株投資には、その投資者に合わせた様々なスタイル方法があり、スイングトレードもその手法の一つです。
比較的短期間で売買ができるため、投資家ブログを見てみると、会社員をしながらスイングトレードで利益を得ている方も少なくありません。
そこで、この記事では、実際に利益を得ているブログを参考に、株初心者に向けたスイングトレードの基礎知識についてご紹介していきます。
スイングトレードとは?株投資ブログからの基礎知識
十分な基礎知識もないまま、いざスイングトレードを始めても、利益を得るには無謀と言えます。
日中は会社員として働き、時間があるときにスイングトレードで稼ぐ投資家のブログの多くでも、株投資を始める心構えとして、基礎知識の必要性を謳っています。
ではまず、スイングトレードについてご説明していきましょう。
スイングトレードとは、数日から数週間ほどで済ませてしまう短期取引の一つです。
このトレード方法以外にも様々な取引手法がありますが、短期売買でよく聞くのが、1日で完結させるデイトレードや、ものの数秒で終わらせる取引を繰り返して行うスキャルピングなどがあります。
例えば、短期売買のデイトレードは、1日で取引を完結させるスタイルなので、1日中チャートに張り付いている必要があります。
しかし、スイングトレードの場合は、短期売買の中でも比較的ゆとりを持って取引が行えるので、都合のつく夜間を株投資に充てながら、日中は会社員として勤務することができるのです。
このような投資スタイルによって、仕事と株投資の両立を実現することができるので、副業として株投資を行うには魅力的なトレード方法と言えます。
スイングトレードを始めるための資金準備は?株投資ブログから学ぶ
本格的にスイングトレードを始めたいと思えば、まずはそれに見合った運用資金を用意する必要があります。
前述したように、スイングトレードは仕事と両立して行うことができる手法なので、数十万からの株投資が可能です。
また、精神的にも余裕を持った投資をしていく上では、50~100万円は用意するのが好ましいでしょう。
と言うのも、資金が多いほど扱える銘柄も広がるため、スイングトレードの株投資ブログでは、十分な資金の重要性を主張している方が多く見られます。
さらに、運用資金の多さがトレード中の精神面に与える影響は大きく、例えば切羽詰まった資金運用の場合、客観的な判断ができなくなる傾向にあります。
このように資金面で追い詰められてしまい、メンタルの崩れから失敗に繋がるケースは、スイングトレードに限らず、あらゆる投資ブログにおいても失敗談として見ることができます。
これに先立ち、前提として念頭に置いておきたいことは、株でもfxでも、全ての投資においては「余剰資金」が鉄則であるということです。
生活に必要な資金を運用することは勿論、借金をしてまで株投資をすることはおすすめできません。
あらかじめ十分余裕のある資金を用意した上で、ゆとりを持った株投資を行っていきましょう。
株投資ブログから見る!投資で勝つための心構え
では次に、実際にスイングトレードで勝ち続けていくための心構えをお話ししていきましょう。
スイングトレードだけに限りませんが、株投資で継続的に利益を得るためには、「トレードのルール作り」をして、そのルールに徹底して従うことが鍵となります。
株投資ブログを見ていると、必ずと言ってよいほどこのルール作りの重要性が強く主張されています。
例えば、ある程度投資経験を積んでいくと、自分の実力を過信して、明確に勝てる根拠もなく大きな勝負に出ることがあります。
また、そのような勝負に負けたとき、損失分を取り返そうと際限なく資金を運用するケースも少なくありません。
このような二つの事例は、自分の決めたトレードルールがない場合、あるいはルールを破った場合に起こり得ます。
そのため、株投資を始める前には、あらかじめ以下のようなルール作りをしておくことが必要です。
・運用資金がなくなったら株投資を撤退する
・エントリー、損切り、利確は明確な根拠を持って行う
・損切り、利確のラインはトレード前に決めておく
・ルールは必ず守る
以上のように、投資における自分のルールを作ることで、客観的な心理的コントロールに繋げることができます。
株投資の損失は、そのほとんどが過信や感情を制御できないことから起こります。
特に、投資初心者はこの心構えを忘れないようにしましょう。
