団が床についてしまう場合は、床との間に何か敷物を敷いておくようにしましょう。
また、使っているベッドがお布団が干せるすのこベッドであれば、こちらでも干すことが可能です。
朝起きたら、すのこベッドを折り曲げれば布団干しの準備は完了です。
窓を開けて風が入ってくれば、お布団の裏まで乾燥することもできます。
窓や手すりにお布団を干せなくても、今使っている家具でも布団干しは可能ですので役立ててみてください。
マンションでもお布団を干そう!
マンションの使用規則により窓やベランダの手すりにお布団を干せなくても、違う方法で布団干しは可能です。
少々費用がかかることもありますが、今使っている家具で干すこともできます。
アイディア次第でお布団は干せますから、今お布団をどのように干すか悩んでいる方は、ご紹介した方法などで試してみてくださいね。