万が一に備えて火災発生の避難訓練は大事!窓は閉めるべき?

一戸建て住宅や、アパート・マンションなどの火災を、テレビなどで見たことがありますよね。

実際に発生している火災は想像しているよりも恐ろしく、たとえ炎が見えていなくても、煙と高熱で近づくことさえできないのです。

もし火災が発生した際には、窓は閉めておくべきなのでしょうか。

とても重要なポイントになるので、ぜひ知っておいてください。

万が一に備えての、避難訓練をしておくことが大切ですよ。

火災を発見したら最初にしなければならないこと

火災とは、火によって引き起こされる災害のことをいいます。

火災が起きると、大切な家や思い出を失うばかりでなく、最悪のケースは命を落とすことさえあります。

「自分は大丈夫」と安心してはいけません。

万が一に備えて、避難訓練をしておくことが大切です。

まず、火災発生時に最初にしなければならないことを、再確認しておきましょう。

①消防署へ通報や、周囲に火災と知らせる

もしも火災発見時に、自分一人だったらどうしますか。

大切なことは、大きな声で「火事だ!」と叫ぶことです。

周囲に火災発生を知らせましょう。

②初期消火

消火器などによる消火が可能かどうかを判断しましょう。

小さな火であれば、消火器などで消火することもできます。

火災の種類は、

●普通火災

紙や木材などの一般可燃物が燃える火災

●油火災(B火災)

食用油やガソリンなどの石油類の火災

●電気火災(C火災)

発電機や電気室からの出火で、感電の恐れがある火災

以上のような火災には、それぞれに適合した消火器があります。

しかし、消火活動に自信が持てない場合は、無理をしないでください。

③避難

消火器がない場合や消火が困難なくらい火力が強い時は、大声で「火事だ!」と叫びながら、急いで避難をしてください。

次は、避難の際に、窓を閉めるほうがよいと言われる理由についてお話します。

火災の避難訓練で窓を閉めると習うけど、なぜ!?