スイングトレードの銘柄選び①銘柄の大きさ
スイングトレードを始めるための心構えが分かったところで、次は銘柄選びについてご説明していきます。
スイングトレードに合った銘柄選びについては、株投資ブログでもよく取り上げられる内容で、資産を効率良く増やしていくためには非常に重要な要素の一つです。
ここでは、銘柄選びのポイントを3つに分けてご説明していきますが、まずは「銘柄の大きさ」について見ていきましょう。
前述したように、スイングトレードは数日~数週間で完結させるトレードスタイルです。
例えば、1日で完結させるデイトレードの場合、比較的値動きの大きな銘柄を選ぶことで、利益に繋げていきます。
それに対し、スイングトレードでは、数日間の株価の値動きを考慮するので、大型株から小型株まで、幅広い種類の銘柄を選ぶことができます。
では、流動性の高い銘柄や銘柄の大きさに着目して以下にまとめてみます。
・大型株:トヨタ、キャノンなど
・中型株:日本水産、キッコーマンなど
・小型株:大型・中型を除いた銘柄
1日単位に考えると値動きをしない銘柄であっても、数日間単位で見れば値幅の大きい銘柄があります。
このようにスイングトレードに合った銘柄を選ぶことで、得る利益の幅も格段に違ってきます。
スイングトレードの銘柄選び②業績チェック
では次に、スイングトレードの銘柄選びのポイントとして、「銘柄の業績チェック」についてご説明していきましょう。
様々な株投資ブログを見てみると、銘柄の業績チェックの必要性に関しては二極化しており、チャートのみの取引を主張している方もいます。
しかし実際のところ、業績は株価に大きく連動してきます。
そのため、短期取引のスイングトレードであっても、その銘柄の業績にも着目することで、より確実に利益に繋げることができます。
例えば、ある上場企業が業績上方修正の発表をした場合、翌日にはその企業の株価が大きく上昇する傾向にあります。
業績上方修正とは、もともとの利益予想を高く修正することを指します。
その後、ほとんどの場合は株価が一旦落ち着きますが、そのまま下落に向かうか、相場に連動して上昇していくかの2つに分かれます。
一時的に株価が停滞しても上昇していく後者は、業績の良い好材料のある銘柄と言えます。
そのため、チャートだけに頼ったスイングトレードではなく、業績をチェックすることで、好材料のある銘柄選びに繋げていくことができるのです。
スイングトレードの銘柄選び③チャートの形と質
スイングトレードに合った銘柄選びの3つ目のポイントは、「チャートの形と質」を見ることです。
それぞれのトレードスタイルには、それに合ったチャートの形と質があります。
株投資を始めて最初のうちは、チャートをチェックしてもパッときませんが、慣れてくればチャートの形からその後の動きを予想できるようになります。
例えば、スイングトレードの中でも、過去の高値よりも突き抜けて上昇するブレイクアウトを狙った投資や、底値を少し下回った状態で購入する「押し目買い」をする場合、右肩上がりの銘柄を選ぶことがおすすめされます。
それに対し、株価が下落している銘柄を安値で仕込み、株価の上がりを待つ「逆張り」を狙うのであれば、横ばいや右肩下がりの銘柄を選ぶのが良いでしょう。
ただし、スイングトレード初心者の場合は、右肩上がりの銘柄を選び、そのチャートの動きに慣れていくことが大切です。
また、注意したいチャートの形は、いびつな形をしたチャートです。
このような銘柄は、動きの予想をすることが難しいため、ヘタに手を出すと損失に繋がる可能性があります。
長年経験を積んでいる投資家であっても、いびつなチャートの危険性をブログで断言している方もいます。
まずは、右肩上がりの銘柄で売買を繰り返し、それに慣れながら自分に合った銘柄を選んでいきましょう。
スイングトレードで失敗しないために
これまでに、株投資ブログを参考にスイングトレードについてご説明してきました。
スイングトレードを始めるには、まずは余裕を持った運用資金の準備が必要で、トレードに専念できる環境作りが必要です。
また、トレードをしていく上での「ルール作りと徹底」は鉄則で、株投資で勝ち続けるためには最も重要と言っても過言ではないでしょう。
スイングトレードで少しでも稼げるように、是非今回の記事を参考にしてみてくださいね。