管理会社は、賃貸物件を住みやすく管理してくれる不動産屋さんです。
生活していく中で、困ったことや苦情はこの管理会社へ連絡を入れます。
また、入居者同士のトラブルだけではなく、共有部の苦情も管理会社へ連絡を入れることになります。
安心して生活できるように、管理会社を上手に利用しましょう。
賃貸物件で起こり得るトラブル色々!
賃貸物件での新生活は、楽しくワクワクすることばかりです。
しかし、様々な人が暮らす賃貸物件では、困ったことや気になることもあります。
よくあるのは、近隣さんとの騒音問題。
生活スタイルが違えば、多少の音は思いやって我慢するものですが、明らかなルール違反も起こり得ます。
深夜まで続く騒音や音楽の音なども、トラブルの一因です。
近年多く見受けられるのは、ペット禁止の賃貸物件での、ペットの飼育です。
アレルギーや鳴き声、匂いなど我慢しがたい事態になることもあります。
また、ゴミ出しや駐輪場のマナー、共有部での騒音など我慢ならないことも起こる可能性があります。
また、近隣から逆に直接苦情を言われたり、壁を叩かれるなど嫌がらせがエスカレートするケースもあるので、トラブルが起きた際は速やかに解決する必要があります。
一人で解決しないで管理会社へ連絡しよう!
苦情がある場合、一人で解決しようとして直談判に行き、逆に直接苦情を言われてしまうなど、トラブルに発展してしまうケースが多々あります。
直接解決しようとして、壁を叩かれたり、手紙を入れられたりするのは決して気持ちの良いものではありません。
また、ゴミ捨て場や駐輪場など共有部分での苦情は、一人では解決しづらいことがほとんどのため、管理会社へ連絡を入れるようにしましょう。
管理会社からは、当該賃貸居室に対し、誰からの苦情か相手に明示することなく、上手に話をつけてくれますので相談してみてください。
管理会社に苦情を相談する場合は、いつ頃から、何時頃、具体的にどのようなことで困っているかはっきりと伝えてください。
ケースによっては、違反を自覚していない場合もあります。
よく見受けられるのが共有部、廊下への自転車など私物放置などです。
緊急時には避難通路にもなるので、私物放置が禁止されている物件がほとんどですが、ついつい置きっ放しにしてしまい、事故につながるケースもあります。
苦情は賃貸ライフ向上のために必要です
賃貸物件の中でも、マンションアパートは部屋と部屋がつながっているため、騒音などは複数のお部屋が困っている場合もあります。
日常生活音は許容範囲ですが、明らかに逸している場合は、速やかに管理会社に連絡をしましょう。
また、みんなが使う共有部分での苦情も同様です。
ゴミ出しのマナーが守られていなかったり、駐輪場が煩雑などの状態が放置されると近所の方もよく思いません。
契約書で禁止されている行為を見かけた場合も、管理会社に連絡を入れましょう。
最近では、契約者以外の居住が禁止に関わらず、複数の住人が住んでいるケースなどが見受けられ、最悪の場合犯罪の温床になる場合もあります。
日頃から、管理会社任せではなく入居者もルールを守って生活をすることも大事です。
空室が出た際、検討をしている次の入居者がしっかりとした賃貸物件だと判断できる目安になり、マナーの良い入居者が集まるようになります。
苦情は直接言わずに管理会社を通して伝えてもらう
賃貸物件で生活していると困ったことも度々出てくるかと思います。
困った際やトラブルの際、相手に直接苦情を申し出てしまうと、後々角が立ったり気まずくなったりすることがあります。
苦情を言われたことで逆恨みをされたり、嫌がらせに発展し大きなトラブルに発展することもごく稀にあります。
ゴミ出しの日を守らずいつも煩雑な状態になるなど、繰り返されるトラブルもあり、入居者が注意するのが難しい問題が発生する場合もあります。
管理会社を通して伝えてもらうとうまく話を運んでくれるので、そう行った煩わしさがありません。
また、管理会社はその賃貸物件を大家から預かり、管理するという責任があるので、いつどういった苦情が入ったかを情報としてストックしています。
繰り返される問題や全体的な問題は巡回や注意喚起を行い対応し、再発を防ぐために手を打ってくれます。
賃貸物件に対する管理会社の役割とは
管理会社は、賃貸物件に関して大家さんから管理を委託され、健全に運営していく義務があります。
多くの場合、管理費用は大家さんから支払われます。
家賃を代わりに集め、大家さんに送る業務も請け負っていることもあります。
管理会社は、賃貸物件に入居している入居者を把握し、建物が安全で住みやすい環境作りをしなければなりません。
建物の巡回や定期的な検査を実施し、もし管理している賃貸物件で苦情の連絡が入れば事態を把握し速やかに注意喚起や施設改善などを行います。
苦情を申し出た入居者が不利益を被らないよう、平等に対応をするように努めています。
苦情を言ったことがバレてしまうのではと心配しがちですが、プロが適切に対処してくれます。
最近では、女性でも話しやすいよう、女性の相談スタッフがいる管理会社も多くなっています。
また、外国人のために外国語に対応できるスタッフがいる管理会社もあります。
そういった希望がある場合は、お部屋探しの際に相談してみるのも良いでしょう。
苦情は我慢せず管理会社へ連絡しましょう
賃貸物件に住んでいて、困ったことやトラブル、苦情がある場合は悩まず管理会社へ相談をしましょう。
苦情の内容によっては建物本体の問題が発覚したり、重大な賃貸契約の違反を解決できたりします。
トイレなど水回りが度々詰まるので、管理会社に苦情を入れたところ、複数の部屋から同じような苦情が入っていることがわかるということもあります。
その場合、建物全体の排水管清掃を行うなど、大きな事故になる前に、対処することもできます。
管理会社にとっても、大家さんにとっても大切な情報なので、日時や困っていることを具体的に伝えることも大事です。
また、もし管理会社から自分に対し注意があった場合は、困っている人がいるという旨を受け止め、苦情に対し真摯に対応した方が良いでしょう。
ちょっとした工夫や気遣いで解決できることも少なくありません。
もし苦情があり管理会社に連絡する際は、あまりナーバスになりすぎず、個人的理由が強すぎる苦情は、管理会社さんも困ってしまうので控えた方が良いでしょう。
管理会社と上手に付き合い快適に生活しましょう
賃貸物件は、様々なライフスタイルの人が暮らしているので、お互い気遣いや思いやりが大切になってきます。
生活音や生活リズムに関しては、許容すべきことが多くあります。
しかし、契約違反や迷惑行為はトラブルになる前に速やかに管理会社に相談することをおすすめします。
管理会社もプロで経験もあるため、速やかに問題を解決できるように取り計らってくれます。
ストレスを抱えたまま放置しておくと、相手も迷惑をかけている、違反していることに気付かず事態がエスカレートしたり慢性化してしまうケースもあります。
また、自分に対して苦情、注意があった場合も、苦情を申し立てた入居者に対し謝罪を伝えてもらうなど管理会社を上手に利用しましょう。
日頃あまり関わりのない管理会社ですが、賃貸物件が住みやすく、安全な環境であるために建物のメンテナンスや、巡回、入居者のフォローなどを行なっています。
トラブルや苦情などネガティブな情報でも、大切な情報なので困った際は速やかに連絡を入れましょう。