新築やリフォームをするときに、一番迷うのがサイディングではないでしょうか。
なぜなら、家の顔ともいえる外観を覆う部分だからです。
サイディングは沢山の会社が製造、販売しており、中でも代表的なものは、ニチハとケイミューのサイディングです。
今回は、ニチハとケイミューのサイディングの比較や特徴、選ぶポイントをご紹介します。
サイディングの役割
まずはじめに、サイディングについてお話します。
家を建てようとしていたり、家のリフォームを考えている人なら聞いたことがあるかと思います。
しかし、言葉は聞いたことがあっても、詳しくは知らないという方が多いのではないでしょうか。
サイディングとは、分かりやすくいうと外壁材のことで、家の外壁を覆ってくれるパネルのようなものです。
パネルほど軽くはないですが、サイディングにもたくさん種類や特性があります。
サイディングは、雨や風等の外的な要因から家を守るためというのが、大きな役割です。
構造部材に雨がかかると、錆びて本来の性能が出せないことがあります。
また、外壁材無しで風が吹くと部屋が大変なことになります。
これらを防ぐためにサイディングが必要になってくるのです。
そして、サイディングの役割としてのもう一つの顔は、外観のデザインです。
現在、サイディングの種類や色、模様はたくさんあり、家の外観をカッコよくも可愛くも出来るようになっています。
中でも、ニチハとケイミューは、サイディングの代表的なメーカーです。
最近の日本の新築では、ほぼこの2つのメーカーのサイディングで外壁が覆われています。
ニチハのサイディングの特徴
サイディングの代表的なメーカーの一つのニチハ株式会社は、全国に多くある会社のネットワークを通じて、価値あるサービスと情報を提供してくれています。
ニチハ株式会社のセールスポイントは、商品の品質と品ぞろえだけではありません。
①全国のお客様の声に、敏感に耳をかたむけている。
②迅速なデリバリーと、きめ細かなサービスが充実している。
③施主様に最適な情報が提供できる体制を整えている。
というところです。
ニチハのサイディングとして有名なものは、メンテナンスコストで大きく差をつけてくれるフェージュです。
このフェージュは、グッドデザイン賞やメンテナンスコストをはじめ、プラチナコートとマイクロコートで美しさも長持ちし、保証も15年がついています。
メンテナンスコストを下げられるのは、超高耐候のプラチナコートを採用しているおかげです。
塗り替えも2回不要になり、シーリングの打ち換えも大幅に減らすことができます。
また、超高耐候のプラチナコートのおかげで、嬉しいことに美しさも長持ちします。
マイクロガードも雨で汚れを洗い流してくれるので、綺麗な状態を保ってくれるので助かります。
そして、魅力に一つとして、保証面が挙げられます。
ニチハのフェージュは、変色・褪色15年保証がついており、フェージュに決めたときに、プラチナシールかドライジョイント工法をセットで使用することが条件です。
プラチナシールはとても長持ちしてくれますし、ドライジョイント工法はシーリングレスで綺麗な仕上がりにしてくれるため、どちらでもお得感があります。
ケイミューよりも、ニチハのサイディングの方が全体的に少し価格が高いような気はしますが、特徴や保証がしっかりしているからこその値段といえるでしょう。
ケイミューのサイディングの特徴
ニチハと並んで、サイディングの代表的なメーカーのケイミュー。
ケイミュー株式会社は、住宅用外装材を扱うトップクラスが融合して出来た会社です。
ケイミューといえば、有名な光触媒の壁の光セラです!
光セラは、晴れた日には光触媒が壁の汚れを分解し、雨の日は分解した汚れをきれいに洗い流してくれます。
そして、空気中の有害物質を無害化することも出来るため、一年中セルフクリーニングをしてくれる優秀なものです。
光セラも、ニチハと同様に色15年保証があります!
条件としては、スーパーKMEWシール、純正同質出隅、純正留め金具のセット使用が保証条件となっています。
また、ケイミューが発売した次世代外装パネルのレジェールという商品がありますが、こちらも大変人気となっています。
特徴として、深彫り、軽量、光セラ、防藻というありがたい効果がすべてついているからです。
ニチハとケイミューのサイディングで迷ったら
ニチハとケイミューのサイディングで、似たような色、似たような効果があるとすごく迷ってしまいますよね。
やはり、家の外観や見た目には、こだわりたいものです。
そんなときに役に立ってくれるのは、口コミや実際採用しているショールーム巡りです。
口コミを知るためには、インターネットで検索すればすぐに見つかります。
実際に、そのサイディングを使用した情報というのは、とても参考になりますよ。
疑問点やメリット、デメリットを直接担当者に聞くのも良い方法ですが、生の声では細かい情報を得ることができます。
インターネットの口コミや掲示板などを参考にして、生の声を集めてみてはいかがでしょうか。
また、ショールームに行くとサンプルよりも大きなサイディングを見ることも出来ます。
実際に家が建ったときのイメージ違いをなくすことができますので、おすすめです。
ニチハとケイミューの外観シュミレーションサービス!
外観を選ぶときに、是非使ってみて欲しいのが、外観シュミレーションです。
ケイミューとニチハにはそれぞれ、外観シュミレーションがホームページに用意されています。
外観のサイディングの貼り方も多種多様に用意されており、サイディングも実際に販売されているものがあります。
そこで、今から建てる家に近い物を見つけることが出来れば、わざわざメーカーや工務店にお願いして時間が経つのを待つことも少なくなります。
私も家を建てる時に思ったことですが、メーカーや工務店に外観パースをお願いした時にかかる時間はとても長く感じました。
せっかちさんには、とてもありがたいサービスですよね。
中には、ご自宅にパソコン環境がない方もいらっしゃいますよね。
そんなときは担当者に話し、担当者に一緒にしてもらいましょう。
外観シュミレーションは無料で、誰でも利用することが出来ます。
是非利用してみてくださいね。
サイディングを選ぶポイントと気を付けて欲しいこと
家の外壁材を選ぶときに、金額や性能はもちろん大切ですが、ほかにもサイディングを選ぶときの条件があります。
まずは、「家を建てる・買う」という場合に、外観のデザインや周辺環境、住宅との調和を考えることが必要です。
町並や周りの雰囲気と合わせることは、実はとても重要なことです。
こういったことも、サイディングを選ぶときに考慮していかなくてはいけません。
そして、サイディングを選ぶときに気を付けて欲しいこととして、サイディングのサンプルは、なるべく大きなサンプルを見て確認するようにしましょう。
小さなサンプルで確認すると、イメージ違いということが起こりやすいからです。
サンプルを見たときは暗めで落ち着きを感じる色でも、大きな外壁面で見ると、華やかで明るく見えてしまうこともあります。
柄のあるサイディングの場合も、小さなサンプルと大きな面ではイメージが違うということが起こりやすいのです。
ニチハもケイミューのサンプルも、小さめなものが多い傾向にあります。
出来れば、同じサイディングが使われている物件を直接見て、判断しましょう。
家を建てた後のことを考えよう
サイディングを代表する、ニチハとケイミューの特徴やサービスをご紹介しました。
それぞれ、良い所はたくさんあります。
選ぶのに大変かと思いますが、今時点のことではなく、10年、20年先を考えて選ぶようにしてみましょう。
保証や性能なども来たような場合もあるときは、口コミを参考にするのもおすすめですよ。