お住まいの一軒家や、アパート・マンションには、窓が必ずありますよね。

小規模マンションを除いた多くのマンションでは、防火管理者の設置が消防法で定められています。

防火管理者講習を受講した消防担当の理事は、

・消防計画を作成
・消防計画に基づく消火、通報、避難訓練の実施
・消防用設備の点検、及び整備
・火気の使用、又は取扱いに関する監督

というような業務をする必要があります。

よって、避難訓練は義務なのです。

年に一度は避難訓練を開催して、万が一の備えをしている物件も少なくないでしょう。

よく、「火災で避難する際には窓を閉めろ」って聞きますよね。

それは、なぜなのでしょうか。

簡単に言うと、窓が開いたままでは酸素が外から入ってきてしまい、余計に燃えてしまうからです。

地震の際は、反対に窓を開けておきます。

これは、避難口の確保のためです。

窓が変形してしまうと、外に出られなくなってしまいますからね。

火災と地震では、窓の扱い方が正反対ですので、間違えないようにしましょう。

火災の避難訓練では窓からの脱出方法も確認しておこう

こちらでは、火災からの避難の仕方をご紹介します。

避難訓練で、しっかりと身につけておきましょう。

●避難経路の選択肢がある場合は、どの経路が最良か落ち着いて判断しましょう。

安全な経路かどうかの判断のポイントは、

・非常口までの距離
・非常口までに曲がる回数は少ないか
・床に段差がないか

となります。

非常口は、通常は防犯目的で鍵がかけてあるケースも少なくないでしょう。

そのため、非常口の鍵の開け方も、しっかりと確認しておきましょう。

また、出火した場所によっては、使えない非常口もあるので、必ず2ヶ所の避難経路を認識しておくことが重要です。

非常口までに曲がる回数もポイントです。

パニック状態では、曲がる回数が多いほど非常口に到達するのが困難になるのです。

そして、段差がないことも重要です。

段差によって転倒してしまうと、避難すべき方向を見失うこともあるからです。

●廊下が煙で充満している時のことを考えて、窓からの脱出方法がないかを確認しておきましょう。

隣の棟の屋根に思い切って飛び移れないか、雨どいを伝って地面に下りられないかを確かめましょう。

日頃の備えも大事!窓からの避難に準備しておくとよいもの

たいていの日本の家の造りは、台所を中心にしています。

それは、台所が家の真ん中にあるという意味ではありません。

水道、ガス、電気などの色々な機能が最も充実している場所が台所なのです。

そして、火災などの災害発生時に、一番問題が起こりやすいのが台所と言っても過言ではないでしょう。

例えば、皆さんが2階の部屋にいるとします。

1階の台所で火災が発生して、階段をふさいでしまったら、残る逃げ場は窓しか残っていませんよね。

前項の、避難訓練で確認しておくべき窓からの脱出方法についてご紹介しましたが、高所から逃げる方法としてオーソドックスなのは、やはり「はしご」が有効です。

しかし、普段から大きなはしごを置いておくのは邪魔になるので、準備しておけませんよね。

そういう時には、「避難用縄はしご」がおすすめです。

10mくらいの長さのもので、2階から地面へ、アパートやマンションの場合は、自分の部屋の階からその下の階へと降りられる長さが必要です。

アパートやマンションなどでは、備え付けの縄はしごが置いてあるところもあります。

植木鉢や荷物などで、その場所をふさいだりしておかないようにしましょう。

市販されている縄はしごの値段は高めに感じるかもしれませんが、命を失うことと比較したら準備をしておいて損はないと思います。

極限状態の中では、老人や子供では、縄はしごの設置に時間がかかる場合も考えられます。、

折りたたみ式の「避難はしご 2階用」でしたら、軽量で誰にでも簡単に設置でき、もつれずに瞬時に使えます。

ですから、逃げ遅れ防止に効果を発揮してくれるでしょう。

縄はしごの降り始めは慣れていないと難しいので、日頃から訓練をしておきましょう。

火災の避難訓練で避難時にとるべき行動

窓からの脱出時に縄はしごがあると、助かる確率をあげることができますね。

高層アパートやマンションにお住まいの方は特に、一家に一個準備しておいて欲しいものです。

さて、火災の避難訓練で、避難時にとるべき行動も確認しておきましょう。

●煙の中を避難する時は、少しずつ呼吸をしながら歩きましょう。

息を止めたほうがよい気がしますが、そうすると、息継ぎの一呼吸でも沢山の煙を吸込んでしまうことになります。

ですから、濃い煙の中を避難する時は、絶対に息を止めないでください。

また、焦って走ってしまうと、周囲の煙を掻き乱すことになります。

結果、視界が悪くなり、避難経路がわからなくなってしまいます。

●煙がある時は、タオルのようなもので口と鼻を覆いましょう。

こちらも間違えやすいのですが、タオルは水で濡らす必要はありません。

濡らしたタオルは目詰まりを起こし、逆に呼吸がしにくくなってしまいます。

特に織り目の細かいハンカチや手ぬぐいは、目詰まりを起こしやすく危険です。

また、濡らす水を探している間に、避難する時間をロスしてしまいます。

乾いたタオルや、服を口と鼻に当てておくだけでも効果はあります。

●可能な限り低い姿勢で避難しましょう。

煙は天井からたまっていきます。

床に近いほど煙の濃度が薄く、周囲を見ることができます。

●持ち出す物品に気をとられず、体一つですぐに避難し、再度火災建物に戻ってはいけません。

「こどもぼうさいカルタ」で火災などの災害に対する知識をつけておく

火災の避難訓練は、子どもを含めた家族全員で行うことが大切です。

万が一の災害に対する防災の意識付けを、子どものうちから行っておきましょう。

そこで、家庭や地域での身近な危険(火災や自然災害など)から身を守る方法について、楽しんで学習できる「こどもぼうさいカルタ」がおすすめです。

遊びながら、身近な危険についての認識を深めることができますよ。

カルタの中身の一例をご紹介します。

●〔と〕「ドアしめて」それだけで火の怪獣は大弱り

火災から避難する時、部屋の窓や扉を閉めると空気が遮断され、火災の広がる勢いを遅らせることができます。。

●〔り〕料理上手のお母さん、つけっ放しに気をつけて

火災原因の上位に「コンロ火災」が入っています。

揚げ物などをしている最中に、鍋のそばを離れてしまい、戻ったら鍋から火がでていた!という危ない経験をした方も少なくないでしょう。

うっかりでは済まされないコンロ火災には、充分に気をつけましょう。

避難訓練には積極的に参加を

住宅の火災から安全に避難するために、覚えておいてほしいことをご紹介しましたが、いかがでしたか。

大切な命や財産を守るためにも、アパートやマンションの住民の、強い連帯感に基づく自主的な防災活動も重要なことなのです。

家族全員で防災して、火災などの災害から命を守りましょう。