最近は、株式投資に興味を持つ女性が増えています。
それに伴って、「女性投資家」という言葉も、よく聞くようになりました。
女性投資家の1日とは、どんなものなのか、覗いてみたいですよね。
今回は、株式投資を考えている女性に向けて、女性投資家が増えている背景や、女性が長く投資を続けるコツまでをご紹介していきます。
株とは?投資家とは?
今回は、女性投資家とはどういうものかというお話をしていきますが、その前に、株や投資について簡単にご説明します。
まず、「投資家」は、株などに投資をして、その価格差で利益を出し、収入を得ている人のことを言います。
そして、「株」は、会社が事業を行うための資金を集めるために、売るものです。
株を買ってもらって資金を得て、そのお金で事業を展開します。
そして、ある会社の株を買ったあとで、その会社に利益が出れば、株を持つ人(株主)に配当金が入ります。
しかし、投資家は配当金のために株を買うのではありません。
投資家が毎日何をしているのかというと、日経平均株価などで「株価の値動き」を見ています。
そして、購入している株の中で株価が上がっているものがあれば、それを売り、その株を購入したときとの価格差から収入を得るのです。
こうした投資は、男性中心で行われていたこともあり、今まで、「女性の投資家」はほとんどいませんでした。
また、「女性はリスクを避ける本能があるため、常にリスクを考える投資は無理だ」という考えもありました。
しかし、現在では「女性こそ、投資に向いている」と言う男性投資家もいます。
では、次は、女性の投資家が増えている背景を見ていきましょう。
株を始める女性が増えているのはなぜ?
株や投資に興味を持つ女性や、女性投資家が増えていると、先ほどお伝えしました。
では、女性が株や投資に興味を持つ理由は何でしょうか。
背景には、やはり様々な要因が絡んでいました。
・将来に対する不安
女性の方が現実的であると言われるように、女性の方が今後の収入や将来のことについて、考える機会が多いからかもしれません。
実際に、結婚したり、子供が出来たタイミングで、投資を始めようかと考える女性は多いです。
「夫の給料だけでやっていくのは不安」「自分が仕事に戻れないかもしれない」「子供に掛かる教育費を稼いでおきたい」「自分の老後の資金を作りたい」など、女性が投資を考える理由は様々です。
・時代の変化
現在は、男性並みに働く女性もいる時代です。
また、女性の起業を国や自治体が支援していたりもするので、女性の起業家も増えていますよね。
女性の起業を促すため、公的機関からの資金援助もあります。
もしかすると、投資で資産を作り、それを元手に起業した女性もいるかもしれません。
このように、投資は、不安を解消する以外にも、女性が自己実現をするための手段でもあるのです。
投資家に向くのはどんな女性?
とは言っても、全ての女性が株式投資に興味を持つわけではありませんよね。
また、興味がある女性が全員、投資家に向いているということもないでしょう。
そして、「投資は男性のもの」という意識を持つ人も、男女問わず多いのが現状です。
では、どんな女性が、投資家に向くのでしょうか。
・好奇心旺盛な女性
「好きこそものの上手なれ」で、興味がなければ楽しめません。
・様々な業種に興味のある女性
ひとつの業種だけでなく、色々な業種を知りたいという気持ちが、投資で成功するには必要です。
業種の知識を増やすことが、自分の投資の選択肢を増やすことになります。
・人や企業の価値を見極められる女性
将来性のある会社の株を購入することができれば、投資家としてやっていくことができます。
・判断力のある女性
株式投資では、損切りができる女性が向いています。
投資家として稼ぐためには、損が出たら、それが大きくなる前に売ることが重要で、それには判断力が必要だからです。
投資を考えている女性は、まず、色々なことに興味を持ってみてはいかがでしょうか。
専業で株式投資をする女性投資家の1日を覗いてみよう!
では、女性の投資家は、どんな1日を送っているのでしょうか。
まずは、専業投資家の場合を見ていきましょう。
家事や育児の合間を見ながらできるので、子供が小さく、外で働けない専業主婦などに多いです。
「夫の給料で生活しているけれど、それを少しでも増やしたい」というのが本音のようです。
平日の9時~11時30分と12時30分~15時まで、インターネットで株取引をするというのが主流のようです。
そして、株取引の前後は、家事や育児に追われるので、夜は何もしないことが多いと言います。
もちろん、独身の女性で専業投資家を目指す方もいますが、投資家として生活していくには、十分な資金(数千万円)が必要です。
普通の会社員が、そんな大金を短期間で稼ぐことは、ほとんどありませんよね。
そこで、人気なのが、兼業で投資する方法です。
兼業ならば、働いて安定した収入を得ながら投資できるので、リスクを減らすことができます。
この方法で投資をしている女性が多いので、次は、兼業の女性投資家の1日を覗いてみましょう。
兼業投資家の女性はどんな1日を送っている?
では、兼業投資家の女性は、どんな1日を送っているのでしょうか。
兼業ということは、他に仕事を持っているわけですから、空いた時間に株式投資をすることになります。
<朝は、銘柄のスクリーニングとチャートの確認>
スクリーニングとは、ネット証券の画面に条件を入れて、自分の投資したい銘柄を探すことです。
出勤の支度を終えたら、出勤するまでの間、家でスマホを使って、銘柄をスクリーニングします。
また、通勤の手段が鉄道やバスならば、通勤時間にもスクリーニングできますね。
そして、株価が上がったら投資しようと監視している銘柄のチャートを、朝の時点で確認する女性も多いようです。
<お昼休憩に値動きのチェック>
13時までに休憩が取れる職場なら、お昼休憩も投資に使います。
日経平均や午前中の値動きをスマホで確認し、必要なら注文を修正します。
<午後も値動きのチェック>
会社のトイレ休憩などで、注文した銘柄の動きを確認します。
また、帰宅時間や帰宅後の時間を使って、銘柄を探しや注文をする投資家が多いようです。
女性が株式投資を長く続けて稼ぐためには
ここまで、株や投資家とは何か、投資に興味を持つ女性が増えている背景などについてお伝えしました。
また、専業・兼業それぞれの女性投資家の1日もご紹介しました。
では、女性が投資家として成功するには、どうすれば良いのでしょうか。
それは、男性とは違う「優位性」を見つけることです。
例えば、男性は流行をあまり気にしませんが、女性は気にしますよね。
口コミで情報を仕入れたり、他人のブログを覗いてトレンドになりそうなサービスを探すのは、女性が得意とすることです。
その点では、男性に比べて「優位性がある」ということになります。
そういった女性ならではの視点から、投資する企業を選ぶことが、長く投資を続けて稼ぐために大切なことです。
また、女性が株式投資をするにあたっては、パートナーの理解を得ておくことも重要です。
投資にはリスクがあります。
ですので、夫などのパートナーがいる場合には「投資を始める」ことだけでなく、「いくら投資して、いくら損失が出たら投資をやめるか」まで、よく話し合っておきましょう。
また、夫の給料の一部を使って投資をする場合には、その利益を夫に還元することも必要です。
株への投資で、未来への安心や夢を掴もう
今回は、投資に向く女性の特徴や、女性投資家の1日などをご紹介しました。
株式投資にはリスクもありますが、成功すれば将来のための資産が増え、安心感も増すでしょう。
増えたお金の使い道は、人それぞれです。
子供を持つ方は、子供のために使うかもしれませんし、夢の実現に使う独身の方もいるでしょう。
投資に興味のある方は、これを参考に、稼げる投資の仕方を探してみてください。